種類豊富な定食が気軽に味わえる
阿賀野市の「寿司・和食 春よし」
食べる
2026.09.29
寿司や和食のお店って、敷居が高くて入りにくいと感じませんか? そんなイメージを払拭し、気軽に立ち寄れるお店を目指しているのが、阿賀野市の安田エリアにある「寿司・和食 春よし(はるよし)」です。立派な池が眺められる小上がりで、田中さんからお話を聞いてきました。
田中 一嘉
KazuyoshiTanaka(寿司・和食 春よし)
1976年阿賀野市生まれ。東京や神奈川で寿司や和食、ふぐ料理の修業を積み、ハワイのホテルでも副料理長としての調理経験を持つ。2009年に阿賀野市へ戻り「寿司・和食 春よし」で働きはじめる。趣味はスキー、スノーボード、サーフィン。ワインも好き。
寿司や和食、ふぐ料理の店で修業し、
ハワイのホテルでも和食の調理を経験。
――お店のなかから立派な池が眺められるんですねぇ。
田中さん:親鸞越後七不思議のひとつ「三度栗(さんどぐり)」で有名な「焼栗山 孝順寺」の池なんです。以前は豪農で知られた斉藤家の邸宅や庭園でした。
――まるでお店の池みたいですね(笑)。こちらのお店はいつ創業したんですか?
田中さん:私が生まれた翌年の1977年に、叔父がやっていた「春よし」という店を受け継いで父が創業しました。2009年には店舗を拡張するついでに改装したので、私もそのタイミングで帰ってきて店に入りました。
――田中さんはもともと店を継ぐ意思はあったんですか?
田中さん:子どもの頃から店の手伝いをしてきたので、自然と継ぐものだという意識がありました。ただ、私は寿司よりも和食をやりたかったんです。
――それはどうして?
田中さん:料理をつくることが好きだったんです。だから東京の和食や寿司、ふぐ料理の店で修業することにしたんですよ。仕事には厳しいけど弟子から慕われている親方の元で、料理はもちろん、目配りや気配りを大切にした仕事を教わりました。
――いい親方に恵まれましたね。そのお店以外でも修業を積まれたんですか?
田中さん:その後はカウンターだけの和食店で修業して、お客様と向き合って料理を提供する楽しさを経験しました。いろいろな食材を使うことで知識も広がり、お客様に料理を提供する呼吸も学べました。その後はホテルに勤めました。
――ホテルですか?
田中さん:海外で経験を積むのは、ホテルに勤めるのが近道だったんです。イタリアのミラノへ行きたかったんですけど、ハワイのホテルで働くことになりました。現地では日本の食材が手に入りにくいこともあったので、地元にある食材に合わせて料理を考えることも多かったんです。その経験は今でも役に立っています。

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お客さんから「美味しかった」と
言ってもらうのが自分の仕事。
――田中さんが「寿司・和食 春よし」に入ってから、変化はあったんでしょうか?
田中さん:それまでは寿司屋だったんですけど、私が帰ってからは修業経験を生かして和食も提供する店になりました。食材も地元だけにこだわらず、全国から広く美味しいものを取り寄せるようにしています。
――食材へのこだわりを感じます。
田中さん:仕入れた食材に合わせて料理を考えるようにしているんです。いいスズキが手に入れば焼魚や刺身、ハモが手に入れば天ぷらとして提供しています。
――ふぐ料理のお店で修業していたということは、こちらのお店でも提供しているんですか?
田中さん:ご予約をいただければご用意しますよ。
――ふぐを調理するのに必要な免許を取るのって、大変だったんじゃないですか?
田中さん:食べられるふぐと食べられないふぐを分けたり、20分以内に食べられる部位と食べられない部位に分けた上で刺身を引く試験がありました。取るときは苦労しましたけど、おかげで皆様にふぐをお届けできるので取ってよかったですね。
――料理をつくる上で、心がけていることはあるんでしょうか?
田中さん:お客様から「美味しかった」という言葉をいただくのが、自分の仕事だと思って取り組むようにしています。ひとりひとりのお客様に向き合って、手を抜かず丁寧に料理をお届けしたいですね。


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敷居の高いイメージを取り払い、
気軽に立ち寄れる店を目指す。
――お寿司や和食の店とは思えないほど、ランチメニューがリーズナブルですね。
田中さん:寿司や和食の店は敷居が高いというイメージがあるので、ランチタイムには気軽に召し上がっていただけるような定食をご用意しています。
――品数も豊富ですね。
田中さん:ありがとうございます。これでも書けるだけしか載せていないので、載っていない料理も対応できることがあります。忙しくてバタバタしているときは難しいですけどね。あと魚を食べられないお客様やベジタリアンのお客様には、他の食材でおつくりすることも可能です。
――それは、ありがたい人も多いでしょうね。
田中さん:ホテルで働いていた経験が役に立っています。サミットがあるといろいろな国からお客様がいらっしゃいますので、それぞれの国に合わせた料理をつくっていたんです。ただ、食材の都合もあるので、事前にご予約いただけるとありがたいですね。
――どんなお客さんが来店されますか?
田中さん:平日はお向かいにあるJAや、近くの工業団地からランチを食べに来てくれます。お昼休みの時間は決まっているので、できるだけ早く提供するようにしています。週末はドライブやツーリングで遊びに来る方が多いですね。最近では海外のお客様も増えました。
――地元と市外、どちらのお客さんも来るんですね。
田中さん:はじめてのお客様には「来てよかった。また来るね」と言っていただけるよう、気持ちよく食事していただける環境づくりを心がけているんです。その一方では、地元に根ざした店を目指して、地域のイベントを盛り上げる手伝いもしています。来月も4日に開催される「上杉あがきた四武将まつり」に出店して、海苔巻きやわさび巻き、角煮カレーを販売する予定なんです。ぜひ遊びに来てください(笑)

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