ROAST CAFÉ
岩﨑 利治 Toshiharu Iwasaki
1967年新潟市生まれ。東京の大学在籍中にカフェバーのアルバイトや趣味を通じて、コーヒーの知識や技術を身につける。2004年新潟市江南区に「ROAST CAFE」をオープン。2011年には同業者3人と共に「新潟バリスタ協会」を立ち上げる。
——「ROAST CAFÉ」ってカフェなんですか? それとも、コーヒー豆屋さんなんですか?
岩﨑さん:世界のコーヒー農園から届く高品質な生豆を自家焙煎して、コーヒー豆の販売もしているし、コーヒーとして抽出したものも提供しているから……焙煎コーヒー屋ですかね。
——つまり、岩﨑さんはロースターであって、バリスタでもあるんですね。何種類ぐらいのコーヒー豆を扱っているんですか?
岩﨑さん:「ROAST CAFÉ」の代表ブレンドで、甘味、酸味、苦味、香りのバランスが絶妙に整っている「ローストカフェ ハウスブレンド」をはじめとしたいろいろなブレンドや、世界のコーヒー農園から届いたスペシャルティコーヒー(シングルオリジン)、期間限定のコーヒー豆など、常時約25種類が並んでいます。
——そんなにたくさんの種類があるんですね。コーヒー豆選びに悩みそうですね……(笑)
岩﨑さん:そんな方のために、お店ではそれぞれのコーヒー豆をペーパードリップ、フレンチプレス、エスプレッソ、ダッチの4種類の淹れ方で提供しています。コーヒーのいろんな楽しみ方を体感してもらえるし、実際に飲んでもらうことで好みのコーヒー豆に出会えると思いますよ。
——コーヒー豆を選ぶときに、「ROAST CAFÉ」ではどんなアドバイスをしていますか?
岩﨑さん:コーヒー豆は産地や農園、品種によっていろんな味わいがあります。そして、その味わいの決め手になるのが焙煎です。焙煎度合いによってほんのりフルーティーだったり、深みやコクがあったり、同じコーヒー豆でもガラリと変化します。まずは好みを聞いて、全体のバランスを考えてコーヒー豆を選ぶお手伝いをしています。
——たくさんの選択肢の中から好みのコーヒーに出会えたら、それは運命なんでしょうね。
岩﨑さん:淹れ方も含めたら、かなりのバリエーションになりますね。そのたくさんの可能性の中からぜひ自分好みのコーヒーに出会ってもらいたいので、「ROAST CAFÉ」では出会いの場を提供している、という感覚です。
——気に入ったコーヒーとの出会いを探す、ってことですね。
岩﨑さん:ですね。それを探す過程はまた新たなコーヒーとの出会いや発見につながりますし、好みを見直す機会にもなります。そしてコーヒーに触れる機会が増えれば、コーヒーライフがもっと豊かになると思います。
¥1,410
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