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野菜の魅力を伝える「ベジらぼCOCONO」のフルーツサンドやスムージー。

新潟市東区に、素材にこだわったフルーツサンドとスムージーを楽しめる「ベジらぼCOCONO」という新しいお店がオープンしました。ベジらぼ、というからには、きっと野菜にこだわったお店なのでしょう。気になって早速取材に赴き、スタッフの白井さんからいろいろとお話を聞いてきました。

 

 

ベジらぼCOCONO

白井 奈楠 Nana Shirai

1994年新潟市江南区生まれ。スーパーの青果部門で7年間働いた後、テクノスクールでWEBデザインやマーケティングを学ぶ。2022年にオープンした「ベジらぼCOCONO」で、アルバイトとして働きはじめる。シルバーアクセサリーをハンドメイドしていて、いつか作家デビューするのが夢。

 

野菜直売所を目指してはじまったお店。

——今日はオーナーさんに代わって白井さんにいろいろお話をお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。

白井さん:私でよければ、よろしくお願いします。

 

——まずは「ベジらぼCOCONO」をオープンしたいきさつを教えてください。

白井さん:まず、このお店のオーナーが多忙な生活を送るなかで健康を意識するようになって、運動や食事の大切さを考えるようになったのがそもそものはじまりです。特に野菜を摂ることの重要性に気がついて、生産者に目を向けるようになったんです。でもそうすると、農業が抱えるいろいろな問題点が見えてきたんですね。そこで、多くの人たちにもっと野菜への関心を持ってもらいたいという思いから、このお店をはじめることにしたのだそうです。

 

 

——フルーツサンドやスムージーを扱うことにしたのはどうしてなんですか?

白井さん:フードロスの削減や、オーガニックに対応できる商品を考えたときに、フルーツサンドやスムージーがいちばん適していたんですね。ただ、オーナーはもともと野菜直売所をやりたかったそうなんです。

 

——野菜直売所?

白井さん:ほとんどの野菜直売所って、倉庫のような店舗で殺風景なところが多いので、もっと居心地のいいカフェのような空間にすれば、若い世代も利用しやすいんじゃないかと考えたんですよ。今はフルーツサンドやスムージーといったスイーツの割合を多くしていますが、ゆくゆくは野菜の販売もはじめる予定です。

 

スーパーの青果部門での経験を、お店の仕事に生かしたい。

——それは楽しみですね。ところで白井さんはこちらで働く前はどんなお仕事を?

白井さん:私はスーパーの青果部門で7年間働いていました。

 

——おおっ、野菜のプロじゃないですか。スーパーでのお仕事はいかがでした?

白井さん:お客様のニーズを考えつつ、お店の利益も考えなければならなかったり、農家さんが持ち込む青果と問屋さんから仕入れる青果との調整があったりして、いろいろ難しかったですね。あと仕事の新しいやり方をお店に提案しても、なかなか聞き入れてもらえないところもありました。

 

——今回「ベジらぼCOCONO」で働きはじめたのはどうしてなんですか?

白井さん:知人の紹介で「ベジらぼCOCONO」がオープンすることを知ったんです。ここなら自分が経験してきた青果に対する知識やスキルを生かせるんじゃないかと思って、半ば強引にアルバイトさせてもらうことになりました(笑)

 

——どんなふうに強引だったのか気になりますね(笑)

白井さん:自分がどれだけ青果について知識があるのかを、プレゼンさせてもらったんです(笑)

 

 

——なるほど。積極的なアプローチをされたわけですね。今、白井さんはお店でどんなお仕事を担当しているんですか?

白井さん:主に接客を担当していますが、場合によっては調理の手伝いに回ることもあります。

 

——接客をしていて、難しいと感じることはありますか?

白井さん:スムージーは野菜の美味しさや栄養価が逃げないよう、調理の直前にカットするようにしているんです。だから調理には少し時間がかかるんですね。混んでいてお客様を長くお待たせしているとき、気まずさを感じることがあります(笑)

 

——反対にやりがいを感じることはありますか?

白井さん:スーパーのときとは違って、私の提案をすぐに受け入れてもらえるので、とても仕事がやりやすい環境ですね。あとお客様から話しかけていただけて、商品の感想を聞けたりすると嬉しいです。

 

商品を通して、野菜やフルーツの魅力を伝える。

——フルーツサンドはどんなことにこだわって作っているんですか?

白井さん:食品添加物の入っていないパンや、砂糖の入っていないクリームを使っています。甘さは、砂糖を使わない代わりに、天然の樹液から作られているアガベシロップを使っているんです。できるだけ無駄なものは使わずに美味しくできるよう日々改良を重ねています。

 

——素材にこだわっているんですね。スムージーの方はどうでしょうか。

白井さん:味だけを考えるのではなく、栄養価も考えたスムージーを作っているので、いろいろな野菜を入れています。

 

——本当だ(笑)。ひとつのスムージーに何種類も入っているんですね。ちなみに白井さんのおすすめの素材は?

白井さん:「アロニア」がおすすめです。ベリー系の木の実なんですけど、生のままでは渋くて食べられないんです。でも栄養価は高くてポリフェノールはブルーベリーの2.5倍含まれています。

 

 

——へー、「アロニア」ってはじめて聞きました。

白井さん:まだ知名度は高くないんですけど、皆さんに知っていただきたい農産物のひとつです。これからも、いいと思う素材はどんどん紹介していきたいですね。

 

——最後に、今後はどんなふうにお店を展開していく予定なんでしょう?

白井さん:これからは野菜の販売や加工品にも力を入れていく予定ですし、ランチの軽食もはじめる予定です。セットメニューも充実させていきたいですね。たくさんの人に野菜への関心を持っていただきたいです。

 

 

 

ベジらぼCOCONO

新潟市東区大形本町3-5-31

025-311-6555

11:00-18:00(土日祝は17:00まで)

不定休

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。
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