蔵をリノベーションしたレストラン「da poppi」でのくつろぎ方。
食べる
2021.04.14
ニット製品の産地として有名な五泉市。この町に、蔵をリノベーションしたとても雰囲気のよいレストランがあります。料理人歴37年のベテランシェフが腕を振るう「da poppi(ダ ポッピ)」。シンプルなイタリア料理が楽しめるお店です。今回はオーナーシェフの齋藤さんに、お店のこと、料理のこと、リノベーション秘話などをいろいろ聞いてきました。

da poppi
齋藤 洋一 Yoichi Saito
1963年五泉市生まれ。オーナーシェフ。専門学校中退後、料理の世界に足を踏み入れ、現在料理人歴37年。フランスやイタリア料理を学び、2019年「da poppi」をオープン。365日、ずっと稼働している働き者。
蔵とは知らずに押した呼び鈴。
――「da poppi」は、蔵をリノベーションしたお店なんですよね。こちらは何の蔵だったんですか?
齋藤さん:詳しくは分からないけれど、大切な物をしまっておくための蔵だったそうです。お宝でも入っていたんですかね(笑)。お店をはじめるにあたって地元の五泉市を車でまわっていたんです。そしたら気になる建物が現れて、でも「貸物件」の看板は見当たらなかったから、向かいにあった不動産屋さんに聞いてみたんです。そしたら……。

――そしたら?
齋藤さん:その不動産屋さんの取扱物件じゃなかったんですけど、裏に持ち主の方が住んでいることを教えてくれたんです。すぐに「ピンポーン」ってうかがって「貸してくれませんか?」って聞いたんですよ。そしたら、ご主人はふたつ返事で「いいですよ」って。それで中を見せてもらったら……なんと蔵だったんです。
――ん、ってことは、蔵ってことすら気づかなかったんですか?
齋藤さん:そうなんですよ。でも、蔵と聞いた瞬間に期待度が高まって。不安もいっぱいあったけど自分の理想が叶いそうだし、リノベーションの時代だからいいかなって思って、借りることにしたんです。


斬新な料理より、安心してもらえるシンプルな料理を。
――リノベーションがいい感じで、どこか懐かしくて、居心地のいい雰囲気の店内ですね。
齋藤さん:ありがとうございます。僕の料理人生はフランス料理からスタートしたので、お店はフランスの田舎の雰囲気にしたいとずっと思っていたんです。いろんなヨーロッパの古い建物も参考にして演出しました。
――なるほど。だからこの雰囲気なんですね。「da poppi」では、どんなお料理が楽しめるんですか?
齋藤さん:料理については、お客さんの大半である五泉市の人たちが喜んでくれるものを第一に考えています。だから馴染みのない斬新な料理を提供するんじゃなくて、懐かしさを感じてもらったり、安心してもらえたりする料理を作るようにしています。

――具体的には、例えばどんな料理なんですか?
齋藤さん:トマトで煮込んだだけ、イカを焼いただけ、とか。子どもからお年寄りまで、家族みんなで食べられて、楽しんでもらえるシンプルな料理です。
――おじいちゃん、おばあちゃんと一緒にイタリア料理が食べられるなんて素敵ですね。
齋藤さん:だから「da poppi」はレストランだけど、イタリア料理が食べられるご飯屋さんだと思っています。気兼ねなく幅広い年代の人たちに楽しんでもらいたいです。

普段着で、普段使いをして、くつろいで。
――実際にお客さんは家族での利用が多いんですか?
齋藤さん:そうですね。さっきも「父の誕生日に行きます」って、8人家族から予約の電話をもらいました。こんな感じで、親子三世代で利用してくれたりしています。普段着でふらっと普段使いしてもらえる雰囲気があるから、ヨーロッパのご飯屋さんみたいな使い方をしてもらえるんでしょうね。
――そういう使い方って、齋藤さんとしてもやっぱり嬉しいですか?
齋藤さん:はい。自分の家にいるように、自宅に帰ってきたかのように、くつろいでもらいたいと思っているので、家族が集まって食事を楽しんでいる様子を見ると……うん、嬉しいですね。

――「da poppi」は、五泉市の人たちにとってどんな存在になりたいですか?
齋藤さん:ん~……とにかく五泉市の何かのためになれれば、とはいつも思っていて、いろんな方向で考えています。というのも、「五泉市には優しい街になってもらいたい」と密かに願っていて。みんながそんな気持ちになってくれたら、誇れる場所になるかなって。だからお店では、くつろげたり、リフレッシュできたり、「da poppi」ならではの「優しい」を提供しています。それが広がっていけたらいいかなと思っていますね。

da poppi
新潟県五泉市吉沢1-7-25
050-5487-4684
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