地サイダーや野草茶が楽しめる
ビュー福島潟の「クイクイカフェ」

カフェ

2026.09.17

text by Kazuaki Yamazaki

いろいろな野鳥が生息する福島潟について学べる「ビュー福島潟」に、「クイクイカフェ」がという名のカフェがオープンしました。「クイクイ」というのは、オオヒシクイをモチーフにした「ビュー福島潟」の人気キャラクターです。カフェを任されている店長の土井さんに、福島潟を眺めることのできるカフェでお話を聞いてきました。

Interview

土井 一心太

Isshinta Doi(阿賀野屋)

1982年神奈川県生まれ。大学卒業後は学習塾で塾長を務め、結婚を機に阿賀野市へ移住する。新潟市の広告代理店を経て独立。2014年より「阿賀野屋」を立ち上げて地元の阿賀野市に寄り添った取り組みをはじめ、瓢湖の白鳥観察舎でカフェをオープン。2026年には「ビュー福島潟」で「クイクイカフェ」をオープンする。最近は野鳥の撮影にハマっている。

景色を眺めながら楽しめる、
福島潟をイメージしたドリンク。

――「クイクイカフェ」のオープンおめでとうございます。土井さんは「ビュー福島潟」の職員さんなんですか?

土井さん:僕は「阿賀野屋」を立ち上げて、阿賀野市を拠点に広告代理業やキャラクターグッズの企画、インディアンジュエリーの買取販売をやっているんです。平飼い養鶏場の傍らプリンや卵サンドをつくってもらっていたこともあります。

 

――どうして「ビュー福島潟」で「クイクイカフェ」をオープンすることになったんでしょう?

土井さん:瓢湖でのカフェ営業の経験を買われて、「ビュー福島潟」から声をかけていただいたんです。ここには以前もカフェがあったんですけど、少し前からお休みしたままになっていたので、カフェを復活させたいということでした。

 

――それで引き受けることになったんですね。

土井さん:それで、僕が瓢湖のカフェで培ったノウハウを提供して「クイクイカフェ」をお手伝いする代わりに、福島潟でおこなっている「レンジャーガイド」について学ばせていただくことになったんです。いずれは学んだことを生かして、瓢湖でも自然ガイドをはじめたいと思っています。

 

――「クイクイカフェ」は、どんなカフェなんですか?

土井さん:福島潟の景色を眺めながら楽しむのにぴったりな、ここでしか味わえないメニューを提供しています。

 

――へぇ〜、どんなメニューなのか教えてください。

土井さん:福島潟の名物になっている菜の花畑をイメージした「菜の花サイダー」があります。菜の花畑のような見た目はもちろん、甘さと酸味のバランスがいい爽やかな味わいをお楽しみいただけます。それから、福島潟の野草を使った「潟茶(がたちゃ)」もお楽しみいただけます。「ビュー福島潟」の野草に詳しいスタッフが監修して、2種類の野草を使ったお茶を提供しています。季節ごとに使う野草が変わるので、いろんな味を楽しんでいただきたいですね。

 

――フードメニューはあるんでしょうか?

土井さん:キッチンスペースが小さいし、ロスが出ないようにしなければならないので、現状はなかなか難しいんですよ。「クイクイカフェ」の成長に合わせて、ゆくゆくは提供できたらいいですね。

 

――「クイクイカフェ」の成長が楽しみです。

土井さん:いいスタッフが育ってきているので、カフェの伸び代は大いに感じています。みんなカフェをより良くするために自主的にアイデアを出して動いてくれるので、これからが楽しみですね。

 

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地元の阿賀野市を拠点にして、
キャラクターグッズを提案。

――土井さんは阿賀野市を拠点に活動していますけど、神奈川県のご出身なんですね。

土井さん:はい、結婚を機に妻の実家がある阿賀野市の水原地区へ移住してきました。自然豊かで子育てしやすい環境だと感じたからです。

 

――阿賀野市に来られる前は、どんなお仕事をされていたんですか?

土井さん:個別指導の学習塾で塾長を務めていました。本当は学校の先生になろうと思って教員免許も取ったんですけど、教育実習を経験したときに公務員には向いていないと感じたんです。学習塾では勉強を教えるよりも、生徒数を増やす営業職の方にやりがいを覚えました。

 

――阿賀野市へ移住してからは、どんなお仕事を?

土井さん:家族以外に知り合いもいないし地元の事情もわからなかったので、1年間はいろいろな職場を経験しました。その後は新潟市の広告代理店で営業をやって、そのおかげで新潟県内の道を覚えることができましたし、広告関係の人脈も増えました。でも東日本大震災をきっかけに独立することにしたんです。

 

――何かあったんでしょうか?

土井さん:家族に安否確認したくて電話をかけても、回線が混雑して連絡がつかなかったんです。当時は水原に家族以外の知り合いがいないことも不安だったので、家族の住む地元で仕事をしようと思って、3月に退職して4月に起業しました。

 

――短期間で起業したんですね。どんな事業をはじめたんでしょうか?

土井さん:地元に根ざした事業をはじめようと思ったので、阿賀野市をPRするためにご当地キャラクター「ごずっちょ」のグッズをつくったらどうかと、阿賀野市役所へ提案しました。そのときにご対応いただいた職員の方と意気投合して、市の仕事をいただけるようになったんです。

 

――それは良かったですね。

土井さん:行政の仕事で実績ができたことから、民間企業への営業もしやすくなりましたね。当時はまだ紙媒体が中心の時代でしたが、僕はノベルティグッズの提案をしていたんです。自分自身もグッズが好きだったので、モチベーションを維持することができました。今では県内だけではなく、県外のキャラクターグッズも手がけています。

 

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コーラ好きという武器を生かして
瓢湖にあるカフェのメニューを開発。

――瓢湖ではどんなカフェを運営しているんでしょうか?

土井さん:看板メニューの「スワンサイダー」をはじめ、季節に合わせた「さくらサイダー」「あやめサイダー」があります。僕は大のコーラ好きなので、ドリンクメニューの開発は楽しんでやっていますね。「スワンサイダー」は「越後ビール」さんに協力していただいて、缶サイダーとしても販売しているんですよ。

 

――「コーラ好き」というのは大きな武器になりますね(笑)。瓢湖で営業しているカフェの評判はいかがですか?

土井さん:「瓢湖が変わった」と言われるようになり、売り上げが伸びたんです。お客様に足を運んでいただくにはどうしたらいいのか、僕が今まで広告業でやってきたノウハウを全投入しました。

 

――これからやってみたいと考えていることはあるんでしょうか?

土井さん:瓢湖では外来種生物のライギョによる繁殖被害が問題になっているんです。そこで「ライギョバーガー」をつくって販売する提案をしています。ところがなかなか捕獲するのが大変で、頭を悩ませているところなんですよ。

 

――どんな味のハンバーガーなのか気になりますね(笑)

土井さん:あとは「福島潟」や「瓢湖」、「佐潟」「鳥屋野潟」と連携した企画をやってみたいですね。動植物が住みやすい環境を守って、人々にとっても憩いの場所になってくれたら嬉しいです。

 

クイクイカフェ

新潟市北区前新田493

025-387-1491

9:00-15:00

月曜休

※最新の情報や正確な位置情報等は公式のHPやSNS等からご確認ください。なお掲載から期間が空いた店舗等は移転・閉店の場合があります。また記事は諸事情により予告なく掲載を終了する場合もございます。予めご了承ください。

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