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シンプルでちょっとシュールな世界観のオブジェキャンドル「CANDLE BEBE」

冬になると家で過ごす時間が増える人も多いと思います。そこでオススメしたいのが韓国で人気のオブジェキャンドルです。飾って楽しむのはもちろんですが、オンライン教室で教わりながら手作りしてみても楽しいかも。今回は「CANDLE BEBE(キャンドルベベ)」という名でオブジェキャンドルの製作販売や教室をおこなっている寺本さんに会うため、クリスマスイベント開催中の会場にお邪魔しました。

 

 

CANDLE BEBE

寺本 香織 Kaori Teramoto

1992年新潟市中央区生まれ。新潟国際情報大学卒業。銀行員や大学院の事務を経て「CANDLE BEBE」としてオブジェキャンドル、モール人形の製作や販売、教室をはじめる。雑貨やK-POPなど韓国が大好き。

 

韓国雑貨の魅力にハマり、キャンドル作家になる。

——寺本さんが、オブジェキャンドルに興味を持つきっかけになったのは何だったんですか?

寺本さん:韓国の雑貨に魅力を感じるようになって、なかでもオブジェキャンドルにハマったのがきっかけだったんです。

 

——どんないきさつで韓国雑貨に興味を持ったんでしょうか?

寺本さん:大学生のときに「GOT7(ガットセブン)」というK-POPグループにハマったことから、どんどん韓国に興味を持つようになっていったんです。大学卒業後は銀行員として働いていたんですけど、どうしても韓国語の勉強がしたくて、辞職して韓国へ語学留学に行ったんですよ。

 

——すごいハマり方ですね。ちなみに、韓国と日本の雑貨ってどこが違うんですか?

寺本さん:韓国の雑貨には、日本の雑貨にないお洒落さがあるんですよ。シンプルなんだけどセンスがいいというか……。私は可愛いものよりもシュールなものに惹かれましたね(笑)

 

 

——キャンドルにハマったのはわかりましたけど、自分で作るようになったのはどうしてなんですか?

寺本さん:韓国へ旅行しては雑貨屋を巡ってキャンドルを買い集めていたんですけど、新型コロナが蔓延したことで、韓国に行けなくなってしまったんです。そんなときにインスタグラムを見ていたら、自作したオブジェキャンドルを販売している投稿を見つけて、自分でつくればいいんだということに気がつきました。

 

——でも、オブジェキャンドルのつくり方はどこで学んだんですか?

寺本さん:動画サイトに上がっている投稿を見ながら、独学で身につけました。

 

——韓国のオブジェキャンドルっていうのは、他のキャンドルとどこか違うんでしょうか?

寺本さん:日本はパラフィンという材料を主に使っていて、灯すことを前提としている場合が多いんです。それに対して韓国はソイワックスを主に使っていて、インテリアとして飾って楽しむことが多いんですよ。

 

 

——へぇ〜、そういう違いがあるんですね。ところで、作家として活動をはじめたのはいつ頃なんでしょうか?

寺本さん:最初は大学院の事務をやりながら、サイドビジネスとしてオブジェキャンドルの製作販売をしていたんですけど、もっと多くの方々にオブジェキャンドルの魅力を伝えたかったので、認定資格を取得してキャンドルづくりの教室をはじめました。2年前からは事務の仕事を辞めて、本格的に作家活動に取り組んでいます。

 

——教室も開講しているんですね。

寺本さん:最初は対面教室もできるようにアパートを借りていたんですけど、今はオンライン教室のみで全国から受講生を集めて開講しています。

 

 

——オンライン教室はどんな方が受講しているんでしょうか?

寺本さん:北海道から沖縄まで、全国から受講してくれています。家でできる仕事をはじめたくて学ぶ人が多いんですよ。いろいろな方と知り合うことでできるのは楽しいですね。

 

——オンライン教室を開く上で、どんなことを心がけていますか?

寺本さん:「オンライン」という距離感を感じさせないように気をつけています。皆さんが心配するのは「オンラインでちゃんと技術を学ぶことができるのか」ということですが、真上と正面の2画面で手元がしっかり映るように工夫をしたり、言葉だけで伝わりにくい場合は、動画や写真を送ることでフォローするようにしています。

 

——それなら、わかりやすいですね。

寺本さん:あとお菓子を食べたりお茶を飲んだりしながら、フランクに楽しんでいただいているんです。スケジュールも柔軟に対応していて、ゆっくり教わりたい人にも、急いで資格を取得したい人にも合わせることができます。

 

 

——教室だけではなくて、作品の販売もおこなっているんですよね?

寺本さん:オンライン販売をメインに、今回のようなイベント出店もおこなっています。あと北海道の韓国雑貨店で委託販売もしていて、来年からは東京にある雑貨と洋菓子の店でも販売させてもらう予定なんです。

 

——作品をつくるときに、気をつけていることってあるんでしょうか?

寺本さん:自分の世界観を大切にしながらつくるように心がけています。

 

——自分の世界観というと?

寺本さん:可愛いに寄り過ぎない、シンプルでちょっとシュールな世界観です。私が最初に韓国雑貨から衝撃を受けたニュアンスを、いつまでも忘れないようにしていきたいんですよ。

 

——「モール人形」というものも、つくったり教えたりしているんですよね。

寺本さん:昨年の夏から韓国で流行りはじめた、モールを使って手軽に作れる人形なんですよ。私が認定資格者の第一号で、日本に持ち込んだのも最初なんです。今年(2024年)の1月に日本で初めてモール人形のレッスンを開きました。

 

 

——へぇ〜、それはすごい。新しいことにいろいろと挑戦しているんですね。これから何か新しい展開があるんですか?

寺本さん:今まではキャンドルの形にこだわってきたんですけど、これからは香りにこだわっていきたいと思って、調香のレッスンを受けました。あとオンラインで全国に向けた販売や教室をやってきましたが、これからは地元新潟での活動に力を入れていきたいんです。幸い「artworkstudio sew in」の本間さんと知り合うことができたので、これからは一緒に新しいことをやっていけたらと思っています。

 

——最後に読んでいる方へ伝えたいことがあればどうぞ。

寺本さん:キャンドルがなくても生きてはいけますけど、キャンドルに目を向けることで心が豊かになると思うんです。生活のなかにキャンドルを取り入れて、もっと身近に感じてもらえたら嬉しいですね。 

 

 

 

CANDLE BEBE

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