体に優しく、しっかり美味しいお菓子の店「pursweets and」。
食べる
2020.02.13
ヘルシーな料理やお菓子は美味しくない、ってホント?
ヘルシーな料理やお菓子に対して、どんなイメージを持ってますか?「体にはいいけど味が薄くて美味しくない」なんて思ってる人も多いのではないでしょうか。そんなイメージを覆す、マフィンをはじめとした美味しいお菓子を作っているお店が、姉妹で経営している「pursweets and(ピュアスイーツ アンド)」。オーガニック素材や植物性素材などの体に優しい素材を使いながらも、しっかりした甘みを味わうことのできるお菓子を作っているんです。妹の和さんはマスク姿の病み上がりだったので、今回はお姉さんの由夏さんからヘルシーで美味しい「pursweets and」のお菓子についてお話を聞きました。


pursweets and
加藤 由夏 Yuka Kato
1978年新潟市東区生まれ。経営コンサルタントの会社で働いていた頃から、妹・和(のどか)さんが2016年5月に始めた「pursweets and」の手伝いを始め、会社を退職した8月より本格的に和さんと共にお店の仕事をやり始める。趣味は食べることと国内旅行。姉妹揃って愛犬のチワワを可愛がっている。
「ヴィーガンスイーツ」の魅力をたくさんの人に広めたい。
——今日はよろしくお願いします。このお店はいつオープンしたんでしょうか?
由夏さん:妹の和が2016年の5月にオープンしました。私は当時、経営コンサルタントの会社でOLをやっていたので、会社がお休みの週末だけ手伝っていたんです。でも、何か違う仕事をやってみたいと思い始めていたところ、妹から誘われたので一緒にお店をやることにしたんです。
——和さんはなぜお菓子の店を始めたんですか?
由夏さん:私たち姉妹はヘルシーな生活にハマっていた時期があって、体に優しい食べ物を調べているうちに、卵、乳製品、ハチミツを使わず植物性素材だけで作る「ヴィーガンスイーツ」にたどり着いたんです。妹の和は東京の自由が丘にある「GRACEFUL SWEETS SCHOOL(グレイスフルスイーツスクール)」で「ヴィーガンスイーツ」のお菓子作りを学んで、その奥深さに魅了されました。その魅力をたくさんの人に伝えたいということで「pursweets and」をオープンしたんです。
——由夏さんもお菓子作りが好きだったんですか?
由夏さん:私たちの母親がよく家でお菓子作りをしていて、子どもの頃からその手伝いをしていたのでお菓子作りの楽しさをそのときに覚えました。高校時代には寮生活をしていて、同じ寮の友達に自分が作ったお菓子をお裾分けしていたんです。食べた友達みんなが喜んでくれるのを見ると自分も嬉しくって、自分が作ったお菓子を人に食べてもらう喜びを知りましたね。
——お店をオープンしてみて大変だったこととかありますか?
由夏さん:妹も私もそれまで飲食業の経験がなかったんですよ。何をどれだけ用意したらいいのか、まったくわからなかったんです。最初は用意していたお菓子がすぐに売り切れてしまって、お客さんに迷惑をかけたこともありました。それからしばらくは夜中までお菓子を作る生活が続いて、眠くて眠くて食器洗いの最中に眠っていて、気が付いたら包丁の刃を手で触っていたなんてこともありましたね(笑)。幸い指は切れてませんでしたけど。

体にいい食べ物は美味しくないというイメージを払拭したい。
——美味しそうなお菓子がいっぱいありますね。どんなこだわりで作っているんですか?
由夏さん:植物性素材とか、オーガニック素材とか体に優しい素材を使ったお菓子って、「体にはいいけど美味しくない」っていうイメージで見られることが多いんじゃないかって思うんですよ。特に甘さが抑えられ過ぎてて美味しくないっていうのは、お菓子としてはどうかと思うんです。私たちはそういうイメージを払拭したかったんです。お菓子には甘くて美味しくあってほしいんです。
——でも、体に優しい素材で美味しく作るのって難しくはないんですか?
由夏さん:難しいですね。オーガニック素材で美味しくしようとすると、どうしても高価になりがちなんですよ。うちのお店で砂糖の代わりに使っている甘み素材は、甜菜糖(てんさいとう)、メープルシロップ、米飴、リュウゼツランなどから採れるアガベシロップ、黒糖とかです。私たちは美味しさをしっかり出すポイントの一つとして、数種類の甘みを掛け合わせて作るようにしてるんです。
——けっこう手間がかかってますよね。そんなこだわりのお菓子の中でオススメを教えてください。
由夏さん:マフィンの中で一番人気なのが「pursweets and No.1(米粉バナナマフィン)」です。米粉を使っていて、ふわふわ、もっちり、しっとりクリーミーっていう欲張った食感を楽しめます。食べた時だけの甘さだけではなく、食べ終わってからの余韻も楽しんでもらえるマフィンになっていると思います。定番マフィンの他に、季節のマフィンとして旬のフルーツを使ったマフィンも作っています。素材には地元農家さんから仕入れる無農薬フルーツを使っています。

——マフィンが思ったよりしっかりした甘さで美味しいです。マフィン以外のオススメもお聞きしていいでしょうか?
由夏さん:スコーンは女性に人気があります。材料はとてもシンプルなんですが、その分素材に使ってある小麦の味をしっかり楽しめるんです。日替わりで素材が替わるので、毎日違った味を楽しんでいただけます。材料がシンプルなだけに素材の良さが勝負ですね。クッキーも軽やかな歯ごたえとまろやかな味わいで人気です。バターの代わりになたね油、ミルクの代わりに豆乳を使って体に優しく美味しいクッキーを作っています。

お菓子は身近にある「幸せのかたまり」。
——お菓子についてどんな思いを持ってますか?
由夏さん:ティータイムっていう言葉の中にはお茶だけじゃなくてお菓子も含まれていると思うんです。美味しいお茶やお菓子を楽しむ時間を過ごすことで、リラックスすることができるし、嫌なことがあってもリセットされることもできます。お客様にもそういう時間を過ごしてほしくて、お店にもイートインスペースを作ったんです。お菓子って身近にある「幸せのかたまり」なんじゃないでしょうか(笑)
——今後やってみたいことってありますか?
由夏さん:お客さんからお菓子の作り方を教えてほしいという声が多かったので、今年から妹の和が講師になって出張のお菓子作り教室を始めるんです。ただレシピを渡すだけの教室じゃなくって、家に帰ってから習ったお菓子をちゃんと再現できるような教室をやって行きたいと思ってます。あと、いろいろなお店とコラボしたイベントなんかも開催していきたいと思っています。
——最後にどんなお菓子屋さんとしてやって行きたいですか?
由夏さん:よく「甘さ控えめ」とか「カロリーゼロ」とか言われるように、世の中では甘さが敵のようにされちゃう風潮があるように思います。でも、美味しいものをちゃんと食べることが一番の幸せだと思うので、本当の意味で体にも優しく美味しいお菓子を作っていきたいですね。

オーガニック素材や、植物性素材を使った「ヴィーガンスイーツ」にまつわる「体にいいけど美味しくない」というイメージを払拭しようと、体に優しい素材を使いながらも、しっかりした甘みのある美味しいお菓子を作っている「pursweets and」。これからも「身近な幸せのかたまり」であるお菓子で、お客さん達を幸せにしてもらいたいです。
pursweets and
〒951-8061 新潟県新潟市中央区西堀通3番町258-37
070-3122-7328
11:00-18:00(日曜祝日は17:00まで)
月曜火曜休(他不定休あり)
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