宿泊者の朝食ビュッフェも提供する
ホテル内の「肴と米 うお福食堂」
食べる
2026.09.22
上越新幹線が停車するJR燕三条駅のそばに、ホテルのなかで営業する「肴と米 うお福食堂(うおふくしょくどう)」というお店があります。看板メニューは、ご飯の上に炭火焼の鯖が乗った「鯖めし」。落ち着いた雰囲気のお店にお邪魔して、店長の遠藤さんからお話を聞いてきました。
遠藤 肇
Hajime Endo(肴と米 うお福食堂)
1980年新潟市南区(旧白根市)生まれ。介護福祉の専門学校を卒業後、配送ドライバーを経て阿賀野市のレストラン・結婚式場の運営会社に入社しウエディングプランナーとして働く。2019年に独立してフリーとなるものの、ラーメン店でのアルバイトがメインに。2026年からは「肴と米 うお福食堂」で店長を務める。クラフトビールが好きで、県内外のイベントに参戦。ときどきスタッフとして手伝うことも。
思い出に残った結婚式がきっかけで
ウエディングプランナーとして独立。
――遠藤さんは今までどんなお仕事をされてきたんですか?
遠藤さん:配送ドライバーや飲食店スタッフ、ウエディングプランナーなどいろいろな仕事を経験してきました。
――ウエディングプランナーまでやっていたんですね。
遠藤さん:自分たちの結婚式を知り合いのプロデュース会社にお願いしたら、思い出に残る素晴らしい結婚式を挙げることができたんです。その経験から「人の思い出に残るような結婚式に関われる仕事をしたい」と思うようになって、阿賀野市にあるレストラン・結婚式場の運営会社に勤めました。
――結婚式場では具体的にはどんなお仕事を?
遠藤さん:見学に来たお客様のご案内から、結婚式のプランニング、ホールスタッフまですべてに関わっていました。最初に担当した結婚式がうまくいって、お客様からとても喜んでいただけたことが忘れられません。そのご夫婦とはその後も年賀状のやり取りを重ねたり、連絡を取り合ったりするお付き合いをさせていただいています。
――そのご夫婦にとっても、忘れられない思い出になったんでしょうね。
遠藤さん:そうだと嬉しいですね。ただ、やっているうちに、どんどんやってみたい結婚式が増えていったので、フリーのウエディングプランナーとして独立することにしたんですよ。
――やってみたい結婚式って?
遠藤さん:結婚式場のウエディングプランナーだと、どうしても会場が決まってしまうので、カジュアルなレストランや信濃川のほとり、海水浴場や海の家といった場所での、より自由なスタイルの結婚式を新郎新婦に提案したかったんです。「新潟まつり」の花火大会に合わせた結婚式を企画したこともありました。
――独立したのって2019年でしたよね。その後すぐに新型コロナ禍がはじまって、大変だったんじゃないですか?
遠藤さん:結婚式の自粛が続いて、仕事が減ってしまいましたね。そこで24時間営業のラーメン店で深夜シフトのアルバイトをはじめました。最初は減った仕事の穴埋めだったんですけど、でもだんだんとラーメン店のアルバイトがメインになってしまったんですよ。


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備長炭で焼き上げる「鯖めし」と
色鮮やかな「ねぎとろサーモン丼」。
――「肴と米 うお福食堂」で働きはじめたいきさつを教えてください。
遠藤さん:ラーメン店で深夜シフトのアルバイトを続けていくうちに、家族との生活にすれ違いが生まれるようになったんです。家族がみんな出かけた後に帰宅して、帰ってきたときには寝ているので、家族との時間が取れないようになっていました。そこで妻から相談されたこともあり、転職を決心したんです。
――ご家庭のことを考えて決断したんですね。転職先に「肴と米 うお福食堂」を選んだのは?
遠藤さん:今までいろいろな仕事をやってきたなかで、自分に合っているのは飲食店の接客だと思ったんです。お客様の喜ぶ姿や幸せそうな笑顔をリアルタイムで見ることができますから。自分がオススメした料理がお客様にハマったときは、格別に嬉しい気持ちになります。
――こちらのお店は「アパホテル」が営業しているんですか?
遠藤さん:よく間違われるんですけど、そうではないんです。背脂ラーメンで有名な「らーめん潤」グループが、新ジャンルに挑戦するためにはじめた店なんですよ。ホテルの宿泊客に向けた朝食ビュッフェを提供する他、一般の方にもランチを楽しんでいただける店として営業しています。
――どんなランチメニューを用意しているんでしょう?
遠藤さん:「鯖めし」と「ねぎとろサーモン丼」からお選びいただけます。どちらも食材の鮮度やクオリティを大切にしているメニューです。「鯖めし」は何といっても炭の香りと火力が魅力。 炭火でじっくり丁寧に焼くことで、しっとりふっくらした焼きサバになるんですよ。
――サバの臭みもないし、身がしっかりしていて美味しいです。「ねぎとろサーモン丼」はどんなメニューなんでしょう?
遠藤さん:ねぎとろの山を囲むサーモン、オクラ、とろろなどをまずは黄身醤油で召し上がっていただきます。そこへ、鯖めし同様に海鮮出汁と追いメシを投入。マグロのゴマ和えを乗っけて香りのいい青山椒をかけたら〆のお茶漬も楽しめます。


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グループ初のホテルの朝食事業を
しっかりと形にしていきたい。
――JR燕三条駅のそばとあって、県外からのお客さんが多いんでしょうか?
遠藤さん:そうだと思います。県外の方言が聞こえてきたり、新潟グルメの話題が聞こえてきたりしますから。
――接客サービスで心がけていることってあるんでしょうか?
遠藤さん:リラックスしながらお食事を楽しんでいただいて、「ここにまた来たい」と思っていただける場所でありたいと思っています。そのためにも、節度を保ちながらお客様とのコミュニケーションをとって、居心地よく過ごしていただけるよう心がけているんです。
――ホテルの朝食もこちらで用意しているんですよね。
遠藤さん:ご飯と味噌汁にこだわったビュッフェスタイルで、新潟タレカツやオリジナル海鮮丼を作れるコーナーもご用意しています。 朝食ご予約の宿泊のお客様優先となりますが、特に平日の時間帯によってはご予約なしで利用できますので、近隣からのお客様もみえます。
――他にも、今後やってみたいことはあるんでしょうか?
遠藤さん:僕はクラフトビールが好きなので、新潟のクラフトビールを店で提供できたらと思っています。新潟には日本酒以外に、美味しいクラフトビールもたくさんあるということを伝えていきたいです。


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