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新潟愛溢れる歯医者さんの卵「第13代にいがた観光親善大使 高橋まりあ」。

旅行やイベントがままならないコロナ禍でも、新潟市の観光PRに奮闘している「にいがた観光親善大使」。13代目として半年間活動してきた彼女たちの素顔を、これから3ヵ月にわたっておひとりずつ紹介していきたいと思います。ひとりめは歯医者さんを目指す大学生・高橋まりあさんです。

 

 

第13代にいがた観光親善大使

高橋 まりあ Maria Takahashi

2002年東京都生まれ。幼い頃に新潟市へ移住。歯科医師を目指して大学で勉強するかたわら、2022年10月より「第13代にいがた観光親善大使」のひとりとして新潟市の観光PR活動をはじめる。スポーツが好きで高校生の頃から空手を続けている。

 

悔しかったデビューイベントの思い出。

——高橋さんは2002年のお生まれなんですね。「Things」の最年少記録を塗り替えたかもしれません(笑)

高橋さん:ありがとうございます(笑)。本日はよろしくお願いいたします。

 

——早速ですが、高橋さんはどうして「にいがた観光親善大使」になりたいと思ったんですか?

高橋さん:大学の先輩がやっていたのを見て「にいがた観光親善大使」の活動を知りました。私も新潟市が大好きだったので「県内外の人たちに、自分の言葉で新潟市の魅力を伝えられたら楽しいじゃん!」って思ったんです。

 

 

——今は大学に通っていらっしゃるんですね。

高橋さん:歯科医師を目指して大学で勉強しています。将来は地域に根ざした歯科医師になりたいので、新潟市のことをもっと知っておきたいという思いもありました。

 

——なるほど。ところで「にいがた観光親善大使」は、どのようにして選ばれるんですか?

高橋さん:審査会がありまして、そこで新潟市への思いを語ったり、特技を披露したりするんです。私は高校時代からやっている空手の演技を特技として披露しました。審査員の方々は「どれだけ新潟愛が強いのか」をご覧になっていたように思います。最終的に51名のなかから3名が選ばれました。

 

——それは緊張したでしょうね。観光大使としての活動は、いつからスタートしたんですか?

高橋さん:私たち第13代の任期は昨年の10月からはじまりました。でも、その前から新潟市長や協賛企業様への挨拶回りがはじまっていましたね。ちょうどその頃に大学のテストが重なってしまったので、挨拶回りから帰ったら勉強をして翌日にテストを受け、また挨拶回りに出かけて……というような、ハードな一週間でした(笑)

 

——それは大変でしたね……。高橋さんが最初に参加したのは、どんなイベントだったんですか?

高橋さん:東京で2日間にわたって開催された物産展でした。観光案内ブースやPRステージで新潟の紹介をするんです。新潟市というよりも新潟県全般の紹介だったので、事前に新潟県のことも勉強しておいたんですけど、1日目はお客様から聞かれたことにほとんど答えることができなかったんです。それが悔しくて、宿泊したホテルで猛勉強して2日目に臨みました。それ以来、イベントの前にはたくさん勉強する習慣がつきましたね。

 

 

——笑顔で立っていればいいというお仕事ではないんですね。今までで印象に残っているイベントはありますか?

高橋さん:「フードメッセinにいがた2022」の「6次化大賞」で表彰状の介添え役をさせていただいたんです。そのときに、フードロスや環境問題へのいろいろな取り組みがあることを知り、今まで知らなかった世界を学ばせていただきました。大使のお仕事には大変なこともありますが、学ばせていただけることも多いので、楽しみながら活動しています。

 

——でもコロナ禍での活動では、参加できるイベントも少ないんじゃないですか?

高橋さん:その分「旅のしおり」という観光情報サイトで、新潟市内の観光スポットやお店の紹介をさせていただいています。イベント開催も最近は増えてきていますが、マスク越しの活動になってしまうので、確かにコミュニケーションが難しいところはありますね。ステージで話すときは皆さまが聞き取りやすいよう、声の高さやボリュームをワントーン上げて話しています。ただ、お客様とお話しするときもマスク越しだと表情がわかりにくくて、笑顔でお話ししたいのに、お互いにそれが見られないのは悲しいですね。

 

観光親善大使は、歯科医志望の空手女子。

——今度はプライベートについてもちょっぴりお聞きします。聞き間違いじゃなければ、審査会で空手の演技を披露したと……。

高橋さん:聞き間違いじゃありません(笑)。私は昔から自分の考えをはっきり言うことが苦手だったので、そういうところを変えたいと思っていました。高校の部活動紹介で空手部の皆さんの活気ある姿を見たときに、空手をやっている妹の姿と重なったんです。妹は私と正反対の凛としたタイプなんですが、それは空手をやっているからなのかもしれないと思ったので、私もはじめてみました。

 

——武道をやっているのは意外でした。空手をはじめてみて自分を変えることはできましたか?

高橋さん:あっという間に殻が破れた感じでしたね。大きな声で返事をしたり、礼儀を学んだりしたことで、人間としてたくさん成長させていただきました。「にいがた観光親善大使」の宣材写真を撮影する前日にもお稽古があったんですが、ポージングの役に立ったかもしれません(笑)

 

 

——ところで、歯医者さんになりたいと思ったのはどうしてなんですか?

高橋さん:人々が健康に暮らせるお手伝いができるような仕事をしたかったんです。歯は健康と直結している大切な部分ですし、私自身も幼い頃から歯を大切にしてきたので、歯科医師になって歯の大切さを伝えていきたいと思うようになりました。

 

——将来はどんな歯医者さんになりたいですか?

高橋さん:地域に根ざした歯科医師になれたらいいなと思っています。特に歯科医院に行くのが困難な地域に出張する「訪問歯科」に興味があるんです。皆さんがいつまでも健康な歯のまま、新潟の美味しいお米を食べられたらいいですよね。

 

 

——素敵な歯医者さんになれるよう応援しています。最後に高橋さんがイチ推しする、新潟市の観光スポットを教えてください。

高橋さん:西蒲区にある「上堰潟公園(うわせきがたこうえん)」ですね。春は桜や菜の花、夏はひまわり、秋はコスモスと、ひとつのスポットで1年中いろんな自然風景を楽しむことができます。家族とよく訪れる、個人的に思い出の多いスポットでもあるんです。

 

 

 

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