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目指すはモルック世界大会の新潟開催!「新潟モルッククラブ」。

フィンランド発祥のスポーツ「モルック」。最近はメディアで取り上げられることも増えてきて、「やったことはないけど知っている」という方もいるのではないでしょうか。このモルックを気軽に体験できるのが、「万代テラスハジマリヒロバ」で毎週月曜日の夜に行われている「新潟モルッククラブ」主催の練習会。今回はこちらにお邪魔して、「新潟モルッククラブ」会長の木村さんに、クラブを立ち上げたきっかけやモルックの面白さについて聞いてきました。

 

 

新潟モルッククラブ

木村 有希 Yuki Kimura

1992年新潟市生まれ。フリーランスで活動し、教育系の団体や企業に所属しながら学校教育に関わるカリキュラムの制作やワークショップのデザイン、教育系イベントの企画運営などを行う。大学時代のフィンランド留学をきっかけにモルックを知り、2021年に「新潟モルッククラブ」を設立。先日紹介した「8BANリノベーション」のメンバーでもある。

 

フィンランド生まれのスポーツ「モルック」の楽しみ方って?

——早速ですが、モルックってどうやって遊ぶスポーツなんですか?

木村さん:必要な道具が3つあって、この投げる棒が「モルック」、モルックを当てるピンが「スキットル」、スタートラインを「モルッカーリ」といいます。まずはピンを固めて並べるところからはじまります。

 

——この棒の名前がモルックなんですね。

木村さん:ピンから3.5メートルくらい空けた場所をスタートラインにして、ここからモルックを投げてピンに当てます。このときに必ず下から投げます。下からであれば持ち方は縦でも横でも両手でもいいし、投げずに転がしてもOKです。

 

 

——ちょっとボーリングに近いところがありますね。

木村さん:ボーリングが得意な人は上手だと思いますよ。それで、ピンを倒せたら点数を数えるんですけど、数え方があって、2本以上倒れたら倒れた本数が得点になります。1本だけ倒れた場合は、ピンに書かれている数字が得点です。

 

——なるほど、ただピンをたくさん倒せばいいわけじゃないんですね。

木村さん:そしたら倒れた位置でピンを起こして、次の人が投げます。その繰り返しで、ぴったり50点を目指すんです。50点を超えてしまったら25点からやり直しになっちゃいます。

 

 

——計画的に得点していかなきゃいけないわけですね。試しにちょっとだけ投げているところを見せてもらってもいいですか?

木村さん:だんすくんが上手なのでやってもらいますね。

 

——「だんすくん」……?

だんすさん:「新潟モルッククラブ」ではあだ名呼びを推奨していて、最初に練習会に来たときに「モルックネーム」というのを決めて、それで呼び合っているんです。

 

木村さん:いろんな世代の方が来られて職業や立場もばらばらなので、ここではフラットにいてほしいなっていう思いがあって。私は「ゆきむ」って呼ばれています(笑)

 

——お互いの距離が縮まって、より気楽にモルックを楽しめそうですね。ではだんすさん、コツを教えてください!

だんすさん:最初は真ん中に当てられるといいですね。水平に投げればその分たくさんのピンに当たるので、水平の状態を保ったまま投げるのがコツです。ちゃんと当たるとすごく遠くに飛ぶので、次の人はピンを狙いにくくなるんですよ。

 

木村さん:例えば相手があと6点で50点になってしまうときに、あえて6を狙って遠くに飛ばすとか、そういう戦略が出てくるんですよね。1対1の対決だけじゃなくて、3対3とか4対4とか、自由に戦うことができます。

 

新潟でも徐々に広がりつつある、モルックの輪。

——クラブを立ち上げた木村さんは、何をきっかけにモルックを知ったんですか?

木村さん:大学時代、教育インターンシップで1年間フィンランドに留学していたことがあって。現地の小中学校にお邪魔したときに、子どもたちがモルックをやっているのを見たのがきっかけです。だけどやったことはありませんでした。

 

——じゃあ実際にモルックに触れたのは、フィンランドから帰って来てから?

木村さん:新潟に帰ってきて何年か経った頃に「モルックが流行っているらしい」と知って。「じゃあ道具を買ったら誰か一緒にやってくれるかな」と思って、友達を5人くらい誘ったんです。といっても誰もモルックを知らなかったんですけど、「モルックしよう」と言ったら「いいよ」って(笑)

 

——お友達、フットワークが軽いですね(笑)

木村さん:それで朝8時くらいにみんなでやすらぎ提に集まって、ルールを見ながらやったのがはじまりです。「モルック楽しいじゃん」って思いましたね。

 

——「新潟モルッククラブ」を立ち上げることにしたのは、どんなきっかけで?

木村さん:「日本モルック協会」という一般社団法人があるんですけど、そこに新潟のクラブがひとつも登録されていないことを知って。それなら登録すれば私たちが新潟代表ということになるんじゃないかと思って、軽いノリでクラブを立ち上げたんです(笑)。ちょうど2年前ですね。

 

——そんなきっかけだったんですね(笑)

木村さん:あと、旅費さえ払えば世界大会に行けるんですよ。「じゃあ日本代表になれるじゃん」「なりたい!」と思って(笑)。来月、フィンランドで開催される世界大会に新潟チームで参加する予定なんです。

 

 

——今の活動としては、月曜日の練習会と、大会への参加がメインですか?

木村さん:それと、体験会の依頼が来ることもあります。この前は企業さんの社内交流会で、プチ大会をやらせてもらいました。あとは私たちが大会の運営をすることもあって、新潟大会、柏崎大会、新発田大会とか。11月には「日本モルック協会」と共催で新潟大会をやる予定です。全国から60チームくらい集まるので、200人は来るんじゃないかな。

 

——そういう盛り上がるイベントがあると、県内でももっとモルック熱が高まっていきそうですね。

木村さん:最近は、県内にもいくつかチームができてきているみたいです。新発田、佐渡、燕、三条、あとは新潟市にももう1チームありますし、もうすぐ柏崎にもできるとか。

 

——「新潟モルッククラブ」には、何名くらいのメンバーがクラブに所属されているんですか?

木村さん:「所属」というかたちはとっていなくて、「気軽に来て気軽に楽しむ」というマインドでやっています。ライングループがあって、そこには約150人入っているんですけど、もちろん入っていない人でも練習会に参加できます。家族で来てくれている方もいますし、ランニング中に一度立ち寄って、それから毎週来てくれるようになってくれた方もいます。

 

モルックを通じて生まれるつながりが、また新しい活動やチャレンジを生む。

——モルックって気軽にできるし、魅力がたくさんありますね。

だんすさん:誰でも一緒にできるっていうのは大きな魅力ですね。僕はバドミントンをやっていたんですけど、バドミントンって初心者と経験者の実力差がすごく出てしまうので、一緒にやろうとするとどちらも楽しめないんです。だけどモルックは投げることができれば誰でも同じように楽しめるからいいですよね。

 

 

——初心者も経験者も気を遣わず一緒に楽しめるスポーツって、意外とないかもしれませね。

木村さん:性別も年齢も関係ないですし、車椅子の方でも参加できますから。あと、モルックはコミュニティづくりや交流づくりにもいいと思います。例えば異業種交流とか、ただの飲み会だったら話題に悩むこともあると思うんですけど、モルックがあればそれが話題になるから、すぐに仲良くなれると思いますよ。合コンとかにもいいんじゃないかな。

 

——木村さんの今後の夢ってありますか?

木村さん:夢は大きく、「世界大会を新潟で開く」という目標があります。そのために立ち上げたクラブなので、叶えたいですね。あとは「日本モルック協会」の目標でもあるんですけど、モルックは障害のあるなし関係なく誰でもできるスポーツなので、パラリンピックスポーツになることを目指しています。

 

——モルックをきっかけに世界中の人が新潟に集まったら素敵ですね。

木村さん:それから、モルックを通じていろんな人たちとつながったり、コミュニティが生まれたり、新しいことにチャレンジする人が増えたらいいなと思っています。この場で出会った人たちで新しい活動をはじめたり、この「万代テラス」を使って別の企画をしたり。逆に、自分が本業で関わっている教育関係の方や学校の先生のような方たちがここに来てくれるとか。そういう循環が生まれたらいいですね。

 

 

 

新潟モルッククラブ

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