新潟が生んだアイドルグループ「Negicco」と「RYUTist」。そのふたつの事務所が合同でオーディションを行い、新たに誕生した注目のアイドルグループが「courtesea(コーテシー)」です。昨年のデビューから1年が経ち、6thシングル「イッキュウサン」のリリースを発表した彼女たちを、ライブ終わりに直撃しました。
courtesea
「Negicco」が所属する「EHクリエイターズ」と「RYUTist」が所属する「柳都(りゅうと)アーティストファーム」の合同会社「DRAWAPPS(ドローアップ)」による共同オーディションで選ばれたアイドルグループ。リーダーのワカナ(17歳)をはじめ、レミ(15歳)、マリン(14歳)、ユイ(12歳)、ミア(14歳)からなる5人組。月2回開催する定期ライブの他、イベントステージやローカルFM局のラジオ番組出演などで活躍中。
——今日はお疲れ様でした。とっても楽しいライブでしたよ。早速ですけど、それぞれ「courtesea」のオーデションを受けた理由を教えてください。
ワカナ:小さい頃からアイドルやタレントになりたかったんです。地元で活躍しているNegiccoさんやRYUTistさんにも憧れていて、「新潟アーティストスクール」で歌やダンスのレッスンを受けていました。
ユイ:私も小さい頃から歌やダンスが好きだったので、みんなの前でパフォーマンスしてみたいと思って応募しました。
レミ:女優やモデルに憧れていて、ファッション雑誌やアパレルショップのモデルオーディションを受けていたんですけど、なかなか合格できなかったんです。でも「courtesea」のオーディションでようやく合格することができました。
ミア:大好きな新潟を、自分の得意なダンスで盛り上げられたらいいなと思って受けました。
マリン:私も小さい頃からアイドルに憧れていたんです。4人グループのアイドルグループを妄想しながら、自作の曲を歌ったり踊ったりしていました。家のなかでは物足りなくって、外に出かけて行って披露したりしていたんですよ。
——屋外で自作の曲を……すごい度胸ですね(笑)。皆さん、オーディションでは緊張しました?
マリン:とにかく審査員の皆さんの目が怖かったです(笑)
ワカナ:それまで続けてきた歌やダンスの難しさを、改めて思い知りました。不安に押し潰されそうになったけど、オーディションを通して仲良くなったみんなと励まし合って頑張りましたね。
レミ:私はレッスンについていけなかったので、辞退することも考えました。でもみんなと仲良くなっていくにつれて、次第に楽しくなっていったんです。
ミア:不安もあったけど、みんなと仲良くなれたことでオーディションが終わってほしくないほど楽しかったです。
ユイ:私より年上の子が多かったんですけど、みんな優しくしてくれたおかげで不安はなくなり「アイドルになりたい」という気持ちが強くなりました。オーディションが終わって、せっかく仲良くなった子たちと別れるのは辛かったです。
——そんなオーディションに合格したときはどう感じました?
レミ:なかなか実感がわかなくて「あー夢かー」って思いながら家に帰ったら、お祝いの花束がありました(笑)
ワカナ:名前を呼ばれたのがいちばん最後だったので、ずっとドキドキしていました。合格して名前を呼ばれたときは嬉しかったんですけど、ここが終わりじゃなくてスタートだと気を引き締めました。
マリン:逆に私はいちばんに名前を呼ばれたのでびっくりしました(笑)
ユイ:合格発表の後すぐにCDデビューの発表があったので、自分にできるのか不安になっちゃいました。
ミア:驚きと緊張でよく覚えていないんですけど、合格後に5人で会見を受けたことは覚えています。テレビでよく見るような光景のなかに自分がいるのは不思議でした。
——「courtesea」として活動をはじめて1年が経ちましたけど、今まででいちばん大変だった思い出はありますか?
レミ:デビューライブが終わってすぐに、24時間テレビの万代会場に駆けつけてステージをやったときは、あまりにハードスケジュールで大変でした。
ユイ:そのデビューライブは満員だったんですけど、だんだんお客様の数が減ってきているので、定期ライブに足を運んでいただけるようアピールに力を入れていきたいです。
ワカナ:デビューしてしばらくはコロナ禍で声を出すことができなかったので、お客様が楽しんでくれているのかわからず不安だったんです。でも状況が落ち着いて声出しが解禁になると、コールが聴けるようになって盛り上がりを感じることができました。
マリン:1周年ライブを終えたのを機に、月1回だった定期ライブが月2回に増えたんですけど、ダンスのレッスンは週に1回しかないので振り入れに手こずっています。
ミア:私は中学3年生なので、高校受験を控えているんです。だから学業との両立がちょっと大変ですね。でもアイドル活動との両立をはじめたら何故か学業の成績が伸びるようになって、先日国語のテストで100点を取ったんですよ。ひとつのことを頑張ると、他のことも頑張れるようになるのかなって思いました。
——それぞれ大変なことはあるんですね。でも、それ以上に嬉しいことや楽しいことの方が多いんじゃないですか?
マリン:私は小さいときから妄想のアイドルグループでライブごっこをしていたので、メンバーと一緒に本物のお客様の前でパフォーマンスできることが嬉しいです。特に自分のイメージカラーに光るペンライトや名前の書かれたうちわを見ると、テンションが上がりますね。
ミア:いろいろなイベントに出演したとき、美味しいものを食べられることが嬉しいです。楽屋で食べるお弁当も美味しくて幸せですね。
ワカナ:小さい頃から見てきた「古町どんどん」のステージに出演することができたのは嬉しかったです。
レミ:私も「古町どんどん」で憧れていたNegiccoさん、RYUTistさんと同じステージに立つことができて感動しました。
ユイ:テレビで観ていた方々とお会いする度に不思議な気持になります。なすなかにしさん、NGT48さん、イケメン四銃士さんにお会いしたときは嬉しかったですね。
レミ:イケメン四銃士さんはいい匂いがした(笑)
ワカナ:いつかは私たちが憧れていただけるような存在になれたらいいなと思いますね。
——今まで活動してきたなかで、今後の課題があったら教えてください。
ワカナ:得意な歌に力を入れて、高音の伸びやハモりをスキルアップさせたいです。
マリン:私も歌のスキルを上げようと思います。音をとることや高音を歌うことが苦手なので、克服できるようにしたいです。
ミア:小さい頃から劇団で演技をしてきてミュージカルの発声が癖になっているので、まずはその癖を直したいです。あと高音パートをいただくことが多いので、綺麗な高音が出せるようになりたいですね。
レミ:得意なのはヒップホップなので、それ以外のダンスを頑張りたいです。今までは裏声で歌うことが普通だと思ってきたので、発声を一からしっかりと学びたいと思います。
ユイ:私はK-POPが好きなので、憧れのTWICE(トゥワイス)さんみたいに歌って踊れるよう、レッスンをしっかり頑張りたいと思っています。
——まだ活動をはじめて1年ちょっとしか経っていませんけど、いつかアイドルとして叶えたい夢があったら教えてください。
ユイ:まだまだ知名度が低いので、たくさんの方々に「courtesea」を知っていただきたいですね。あとイヤモニやヘッドセットをつけた姿にも憧れています(笑)。いつかはファッションモデルとしてランウェイを歩いてみたいですね。
ワカナ:ラーメン? ……ああ、ランウェイか(笑)。私は新潟県民会館で観たNegiccoさんのライブに圧倒されてとても印象に残っているので、いつかは「courtesea」で新潟県民会館を満員にできたらいいなと思っています。
マリン:ずっと憧れているのがライブでトロッコに乗ることです(笑)。大スクリーンに顔が映るようなライブも憧れます。いつかは自分でステージのディレクションができるようになるのが夢です。
レミ:小学生の頃にサッカーをやっていたこともあって、私は全国高校サッカー選手権の応援マネージャーになることが夢なんです。小学5年生のときから、ダルマに片目を入れて祈願しているほどの夢なんですよ。
ミア:私は地元三条市の観光PR大使になるのが夢です。他にも360°ステージでパフォーマンスしたり、舞台劇も演じたりしたいと思っています。この5人で10年後も20年後もアイドル活動を続けていけたらいいですね。
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