人情横丁に登場した、卵にこだわるプリン専門店「ゴリラプリン」。
食べる
2023.06.20
Thingsで度々取材におじゃましている本町通の「にいがた人情横丁」。その一角に「ゴリラプリン」という名のプリン専門店が先月オープンしました。あまりにインパクトのある店名にためらいながらお店を覗いてみたら、迎えてくれたのは……まさかのゴリラでした。


ゴリラプリン
天野 徳之 Noriyuki Amano
1985年新潟市秋葉区生まれ。海鮮居酒屋、肉料理専門店、フレンチレストランなどで経験を積み、2021年に生ハム料理専門店をオープン。2023年5月に本町通の「にいがた人情横丁」で「ゴリラプリン」をはじめる。興味のあることはとことん突き詰めて動く行動派。
オーナーらしきゴリラが、プリン専門店をはじめたわけ。
——あの……人間なんですよね?
天野さん:本当は「ゴリラです」って言いたいんですけど、人間です。お店では遊び心を大切にしたいので、この姿で失礼します。
——う〜ん、そうですか……やりにくい(笑)。でも、どうしてゴリラなんですか?
天野さん:あんまり意味はないんです。協力してくれている先輩たちと店名を考えていたところ、たまたまゴリラに似ている先輩がいたので「『ゴリラプリン』でよくね?」ってことになっちゃったんです。インパクトがあって面白がってもらえれば、なんでもよかったんですよ(笑)
——実は深い意味があるのかと思って期待したのに……(笑)。この店名に対して、まわりの反応はいかがですか?
天野さん:通りがかりの女子高生が「ゴリラプリン」と書かれた看板に反応して大ウケしているのを見て、心のなかで「よっしゃっ!」ってガッツポーズしました。お客様からは「プリンにゴリラエキスが入っているの?」って聞かれたこともありましたけど、「ゴリラエキスって何?」って思いましたよ(笑)

——さすがに興味を持つ人が多いようですね。プリンの専門店をやろうと思ったのはどうしてなんでしょうか。
天野さん:養鶏業をやっている先輩が何人かいるんです。みんなこだわりを持って取り組んでいて、とても質の高い卵を生産しているので、それを使って美味しいプリンを作りたいと思ったのがきっかけですね。

個性的な卵を使った、卵を味わうプリン。
——こちらのお店ではどんなプリンが楽しめるんですか?
天野さん:店内飲食とテイクアウトでプリンを楽しんでいただけます。テイクアウトには3種類のプリンがあるんですが、すべて同じレシピで作られたもので、材料も卵、乳、砂糖しか使っていません。
——それじゃあ、3種類の違いはどこにあるんでしょうか。
天野さん:使っている卵が違います。「基本のプリン」はどこでも手に入る卵を使ったリーズナブルなプリンです。「平飼い卵のプリン」に使っているのは秋葉区の養鶏場で平飼いによって育てられた鶏の卵で、濃い卵黄としっかりした卵白が特徴です。「平飼い赤鷄あずさの卵のプリン」に使っているのは、猟友会の先輩が五頭山の麓で綺麗な湧き水と天然飼料にこだわって育てた平飼い赤鷄の卵です。食物アレルギーへの配慮からコーンを与えていないので、黄身が白っぽいのが特徴なんです。ぜひ3種類を食べ比べてみてほしいですね。並べてもらうとプリンの色の違いがわかりますよ。

——「卵で食べるプリン」っていう感じですね。お店で食べられるプリンにはどんなものがあるんでしょうか。
天野さん:「プラリネのプリン」が人気ですね。プラリネをトッピングして、その上からカラメルソースをたっぷりかけたプリンです。プリンもカラメルソースも甘さ控えめで、ソースはほろ苦い「大人の味」になっているので、飽きることなく食べることができるんです。お子様用の甘いカラメルソースもご用意していますので、ご注文時にお申し付けいただければ対応いたします。

——プリンを作るときって、どんなことに気をつけていますか?
天野さん:使っている卵の美味しさが引き立つように気を使っています。蒸さずに焼いて水分を飛ばしているんですが、オーブンで焼く際はムラができないように気をつけています。今でもプリンを作りながら、日々ブラッシュアップしているんですよ。
——これから作ってみたいプリンってあるんですか?
天野さん:新潟県産の食材にこだわったプリンを作っていきたいですね。まだお店をスタートしたばかりなので、オペレーションが整ってきたらメニューも増やしていきたいと思っています。

憧れていた「にいがた人情横丁」でお店をはじめてみて思うこと。
——どうして人情横丁でお店をはじめることにしたんでしょうか。
天野さん:もともと僕は人情横丁のゆったりした雰囲気が好きで、いつかお店をやってみたいと憧れていたんです。1年以上前から応募していて、このたび空きが出たのでお店をオープンすることができました。
——人情横丁は念願の地だったわけですね。お店を改装するにあたって、こだわったことはありますか?
天野さん:誰でも入りやすくて、清潔感のあるお店にしたかったですね。あとは遊び心があって、ご来店くださったお客様に楽しんでいただけたらいいなと思いました。協力してくれた先輩たちが遊びで貼ったシールがあちこちにあります(笑)
——憧れだった人情横丁で実際にお店をはじめてみて、感じたことはありますか?
天野さん:想像以上にお客様との距離感が近いことですね。昭和のまま時代が止まっているような……。

——具体的にはどういうところでしょうか?
天野さん:オープン前にお店のセッティグをするために、シャッターを半分閉めたままプリンを並べて配置を考えていたんですよ。そうしたらお客様がどんどん入ってきて、プリンを買っていっちゃうんです。それでオープン前なのにプリンが完売しちゃうっていうね……(笑)
——(笑)
天野さん:スプーンや包装はいらないって言ってくれたり、お願いしなくても瓶を返しに来てくれたりしますし、近所のお客様はお盆を持って店内飲食用メニューを買いに来て、食べ終わったらまた食器を返しに来てくれるんです。本当に「人情横丁」だなぁって思いますね。僕の体質に合っていて、とても過ごしやすいですね。

【閉店】ゴリラプリン
新潟市中央区本町通6番町 人情横丁内
Advertisement
関連記事
食べる
珍しい日本酒と美味しいケーキが楽しめる、駅前の「SAKE恋JAPAN」。
2021.07.08
食べる
新潟県産素材にこだわるラーメンを提供する新店「麺や 鈴音」。
2025.07.01
食べる
30種類のドーナツが並ぶ人気店「FOFO donut OWL the Bakery」。
2024.05.05
食べる
館内にカフェをオープンした、うさぎ尽くしの「光兎の宿 あらかわ荘」。
2023.10.26
食べる
割烹や居酒屋で経験を積んだ店主が作る、お惣菜やお弁当の店「ohka’s」。
2024.01.26
食べる
猫のカレー屋がコンセプト。沼垂にオープンした「koharu CURRY」。
2022.07.22
新しい記事
買う
燕の地酒を新たに生み出した
老舗酒店「タカバタケCHAYA」
2026.10.15
その他
「asian relaxation villa 三条店」の
ふたりに聞く、癒しの仕事とお店。
PR | 2026.10.14
食べる
村上牛のハンバーグが味わえる
食堂のような「Daily Dish MARILYN」
2026.10.13
カルチャー
いつものビールが、ちょっと違う。
「ビアバーさとう」で楽しむ一杯。
2026.10.12
その他
知らずにいた自分たちを結婚式に。
ウェディングプロデュース「TOUR」
2026.10.11
食べる
自分たちらしく、つないでいく。
「水ト川ノとうふや」の石川さん。
2026.10.10


