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古町でマラサダドーナツの魅力を伝える「Mama’s table LOCOSTYLE」。

「マラサダドーナツ」ってご存知でしょうか? ハワイを代表するローカルスイーツで、もちもちした食感の生地を楽しめる素朴でシンプルなドーナツです。新潟にはほとんどないマラサダドーナツ専門店「Mama’s table LOCOSTYLE(ママズテーブル ロコスタイル)」が古町9番町にオープンしました。今回はオーナーの中川さんから、どうして古町でマラサダドーナツの専門店をオープンしたのか聞いてきました。

 

 

Mama’s table LOCOSTYLE

中川 優子 Yuko Nakagawa

新潟市東区生まれ。金融系の企業で働いていた後に結婚し、しばらく専業主婦として家事や育児に専念。育児が落ち着いた2007年頃からご主人の飲食店を手伝いはじめ、2022年3月より「Mama’s table LOCOSTYLE」をオープンする。PTAや消防団などの地域活動にも積極的に関わっていた。趣味のフラダンス歴は8年。

 

フラダンス一家がオープンしたハワイアンドーナツの店。

——「マラサダドーナツ」って、ハワイのドーナツですよね? お店のなかもハワイアンな雰囲気ですけど、中川さんはハワイがお好きなんですか?

中川さん:私はフラダンスにハマっていて、もう8年くらい続けているんです。今では家族4人でフラダンスをやっています(笑)

 

——フラダンスファミリーですね(笑)。ハマったきっかけは何だったんですか?

中川さん:子育てがひと段落した15年前から、主人の経営している飲食店を手伝ってきました。新潟国際情報大学のカフェテリアもやっていたんですけど、そこでは色々なイベントが開催されていたんですね。それで、そのときに見たフラダンスのステージに魅了されたのがきっかけです。

 

 

——フラダンスのどんなところに魅力を感じたんですか?

中川さん:おおらかで前向きなアロハの精神に共感しましたね。あとハワイアンミュージックを聴いていると、ゆったりしたリズムに癒されるんですよ。科学的にも精神的ストレスを軽減してくれる音楽らしいです。だからなのか、フラダンスをやっている人たちもおおらかな人が多くて、私も仲間になりたいって思ったんですよね。

 

——ストレスが軽減……私もハワイアンミュージックを聴こうかな(笑)。フラダンスが好きなのはわかりましたけど、マラサダドーナツのお店をオープンしようと思ったのはどうしてなんですか?

中川さん:フラダンスを通して、鎌倉にある「MASA’S MALASADA 801TABLE」というお店のマラサダドーナツに出会ったんです。それまで食べてきたマラサダドーナツのなかでも、私のなかではダントツに美味しくて衝撃を受ました。

 

 

——そんなに美味しかったんですか?

中川さん:はい。特にふわふわ、もちもちした生地の食感にハマりましたね。翌日になっても固くならずに食感が変わらないんですよ。その「MASA’S MALASADA 801TABLE」のマラサダドーナツを、少しでも多くの新潟の人たちに食べてもらいたいと思って、姉妹店という形で「Mama’s table LOCOSTYLE」をオープンしました。主人や娘もお店を手伝ってくれています。

 

いずれは古町を代表する定番店になりたい。

——「Mama’s table LOCOSTYLE」のマラサダドーナツって、どんな特徴があるんですか?

中川さん:私が惚れ込んだ「MASA’S MALASADA 801TABLE」の生地を使わせてもらっているので、ふわふわ、もちもちした食感を楽しんでいただけます。あと同じシュガー系でもプレーンの他に、ココナッツシュガー、シナモンシュガーといったアレンジをしながら、常に10種類のドーナツをご用意しています。

 

 

——けっこう種類があるんですね。マラサダドーナツ以外の商品もあるんですか?

中川さん:スペシャリティコーヒーがあります。うちのマラサダドーナツに合わせて作ってもらった、4種類のオリジナルブレンドです。なかでもカフェインレスコーヒーは女性のリクエストにお応えして作ったもので、カフェインが入っていないのにコーヒーそのものの味なので女性に人気があります。

 

 

——ドーナツとセットで買っていきたいですね。

中川さん:他にハワイ産のワインやプリモビールもあります。プリモビールはもう生産をしていないので、今流通している分しかない希少なビールなんですよ。ハワイ産のワインも新潟県内では他では取り扱いされていないんです。

 

 

——へ〜、レアな商品が手に入るんですね。お店をオープンしてからまだわずかしか経っていませんが、大変だと感じることはありますか?

中川さん:手伝っていた主人のお店は夜遅くまで営業していたので、今までは夜型の生活スタイルだったんです。このお店をはじめてから昼12時の開店時間までにドーナツを作っておかなければならないので、朝型の生活に切り替えるのが大変でしたね。おかげさまで今ではすっかり慣れました(笑)

 

——オープンしてよかったと感じたことはありましたか?

中川さん:リピーターのお客様が増えてきているので、私が最初に「MASA’S MALASADA 801TABLE」のマラサダドーナツを食べて感じた美味しさを、皆さんにお届けすることができているのかなって思えてうれしいですね。

 

——お客さんはやっぱりハワイ好きな人が多いですか?

中川さん:もちろんハワイ好きな人も多いですけど、地元古町9番町の方々もたくさん来てくれますね。古町芸妓さんやお師匠さんも買いにきてくれます。本当にありがたいですね。

 

——地元の人たちも応援してくれているんですね。

中川さん:古町9番町は夜のお店が多いので昼は人通りが少ないんですが、昼も人が来るようなお手伝いを少しでもできたらいいなって思っています。お店に来てくれるお客様のなかから、つながりの輪が広がっていってくれたらうれしいですね。

 

——古町の活性化も考えているんですね。今後は「Mama’s table LOCOSTYLE」をどんなお店にしていきたいですか?

中川さん:老舗のおだんご屋さんや和菓子屋さんみたいに「手みやげといったらMama’s tableのマラサダドーナツ」といわれるようになりたいです(笑)。そして、いつかは古町の定番店として認知してもらえるようになったらうれしいですね。

 

 

 

Mama’s table LOCOSTYLE

新潟市中央区弁古町通9番町1473

025-311-4203

12:00-

不定休

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。
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