お腹いっぱいクレープが楽しめる。
長岡市の「crepeCafe30」。

カフェ

2026.02.11

text by Ayaka Honma

長岡市に食べ放題でクレープが楽しめるお店がある、という情報を知り、ずっと気になっていた「crepeCafe30(サーティー)」。大雪が落ち着いた頃を見計らい、取材に行ってきました。このお店の店長であり、「ワンオペカーチャン」こと岩本さんはとっても明るい人。そんな岩本さんのこれまでのことや、クレープのこと、食べ放題をはじめたきっかけなど、お話を聞いてきました。

Interview

岩本 来夢

Raimu Iwamoto(crepeCafe30)

1995年長岡市出身。高校卒業後、ファミレスや焼肉店、居酒屋などで接客と調理の経験を積む。その後働きはじめた会社が飲食店をはじめることになり、立ち上げから携わる。2025年4月に自身のお店「crepeCafe30」をオープン。休みの日にコストコに行くのが好きで、お肉やパンをよく買うんだとか。

今までの経験が活きた、
「ワンオペ」クレープ屋さんのはじまり。

――今日はよろしくお願いします。まず、岩本さんのこれまでのことを教えてください。

岩本さん:高校を卒業してから、接客の仕事がしたくて、飲食店で働くことにしたんです。当時、自分にできることがまだ見つかっていなくて、飲食ならはじめやすいと思って、最初は長岡のファミレスで働いていました。そこで働いていくうちに、接客だけじゃなく、調理の仕事も楽しくなってきて。その後、居酒屋さんや焼き肉屋さんで働いていたときにも、調理の仕事をさせてもらっていました。

 

――調理のお仕事のどんなところに、楽しさを感じたのでしょう。

岩本さん:元々料理をつくるのが好きなんです。飲食店で働いていると、注文がいっぱい入ってくるときがあるんです。それを頭の中で手順を立てて、どれだけ要領よくつくっていけるかを考えながら手を動かすのが、すごく楽しかったんです。回転寿司のお店で働いているときは、たくさん洗い物が出るので、どれだけ早く終わらせられるか、みたいにゲーム感覚でやっていましたね(笑)

 

――すごく楽しそうです(笑)。その中で、クレープ屋さんでも働いていたことが?

岩本さん:いえ、働いていたというよりは、クレープ屋さんを一緒につくったと言う感じですね。飲食店で働いた後に入った板金屋さんの社長の提案で、会社でクレープ屋さんをはじめることになって。そこで立ち上げから店舗運営まで、関わらせてもらったんです。

 

――お店をイチからつくってみて、どうでしたか?

岩本さん:経験したことがないことばかりだったので、大変なこともあったんですけど、いろんな飲食店で働いてきた経験が活かされていましたね。小さいクレープ屋さんだったので、注文を受けてからクレープをつくって、っていうのをひとりでできたのは、今までの経験のおかげかもしれません。このお店での経験がすごく楽しくて、クレープ屋さんを立ち上げてから半年後に、自分のお店をつくることにしたんです。

 

――なんという急展開。独立を決めた、その思いは?

岩本さん:お店をやっていく中で、自分のやりたいことが出てきて。でも、会社のお店だったので、それが実現できないこともあって。立ち上げてからすぐ辞めるのも違うな、と思って自分のお店がオープンできる準備が整ってから、「crepeCafe30」をはじめたんです。

 

――お店の立ち上げを経験したとはいえ、独立してお店を出すことは、なかなか大変だったのでは。

岩本さん:板金屋さんのときに内装や設備、備品のデザインや発注など、物件以外のことは大体やっていたので、意外と不安はなかったです。自分の好きな感じでお店をつくれたし、悩みや不安よりも、根拠のない自信がありました(笑)

 

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クレープが、食べ放題。
やりたいことを詰め込んだお店。

――お店のことについても教えてください。店名の「crepeCafe30」の名前の由来は?

岩本さん:お店をはじめた年がちょうど30歳になる年だったので、30歳の挑戦という意味でつけました。細かく言うと、オープンしたときはまだ29歳だったんですけど(笑)、英語で30(サーティー)のほうが響きがいいなと思ってこっちにしました。

 

――節目で新しい挑戦、素敵です。ところで、岩本さんの「やりたいこと」はこのお店で実現できたのでしょうか。

岩本さん:もちろん。やりたいことは大きくふたつあったんですけど、ひとつ目は皿盛りのクレープの提供です。前のお店は本当に小さなお店だったので、イートインできるスペースはあったんですけど、テイクアウトのお客さまのほうが多くて。カフェみたいに、テーブルでゆっくりクレープを食べてほしかったのもあって、お皿に盛ったクレープの提供をはじめました。

 

――お皿に盛ってあると、気軽にシェアもしやすそうです。実現できた、もうひとつの「やりたいこと」は?

岩本さん:クレープの食べ放題をはじめたことです。私、料理をつくるのも好きだし、食べるのも好きなんですよ。お腹いっぱい食べられる「食べ放題」って、私の中ですごく魅力的なワードで。好きな大食いYouTuberの人が、クレープの食べ放題に行っているのを動画で見て、「絶対やりたい! 」って思ったんです。クレープでお腹いっぱいになってほしいなって。

 

――新潟では見たことないサービスです。お客さんからの反応はどうでした?

岩本さん:「他にはない」って来てくださる方も多くて、すごく好評です。みなさん3個くらい食べてくれるんですよ。この前はふたりの女性のお客さまが5個ずつ食べてくれました。みなさんお腹いっぱいになってくれて、「もっと食べたかった」って言ってくださる方もいます。

 

――単品でも、食べ放題でも楽しめるクレープですが、種類がすごく多いですね。

岩本さん:あわせて60種類くらいあると思います。はじめは20種類くらいだったんですけど、使っている食材の組み合わせを変えてみたり、お客さまからのリクエストをメニュー化したりしていたら、結構増えました(笑)。季節の果物を使ったメニューも、なるべく毎月出すようにしていて。今月はいちごを使ったバレンタイン仕様のメニューです。よかったら食べてみてください。

 

――見た目がとっても可愛くて、もちもちの生地が美味しいです!

岩本さん:私がもちもち系の生地が好きなんです。オープン前は、万人受けしそうなパリパリの生地にしようとしたこともあったんですけど、試作を続けても、納得した生地にたどり着けなくて。だったら自分の好きな生地で行こうと思って、もちもち系にしました。この生地が結構人気で、生地の美味しさがすごく分かる「シュガーバター」は常連さんからも人気です。

 

ひとくち目は何から食べようか、と贅沢な悩みが生まれるほど、ボリュームたっぷり。食べ進めても具材が入っていて、最後まで美味しいクレープでした。
食べ放題は日によって混雑することもあるので、予約がおすすめ。

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あっという間の1年間。
これからも、丁寧にお客さんに向き合う。

――4月でお店のオープンから1年が経ちますね。

岩本さん:「もう1年!? 」っていうくらいあっという間で。やりたいっていう気持ちだけでとにかく進んできたなと感じています。私はシングルマザーなんですけど、いろんなことを理由にしてやらないよりは、やって後悔するほうがいいし、ダメだったとしてもなんとでもなるって思って、このお店をはじめました。そのおかげで今は毎日楽しいんです。

 

――とても大事にしたい考え方です。この1年で、印象に残っていることはありますか?

岩本さん:オープンの初日は忘れられないですね。Instagramくらいでしか告知していなかったので、「そんなにこないでしょ」って思っていたんですけど、ありがたいことに行列ができていて。このお店もワンオペでやっているので、最初はお店が終わったら子どもより早く、気絶するように寝ていました(笑)

 

――お店として、これからやってみたいことは?

岩本さん:過去にもしたことがある、他のお店や人とのコラボイベントは続けていきたいな、と思っています。あと、最近できてないんですけど、以前やっていた夜カフェもまたやりたいと思っているんです。昼間お仕事の方が、ふらっと来てくれるきっかけがつくっていきたいですね。

 

――最後に、岩本さん自身の今後の目標を教えてください!

岩本さん:1日1日、丁寧にお客さまに接客をすることを続けていきたいです。忙しくてどうしても余裕のない接客をしてしまい、その日の終わりに後悔するときもあって。そうならないように、ひとりひとりに丁寧な接客ができるようにしていきたいです。ゆくゆくは、「crepeCafe30のクレープが食べたい」「岩本に会いに来た」って言ってもらえるような、私とお店のファンを増やしていきたいです。

 

ロゴは岩本さんのお手製。店内には写真を撮りたくなるフォトスポットもあります。

crepeCafe30

長岡市今朝白1-13-5

平日 10:00-18:00(L.O 17:30)

土日祝 10:00-17:00(L.O 17:00)

不定休

※最新の情報や正確な位置情報等は公式のHPやSNS等からご確認ください。なお掲載から期間が空いた店舗等は移転・閉店の場合があります。また記事は諸事情により予告なく掲載を終了する場合もございます。予めご了承ください。

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