関屋浜にある海の家「Sea Point NIIGATA」が今年の営業をスタートしました。本格的な海水浴シーズンはもう少し先ですが、カフェやコワーキングスペースとして利用される方も多く、春先から年末までオープンしているそうです。今回は店長の赤川さんに「Sea Point NIIGATA」の楽しみ方など、いろいろとお話を聞いてきました。
Sea Point NIIGATA
赤川 光志 Koushi Akagawa
1993年新潟市生まれ。高校卒業後、金属加工メーカーに8年間勤務。2016年から「Sea Point NIIGATA」に携わり、昨年店長に就任。趣味は車いじり。
——海水浴シーズン前だと思いますが、もう営業されているんですね。
赤川さん:毎年4月中旬から12月末まで営業しています。夏は海の家として利用される方が多いですが、コワーキングスペースやカフェとしての利用もできるので、長期間営業しているんですよ。
——海を眺めながら仕事ができるなんて最高ですね。
赤川さん:会議室のような無機質な空間ではないので、リフレッシュも兼ねて来てくれる方が多いです。海の家とコワーキングスペース、相反する環境だと思われるかもしれませんけど、ここはカフェ感が強い場所なんです。雑多な感じとキチッとした感じがハイブリットしたところと言えばいいでしょうか。
——フードメニューはどんなものがありますか?
赤川さん:海の家で食べたくなるカレーや唐揚げはもちろん、ロコモコ丼やガパオライスなどカフェらしいメニューもたくさんあります。コワーキングスペースに来る方には仕事に注力して欲しい思いがありますが、その次に気にしているのはその方の食生活。仕事が第一で食生活が偏りがちなのかなと心配で。ここではできるだけ身体によいものを食べてもらいたいんです。自家製スープは野菜からスープの素を作っているので、栄養たっぷりですよ。
——赤川さんがお料理も担当されているんですか?
赤川さん:ホールも担当しますけど、メインは厨房仕事です。自分ではあまり料理をしないのに、厨房に入ってみたら「筋がいい」と褒められまして。でもまだレシピ開発まではできないんです。いつか自分で新しいメニューを考えてみたいですね。
——海の家、カフェ、コワーキングスペースといろいろな役割がある場所ですよね。それぞれどんな過ごし方をしてもらおうと思っていますか?
赤川さん:バーベキューやカフェを目的に来る方には存分に満喫して欲しくて、仕事で来られる方には集中してもらいたい思いと楽しんでもらいたい思いの両方があります。ビジネス感をなくして、誰かの家に来ているみたいな柔かさを感じて欲しいので、チャンスがあればお話しするようにしています。ここの敷居をまたがれた方、どなたにも気持ちのよい時間を過ごしてもらいたいですね。
——ところで赤川さんはどうして「Sea Point NIIGATA」で働くことに?
赤川さん:はじめは「Sea Point NIIGATA」にお客さんとして来たんです。「何か部活をしたい」と、仲間と一緒にバーベキュー部を立ち上げて。
——社会人の部活、いいですね!
赤川さん:前職は製造業の仕事をしていて、同じ職場の人としか関われない日々が退屈で刺激が欲しいと思っていました。「Sea Point NIIGATA」には最初、ボランティアとして関わりました。その翌年はメンバーが新しい人たちばかりだったので、「勝手を知っている僕が少しでも役に立つかもしれない」という気持ちがありましたね。
——期待通り、新しい出会いがたくさん生まれたのではないですか。
赤川さん:いろいろな知り合いができましたよ。まったく違う職業の人たちとつながれるところに楽しさを感じます。ただ楽しくて「Sea Point NIIGATA」で働いて7年目です。
——これから本格的な海水浴シーズンですね。今年の意気込みを教えてください。
赤川さん:去年もたくさんの人で関屋浜が賑わいました。今年は去年よりも人が動くと思うので、もっと盛況になると思っています。まだ「Sea Point NIIGATA」を知らない方にもどんどん足を運んでもらって、ここを起点とした「人の輪」を広げていきたいですね。
Sea Point NIIGATA
新潟市中央区関屋1-24
TEL 025-233-6605