秋葉区新津本町にある「韓国こども服 prinprin(プリンプリン)」。店内に入ると「かわいい!」と思わず声が出てしまうようなアイテムがたくさん揃っています。今回はオーナーの酒井さんにいろいろとお話を聞いてきました。
prinprin
酒井 直美 Naomi Sakai
五泉市生まれ。東京の専門学校を卒業後、保育士として働く。育児期間を経て30歳で新潟に帰郷。保育士や病院スタッフとして働いた後、2019年に韓国に留学。2121年、東区で「韓国こども服 prinprin」をはじめる。2022年に新津本町に移転。
——「prinprin」さんは、去年移転リニューアルにされたそうですね。
酒井さん:以前は、東区の自宅兼店舗で営業をしていました。移転しようか迷っているとき、新津の商店街を生き返らせようと頑張っている方からお誘いいただき、こちらに移ってきたんです。
——どうして子ども服のお店をはじめようと思われたんでしょう?
酒井さん:数年前、子どもたちから「これからはオカンの好きなことしたらどう?」と言われたのがきっかけです。もう20年前からなんですけど、私、韓国にすごくハマっていて。「韓国の人と喋りたい」ってずっと思っていたので、思い切って会社を辞めて、2019年に韓国に語学留学しました。そこで韓国ファッションの魅力を知って、日本で韓国のお洋服を販売する仕事をしようと思ったんです。
——それで、日本に戻られてから「prinprin」さんをはじめたわけですね。
酒井さん:留学した時点で「好きなことをして新しい人生を歩むぞ」と思っていましたし、いろいろな国の人と関わることで世界観が変わったんですね。もうあくせく働かなくてもいいんじゃないかなって思いもありました。
——お店は営業していない時期もあるそうですが。
酒井さん:年に2回、新シーズンのアイテムが出るタイミングで、仕入れも兼ねて1ヶ月ほど韓国で仕事をしています。その間はお店を閉めて、ネット販売のみの営業としているんです。販売にはいろいろノウハウがありますが、詳細は秘密です(笑)
——お望みだった韓国との行き来を楽しんでいらっしゃいますか?
酒井さん:それが韓国にいる間も仕事が忙しくて、あまり満喫できていないんです(苦笑)。趣味ではじめたのに、こんなに盛況になるなんて予想外でした。
——嬉しい悲鳴ですね。
酒井さん:韓国ファッションはオンライン販売がメインなので、実店舗は珍しいんですね。「新潟に韓国の子ども服を置いている店がある」って、ありがたいことに県外からもお越しいただいています。
——出産祝いにぴったりのベビー服もありますね。どれくらいのサイズまでご用意がありますか?
酒井さん:小学3、4年生くらいまでですかね。日本サイズで130までの取り扱いです。日本ではお子さんの成長を見越して大きめのお洋服を購入されることが多いと思いますが、韓国のお洋服はもともと大きめに作られているので、ジャストサイズで大丈夫ですよ。
——どんな視点で扱うお洋服を選んでいるんでしょう?
酒井さん:日本の皆さんの好みに合うかわいいものです。もともと保育士をしていたので、パパ、ママの好みが分かるんです。韓国のお洋服ってすごく質が高くて世界的にも注目されているんですよ。現地のメーカーさんいわく、日本では百貨店で扱うようなレベルの生地が使われているそうです。
——大好きな韓国が今のお仕事につながっているなんて素敵ですね。
酒井さん:韓国で出会った皆さんに感謝ですね。「第二の人生」なんて意気込んでいた通りに、まったく新しい道へ進むことができました。毎日すごく充実しています。
——さて最後に、これから考えている新展開があれば教えてください。
酒井さん:理想としては、もう少し韓国に行く機会を増やしたくて。その間も実店舗を開けていたいんです。それが叶うように、お店をお任せできる方との出会いがあるといいなと思っています。それともうひとつ、秋には「prinprin」のオリジナル商品、人気メーカーさんとコラボしたレギンスの販売する予定です。今後は「prinprin」ブランドのアイテムをもっとお届けしたいですね。
韓国こども服 prinprin
秋葉区新津本町2-6-29
TEL 0250-47-3101