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人と人とをつなぐ、新潟市東区のお惣菜とお弁当の店「TSUNAGU」。

今年7月、新潟市東区に「TSUNAGU(つなぐ)」という、お弁当とお惣菜のお店がオープンしました。手がけているのは昨年Thingsでご紹介したラーメン店「ら麺のりダー」らしいのです。詳しくお話を聞きたいと思い、深い赤色が目立つ店舗に、店長の澁木さんを訪ねました。

 

 

TSUNAGU

澁木 直美 naomi Shibuki

1987年新潟市東区生まれ。ラーメン店や食堂で経験を重ね、2013年に夫と共にラーメン店「ら麺のりダー」をオープン。2023年にお弁当とお惣菜の店「TSUNAGU」を新潟市東区ではじめる。趣味は読書。

 

忙しい人のために、お弁当やお惣菜のお店で地元に恩返し。

——澁木さんの旦那さんは、昨年「Things」で紹介した「ら麺のりダー」の店主さんなんですね。その節はお世話になりました。おふたりはどちらで知り合ったんですか?

澁木さん:私はラーメン店を経営しているグループ企業でアルバイトをしていたんです。夫とはそのときに知り合って結婚しました。

 

——じゃあ、おふたりともラーメン店で働いていたんですね。その流れで独立して「ら麺のりダー」をはじめたんでしょうか。

澁木さん:はい、「ら麺のりダー」をオープンして今年でちょうど10年になりますけど、当初はお客様がさっぱり来てくれなくて、軌道に乗るまでは大変でした。

 

 

——最初から人気店だったイメージがあるんですけど、実は大変だったんですね。

:最初の数年は私も朝から晩まで働いていたので、家事をする時間もなかったんです。そんなときはスーパーでお惣菜を買ってくるんですけど、茶色一色で彩りの良くないものが多いので、正直言って食欲が湧かなかったんですよ(笑)

 

——もしかして、それでお惣菜のお店をはじめようと思ったんですか?

澁木さん:そうなんです。ひと手間かけて作った、彩りの良いお弁当やお惣菜を販売して、私たち夫婦と同じような悩みを抱えている方々の力になりたい、今まで「ら麺のりダー」を支えてくれた地元の方々に恩返しをしたいという思いで「TSUNAGU」をオープンしました。

 

生産者やお客さん、地元とつながるお店を目指したい。

——「TSUNAGU」という店名には、どんな意味が込められているんですか?

澁木さん:生産者やお客様、地元とつながって、輪が大きく広がっていったらいいなという思いを込めました。

 

——ちなみに今はどんな生産者の方とつながっているんでしょうか。

澁木さん:「鈴木農園」さんからは低農薬栽培のお米や野菜、「保苅農園」さんからはジャガイモなどの野菜、「神田乳業」さんからはソフトクリーム用の生乳を仕入れています。皆さん、こだわり抜いた農産物、畜産物を作っていらっしゃる生産者の方々なんですよ。

 

 

——お米や野菜はわかりますけど、ソフトクリームまで。

澁木さん:「神田乳業」さんがやっている「みるぱす」のソフトクリームを食べた夫がその味に惚れ込んで、ソフトクリームメーカーを導入したんです(笑)。「みるぱす」のソフトクリームは人気がある上に、この夏は暑い日が続いたこともあって、飛ぶように売れましたね。

 

——「神田乳業」さんのソフトクリームはミルキーで美味しいですよね。今後もいろんな人やお店とつながっていくんでしょうか。

澁木さん:10月からは新発田の人気焼き芋店「いも奉行」の3号店として「こうど いも奉行」をオープンする予定もあります。

 

——ソフトクリームだけじゃなくて、焼き芋まで?

澁木さん:こちらも夫がずっとやってみたかったようで、足繁く新発田に通って修業してきたんです。新潟初上陸の芋も登場する予定ですので、ぜひ楽しみにしていただきたいですね。オープンしたら焼き芋を使ったお惣菜も作ろうと思っています。

 

素材の味を生かしたお弁当やお惣菜。

——オススメのお弁当を教えてください。

澁木さん:彩りや味のバランスを考えて作っている「日替わり弁当」に力を入れていますね。

 

 

——日替わりだったら毎日でも食べられますね。お惣菜のオススメも聞いていいでしょうか。

澁木さん:キッシュは旬の野菜を使っていますので、季節ごとに変わる中身もお楽しみいただきたいです。

 

 

——「日替わり弁当」にしてもキッシュにしても、内容が変わるので飽きることなく楽しめますよね。

澁木さん:ありがとうございます。あとラザニアは、ホワイトソースに合わせた手作りのミートソースを使って優しい味に仕上げていてオススメです。

 

 

——お弁当やお惣菜を作るときは、どんなことにこだわっているんですか?

澁木さん:生産者のこだわりが詰まったお米や野菜ですので、素材の良さをできる限り生かした調理を心がけるようにしています。

 

——まだオープンして間もないですけど、これからやってみようと思っていることはありますか?

澁木さん:まだ知名度の低いお店ですので、多くの方々から「TSUNAGU」のことを知っていただきたいんです。そのためにも、イベント出店やデリバリーをやっていけたらいいなと思っています。

 

——イベント出店はいいアピールになりそうですね。

澁木さん:実は先日マルシェに出店してきたんです。初めての出店だったこともありますが、商品をどのくらい用意していけばいいのかを読むのが難しかったですね。でも、イベントを通じて新しいつながりができるのは嬉しいことだと思いますので、今後も続けていけたらと思っています。

 

 

 

TSUNAGU

新潟市東区河渡本町22-16

090-4213-1074

11:00-19:00

月曜、第2・4日曜休

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。
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