新潟市西堀通4番町「台湾キレイ茶芸大使館」のお隣に昨年新しくできた「カフェバー えいす」。100年以上前の古民家をリノベーションしてできたこちらのお店は、ほとんど古き時代の面影を残した状態で改装されていて、すごーくインスタ映えしそうな空間です。「カフェバー えいす」を立ち上げた代表の伊東さんに、いろいろとお話を聞いてきました。
カフェバー えいす
伊東 愛香 Ito Aika
1996年長岡市生まれ。カフェバー えいす代表。調理の専門学校を卒業後、同専門学校で調理助手として働き、その後、開業。
――こちらのお店はいつオープンされたんですか?
伊東さん:2020年10月にオープンしました。
――伊東さんはそれまではどんなことを?
伊東さん:ここをオープンするまでは、3年間、調理師の専門学校で調理助手をやっていました。「いずれは、自分たちのお店を持ちたいね」って旦那と話をしていて。昨年の5月くらいですね、色々なタイミングはあったんですけど「じゃあお店を2人でやろうか」ってことになったんです。
――まず目をひくのはやっぱりこの建物ですけど、この物件はどうやって?
伊東さん:もともと、旦那が長年、飲食店で働いていたこともあって、バーありきで、お酒にあう食べ物を出せるお店にしたかったんです。それで雰囲気がよくて、調理スペースがある物件を探すところから始めたんです。でも、条件に合う物件がなかなか見つからなくて。そしたらちょうど、知り合いの方からこの物件を紹介されて、見た瞬間に「ここだ!」って思って。それですぐに契約した感じでした。
――すごーく雰囲気がありますよね。
伊東さん:ありがとうございます。明治時代に建てたられたみたいで、築100年以上の古民家なんです。
――築100年ってすごい……。
伊東さん:いまだに当時の面影を感じますよね。私たちのイメージやアイディアを加えながら内装屋さんと一緒にリノベーションをお願いしたんですけど、この雰囲気がよかったので、外装も内装もほとんどそのままで、当時の面影を大切にして作りました。
――囲炉裏とか玄関口とか、すごく歴史を感じます。この雰囲気でお酒やお料理が楽しめるって、なんか贅沢ですね。
伊東さん:雰囲気としてはすごく、私たちのやりたかった方向性とマッチしているんですけど、お客さんからは「高級なお店だと思ってた」って言われて(笑)
――たしかに、「ちょっと高級なお店なのかな?」って思っていました。
伊東さん:そこらへんは、私たちの発信の仕方も頑張らないといけない部分なんですけど。目指しているのは、皆さんが気軽に楽しんでもらえるなので(笑)。メニューを見てもらっても分かると思いますけど、価格設定も高いものをそろえているって感じではないんですよ(笑)
――あっ、本当だ。すごくお手頃な感じだ。これなら、誰でも気軽に楽しめますね。
伊東さん:そうなんです。この上古町は若い人が多くなってきている、ってこともあって、学生の人にも気軽に楽しんでもらえるカフェバーを目指しています。
――なるほど。この雰囲気、若い人にとってはSNSにアップしたくなる映えポイントですよね。
伊東さん:雰囲気はかなりあると思うので、ぜひ、って思ってます(笑)。あとは、女性のお客さんも喜んでもらえればと思って、パフェもメニューにありますし。お酒を飲みながら、カフェ気分でも楽しんでもらえればと思っています。
――ちなみに、この古町のエリアで出店した理由とかはあるんですか?
伊東さん:もともと、旦那がこの上古町エリアでバーをやっていたってこともあったんですけど、やっぱり上古町エリアを盛上げたいって思いもあって。今、またこのエリアに服屋さんとか増えてきていて、若い人たちが集まってきている流れの中で、夜も楽しんでもらえる場所として使ってもらえたら嬉しいなって思います。すごくいい人たちが多いので、一緒に上古町を盛上げられる、そんなお店を目指して行きたいと思っています。
――最後になりますが、今後の目標を教えてください。
伊東さん:先ほどもお話に出たんですけど、皆さんが気軽に楽しんでもらえることをもっと発信していければなと(笑)。あとは、今はできていないんですけど、お昼のランチ営業もスタートさせようと考えています。
カフェバー えいす
新潟県新潟市中央区東堀通4番町453
025-201-7440
18:00-25:00
月曜定休日(祝日・祝前日の場合は営業)