「整体コラボスペース リソラボ」で
やりたいことを、思いっきり。
その他
2025.12.15
西区の住宅街にある「整体コラボスペース リソラボ」。「整体コラボスペース」とは、いったいどんな場所なのか。「リソラボ」の後藤さんと小式澤さんに、お店ができた経緯や、お店でできることなど、いろいろとお話を聞いてきました。
後藤 純子
Junko Goto(リソラボ)
1979年上越市出身。都内の短大を卒業後、宝石店に就職。整体と出会い技術を学びはじめる。新潟に戻り看護大学に入学し、看護師だけでなく保健師や産業カウンセラーの資格も取得。整体と看護の知識を活かし、企業整体を行う中で小式澤さんと出会い、「りそうの合同会社」を設立。好きな日本酒は「雪中梅」。
小式澤 正美
Masami Koshikizawa(リソラボ)
1982年東京都生まれ。製図を学ぶ専門学校を卒業後、建築関係や工務店で働く。旦那さんとの出会いをきっかけに新潟に移住し、整体の仕事をはじめる。その後、個人事業主として在宅で企業のサポートをしているとき、後藤さんと出会う。貝を使ったお寿司が好き。
はじめは、主婦ふたりのあそび。
「りそうの合同会社」ができるまで。
――出身地も経歴も違うおふたりは、どんなふうに出会ったのでしょうか。
後藤さん:コワーキングスペースで知り合ったのがきっかけです。私が整体を教えていた子と、こっしー(小式澤さん)がもともと知り合いで。お互い、なんとなく存在は知っていたんですけど、そこでやっていた懇親会に参加したときに、意気投合しました。
――その後、合同会社の前身でもある、「理想の休日.com」をおふたりで立ち上げたそうですね。
後藤さん:私たち主婦ふたりが、遊びでイベントをはじめたんですけど、「やるなら名前をつけたらいいよ」って言われて、この名前をつけました。私たちのやりたいことを、そのままイベントとしてやっていて、いちばん最初は「カレーフェスタ」っていうのをやりました。
小式澤さん:「子どもも大人も楽しめるようにしたいよね」って話して、子どもが楽しめるようにシャボン玉で遊んでくれる人を呼んで、子どもを見ながら、大人がカレーを食べて、お酒を飲んで楽しむっていう(笑)
後藤さん:他にも、イベントがコロナで中止になったとき、そこで使う予定だったレタスが廃棄にならないように「レタスウォーキング」っていうイベントをしたこともありました。レタスを持ち歩けるように、「レタストラップ」を用意して、レタスを食べながら歩くっていう(笑)
小式澤さん:あの頃は、思いついたらとにかく動いていましたね。イベントのことなんて何も分からなかったので、いろんな人に声をかけていたら、どんどんつながりが広くなったり、深くなったりして。「一緒にイベントやりませんか」って声をかけてもらうこともありました。
――そんなおふたりが、会社をつくろうと思ったのは?
後藤さん:整体の教え子と私で「整体チームSwimmy(スイミー)」っていうグループをつくって、企業向けの出張整体をしているんです。チームは組んでいるんですけど、それぞれ個人事業主なので、なかなか活動の幅が広げられないって思っていたんです。
小式澤さん:私は会社員時代の経験を活かして、バックオフィスサポートを個人でやっていたんです。その中で純子さん(後藤さん)の事務仕事もお手伝いしていたんですが、一緒に合同会社を立ち上げたら、お互いの仕事の幅が拡がって楽しそうって思って、「りそうの合同会社」を立ち上げることにしました。
—— 具体的には、どんな事業をしているのでしょうか。
後藤さん:整体と、企業向けの出張整体、それから事務全般のサポートですね。今働いている人って、忙しすぎて自分の身体のことまで気を使いきれない人が多いと思っていて。フリーランスの方は特に、身体が資本じゃないですか。ここでは身体のメンテナンスと、お仕事のサポートを通して、健康に働けるお手伝いをしています。

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明日のやりたいことのために。
心も身体もメンテナンスしよう。
――昨年、「りそうの合同会社」の実店舗として「リソラボ」をつくられました。
後藤さん:知り合いの整体師さんがお店の場所を移すことになって、そのままの状態でお店を借りてくれる人を探していたんです。そのときに、「ここ使わない?」って声をかけてもらいました。
小式澤さん:「整体チームSwimmy」は各々スペースを借りて活動していましたし、私も自宅で仕事をしていたので、みんなの拠点がなかったんですよ。フリーランスの知り合いも増えてきて「一緒にイベントをやりたいね」なんて話をしていたので、拠点も兼ねてお店をそのまま引き継ぐことにしました。
――「リソラボ」で、できることを教えてください。
後藤さん:まずは整体ですね。整体師としてお仕事をはじめてから、なんだかんだ25年は経っていて。看護学校のときに、看護師や保健師、産業カウンセラーの資格を取っていたので、身体には詳しいと思っています。ぎっくり腰くらいなら、ちゃんと歩いて帰ってもらえますよ。
──身体の不調に対して、しっかりアプローチしてくれるんですね。
後藤さん:明日のやりたいことを思いっきりできる身体をつくるために、整体をしています。施術を受けてもらう中で、身体の使い方やケアの仕方を考えて、ご自身の身体と会話してもらうきっかけになればいいなって思っています。
――整体の他にも、「リソラボ」の使い方があるんだとか。
小式澤さん:「整体チームSwimmy」が企業整体に行っているのもあって、ここで施術をしているのは、月曜と水曜、金曜の3日間なんです。他の曜日は、会員さんにコラボスペースとして使ってもらっています。整体の日でもスペースをお使いいただけますし、施術の前後のちょっとした時間にお仕事をされる方もいます。
後藤さん:産業カウンセラーの資格を活かして、メンタルカウンセリングもやっています。「リソラボ」には個室もあるので、気軽に相談してもらえると嬉しいですね。

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ときには整体サロン。
ときには、コラボスペース。
――「コラボスペース」ってあまり聞き慣れない言葉です。
後藤さん:コワーキングスペースよりはカジュアルで、カフェよりはプライベートな空間を目指して、「コラボスペース」と呼んでいます。講座を開いたり、ご飯を持ち寄って交流したりする場所として使ってもらっていますよ。
――幅広い使い方ができそうです。
小式澤さん:以前は知り合いの料理人にお願いして、お店では食べられないご飯をつくってもらう会や、みんなでご飯を食べたりお酒を飲んだりしながら、ボードゲームで遊ぶ会を開いたこともあります。
後藤さん:イベントのときに、お客さん同士を紹介することもあるんです。健康って、身体だけではなく、人との交流も大事な要素だと思っていて。誰かとのつながりがあることは、健康にすごく良いと思っています。
――人のつながりも生まれるのは、この場所ならではですね。
後藤さん:ここで知り合ったことをきっかけに、一緒にお仕事をしたり、さらに交流が深まっている方もいらっしゃるんです。私たちの知らないところでも、コラボしてくれているのも、この場所だからこそできることかなって思っています。

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もっと気軽に、ふらっと来てほしい。
「リソラボ」のこれから。
――「リソラボ」のオープンから1年、これからどんな場所を目指して行きたいですか?
後藤さん:もっと気軽に、ふらっと来てもらえる場所にしていきたいですね。ちょっと前までは、知り合いの紹介で来てくださる方が多かったのですが、最近はGoogleマップから見つけてくれる方もいらっしゃって。もっとこういう方が来てくれたらいいなって思っています。
小式澤さん:ここに来るハードルが下がるといいよね。あと、週末だけサロンを開きたい人にこの場所を貸したいと考えています。わたしたちは絶賛子育て中で、週末お店を開けていないんです。そのときに、ここを自由に使ってもらえれば、場所も活きるし、独立したい方のお手伝いもできると思っています。
――新しく何かをはじめる場としても、「リソラボ」を使ってもらいたい、と。
後藤さん:資格は持っているけど、場所を借りるのに苦労している方は少なくないと思うんです。チャレンジできる環境は整っていると思うので、持っている資格を活かしたい方に、使ってもらえたら嬉しいですね。
――今後の目標を教えてください。
後藤さん:「リソラボ」が自分の身体を整えられて、人とのつながりを感じられて、心も軽くなってもらえるような場所にしていきたいんです。来てくださる方との出会いを楽しんで、お店を続けていきたいなと思います。

リソラボ
新潟市西区松美台13−20
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