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産地の特徴を感じる、浅煎りコーヒーの専門店「BE WITH COFFEE」。

チョコレートまで“浅煎り”。浅煎りコーヒーの魅力をインタビュー。

新潟市北区に、浅煎りコーヒーの専門店があります。その名は「BE WITH COFFEE(ビーウィズコーヒー)」。あるキッカケでコーヒーの沼にハマってしまった、オーナーの河越さんが営むコーヒースタンドです。今回は浅煎りコーヒーの魅力や楽しみ方について、お話を聞いてきました。

 

BE WITH COFFEE

河越 隆行 Takayuki Kawagoe

1982年新潟市生まれ。2019年にオープンしたコーヒースタンド「BE WITH COFFEE」のオーナー。鍼灸師としての一面も。浅煎りコーヒーをこよなく愛し、県内外のカフェを訪れるのがライフワーク。

 

毎年恒例のあのイベントで、あの人たちに出会ったから。

――河越さんは、どんなキッカケでコーヒーに興味を持ちはじめたんですか?

河越さん:バレンタイン時期になると「新潟伊勢丹」で、チョコレートの祭典「ショコラモード」が開催されるじゃないですか。5~6年前だったかな。チョコレート目的でそのイベントを訪れたんです。そしたら会場に、新潟バリスタ協会がコーヒーを提供しているブースがあって、休憩がてら立ち寄ってみたんです。そこで二人のバリスタの方と出会いました。この出会いからいろいろと感化されて…。

 

――感化というと? とっても美味しいコーヒーを飲ませてもらったとか?

河越さん:コーヒーが美味しかったのはもちろんなんですけど、コーヒーにまつわる話や雑談がとにかく面白くて。「コーヒーの世界ってこんなに楽しいんだ」って思ったんです。それから新潟バリスタ協会について調べて、会員の方がやっているカフェを巡りはじめました。で、最終的にコーヒーの沼にどっぷりハマってしまったキッカケが、長岡のあるカフェの存在です。そこのコーヒーは今でも忘れない味わいで、コーヒー巡りに拍車がかかりました。

 

 

――コーヒー巡りは、どのくらいのペースで行っていたんですか?

河越さん:「ショコラモード」で出会ったバリスタのいるカフェには、多いと週6~7日。その他のカフェや喫茶店も常に探して、コーヒーのイベントや東京まで遠征することもありました。この時期は鍼灸師の資格を取得するために専門学校へ通っていたから、勉強と同時並行ですごく忙しかったですね。

 

――鍼灸師の資格? 河越さんって、コーヒー屋さんじゃないんですか?

河越さん:僕の父は鍼灸師をしていて、数年前に他界したんですけど、どこかで自分も鍼灸師にならなければという思いがあって。それで国際メディカル専門学校の鍼灸学科に入学たんです。でも正直、鍼灸師の仕事に就きたいけど、コーヒーの仕事も…って、どっちつかずで悩んでいました。「先にコーヒーを仕事にしよう」と思って、今に至っているんですけどね。

 

やらなければいけない。やりたい。どちらかを先に。

――先にコーヒーを仕事にしようと思ったのは、どんな考えがあったからなんですか?

河越さん:専門学校を卒業してからすぐ、あるカフェの店主に「コーヒーの仕事をしてみたい」と話したんです。それなら、ってことで、手伝いをさせてもらえることになったんですよ。そうしたら、コーヒーの仕事が段々と現実味を帯びてきて。鍼灸師は父がやっていたから、自分のなかでは「やらなければいけないこと」だけど、コーヒーの仕事は「やりたいこと」。まずはやりたいことからチャレンジすることにしたんです。

 

――そういうことだったんですね。それでオープンした「BE WITH COFFEE」は、どんなお店ですか?

河越さん:自分の好みもあるけれど、浅煎りコーヒーのみを提供しているコーヒースタンドです。というか、ほぼほぼコーヒーしかありません(笑)

 

 

――ほぼほぼコーヒー?

河越さん:浅煎りコーヒーとハイカカオのチョコレートが少々。このチョコレートも浅煎りのカカオを使用していて、「BE WITH COFFEE」のコーヒーと相性抜群です。それぞれの特徴を楽しんでもらえると思います。

 

――チョコレートまで浅煎りなんですね。そんなに浅煎りコーヒーって美味しいんですか?

河越さん:はい。浅煎りコーヒーって、産地の特徴が最も感じられる焙煎方法なんです。コーヒーは苦いイメージが先行しているけれど、甘さや酸味、香りがしっかりとそれぞれの個性として持っていて、果樹感だってあります。ちなみに「BE WITH COFFEE」では、個々の特徴をシンプルに感じてもらうために砂糖やミルクは置いていません。そのままの味わいを感じてもらえます。

 

浅煎りコーヒーの魅力。「BE WITH COFFEE」で感じてみて。

――どんな種類の浅煎りコーヒーがあるんですか?

河越さん:常時3~6種類の浅煎りコーヒーを用意しています。例えばアプリコットやスイカの香りが感じられる「コロンビア」、ドライオレンジやフルーツトマトの酸味が特徴の「ケニア」、シナモンやメロンのような豊潤さを持った「コスタリカ」。フルーツの酸味と香ばしい甘みのバランスが特徴の「オリジナルブレンド」は、基本のメニューです。

 

――フルーツの名前ばかりで、まるで紅茶みたいですね。

河越さん:そうですね。抽出した色合いも紅茶みたいに茶色だし、フルーツみたいな香りのするものばかりだから、紅茶に近いかもしれないですね。

 

 

――ホットかアイスは選べるんですか?

河越さん:もちろんです。ホットにした方が特徴を感じやすいものもあるけれど、お好みで抽出しています。ちなみにアイスだと、氷出しコーヒーもオススメです。挽いた粉の上に氷を乗せて、溶けるスピードでゆっくり抽出します。その後は熟成させれば完成。豊潤でブランデーみたいな味わいのコーヒーが楽しんでもらえます。

 

――氷出しコーヒーですか? 初めて聞きました。美味しそうですね。それでは最後に、これから「BE WITH COFFEE」をどんな存在にしていきたいかを教えてください。

河越さん:浅煎りコーヒーの専門店として、いろんな浅煎りコーヒーをたくさんの人たちに紹介していけたらと思います。「こんなコーヒーがあるんだ」「初めての味わいだ」「新しい飲み方に出会った」とか、ワクワクやドキドキ、そして新しい発見を提供していきたいです。

 

あって当たり前。それがコーヒーの存在。

「コーヒーは、どんな存在ですか?」と質問すると、「あって当たり前の存在。今はコーヒーが生活の中にないなんて考えられない」と河越さん。旅行に行けば、まず探すのは美味しいコーヒー屋さんなんだそうです。ところで鍼灸師の仕事はというと…今年中にコーヒースタンドと鍼灸師の二足の草鞋での活動を開始するそうです。もしかしたら、コーヒーを飲みながら施術をしてもらえるかもしれませんね。

 

 

 

 

BE WITH COFFEE

新潟県新潟市北区葛塚3246-2

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