親しみやすいPR動画を通して
五泉の魅力を発信「GOSEN動画工房」
その他
2026.02.17
皆さんは自分の住んでいる地域について、どのくらい知っていますか? 実はあまり知らないことも多いのではないでしょうか。五泉を拠点に活動している「GOSEN動画工房(ごせんどうがこうぼう)」では、今、地元の魅力を伝えようとドラマの制作に取り組んでいます。代表の樋口さんにお会いして、動画制作や幅広い活動の内容についてお話を聞いてきました。
樋口 雅夫
Masao Higuchi(GOSEN動画工房)
1982年五泉市生まれ。「日本アニメ・マンガ専門学校」卒業後、新潟のアマチュア劇団で演劇を経験。2003年に上京して「劇団ムーンライト」へ入団。2006年には仲間たちと「Y2工房(ワイツーこうぼう)」を立ち上げる。2011年の東日本大震災を機に新潟へ戻ってからは「Y2工房」を再結成。2022年に「GOSEN動画工房」を立ち上げ、五泉の魅力をPRしている。「怪談師」としても活動し、2024年に出版された「新潟怪談(竹書房怪談文庫)」では執筆に参加している。
動画制作に生かされている演劇経験。
目覚めたきっかけはあの大声優。
――樋口さんが運営している「GOSEN動画工房」では、どんな事業をおこなっているんでしょうか?
樋口さん:五泉を中心としたPR動画やイベントの企画制作をおこなっています。今まで演劇をやってきたので、その経験が役に立っていますね。
――へぇ〜、演劇をやっていたんですか。
樋口さん:「Y2工房」という劇団で演劇をしていたんです。地域のイベントや集会にも参加していたので、地元とのつながりが深まりましたね。
――その経験が五泉のPR動画につながっているんですね。演劇をはじめたきっかけを教えてください。
樋口さん:もともと新潟の専門学校で声優の勉強をしていたんですけど、そのときの講師が「ドラゴンボール」の孫悟空役や「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎役でおなじみの声優・野沢雅子さんだったんです。
――それはすごい!
樋口さん:「芝居がやりたいんだったら舞台をやった方がいい」という野沢先生の言葉に背中を押されて、新潟でアマチュア劇団を経験した後、上京して、先生が主宰していた「劇団ムーンライト」に入団しました。1週間のうち7日間稽古があるので、1年中稽古場にいるような生活でしたが、自分のやりたいものが見つかったと思いましたね。
――野沢雅子さんとの出会いで、夢中になれることが見つかったんですね。
樋口さん:ありがたいことに、僕は人との縁に恵まれているんですよ。もうひとり、僕の人生に影響を与えてくれたアニメーターさんがいるんです。同じアパートの真下の階に住んでいらっしゃって、僕がうっかり洗濯機の水をこぼしたお詫びに伺ったことがきっかけで、お付き合いがはじまりました。
――その方からは、どのように影響を受けたんですか?
樋口さん:アニメを制作する現場のお話をお聞きしたり、演出する方法について教わったりしているうちに、自分でも演出をしたいと思うようになったんです。東京で結成した「Y2工房」では演出も担当するようになりましたし、PR動画を制作する上でも役に立っています。
――いい出会いがたくさんあったんですね。でも「Y2工房」は新潟で活動していたんじゃないんですか?
樋口さん:最初は東京で、新潟出身の仲間を集めてやっていたんです。東日本大震災をきっかけに新潟の実家へ戻ってきたんですけど、他のメンバーも新潟に戻ってきたので再結成したんですよ。

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地元の魅力を知ってほしくて
五泉を舞台にしたドラマを制作。
――「GOSEN動画工房」を立ち上げたいきさつを教えてください。
樋口さん:40歳を前に事業を立ち上げたいと思っていたんです。五泉には映像制作のプロダクションがなかったので、演劇で得た経験や人脈も生かせるんじゃないかと「GOSEN動画工房」を立ち上げました。
――どんな動画を制作しているんですか?
樋口さん:いくつか五泉のPR動画を制作していくうちに、素敵なものがたくさんあることを知って、もっと五泉の魅力をPRしていきたいと思うようになりました。
――それで五泉を舞台にしたドラマ『GO! 〜君と僕の知らない街〜』を制作したんですね。
樋口さん:僕は風景よりも人を撮るのが好きなので、ストーリー仕立てのドラマをつくって紹介したんです。制作にあたっては劇団での経験が役に立ちましたね。
――他にもこだわったことってあるんですか?
樋口さん:キャストもスタッフも新潟県民だけでつくることにこだわりました。テレビ新潟で放送してもらい、その後も五泉観光協会のYouTubeチャンネルや、ラポルテ五泉のインフォメーションで見ることができるようになりました。
――子どもでも楽しめるドラマですよね。多くの人に見てほしいです。
樋口さん:地元のことをよく知らずに住んでいる人って多いんです。でも知れば知るほどたくさんの魅力に気がつくし、郷土愛が生まれると思うんですよ。お世話になってきた地元への恩返しだと思って、映像を通して五泉の魅力を多くの人に届けていきたいですね。
――今後はどんなところを紹介していきたいですか?
樋口さん:有名なところは大手にお任せして、地元に住む自分たちにしか紹介できないようなところを紹介していきたいです。
――樋口さんが気づいた五泉の魅力を教えてください。
樋口さん:桜やチューリップ、水芭蕉、ぼたんというように、いろいろな花を楽しむことができる自然豊かな土地ですし、美味しいお店や面白い店もたくさんあります。何よりも五泉に住む人たちって、お世辞抜きに人柄がいいんですよ。

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演劇や映像に次ぐもうひとつの活動、
新潟の怪談を伝える「怪談師」。
――動画制作以外に、樋口さんは「怪談師」としても活動をされているとのことですが。
樋口さん:もともと怪談を聞くのが好きだったんですけど、演劇の前説やゲストハウスのイベントで怪談を話すようになったんです。竹書房怪談文庫から昨年出版された、新潟の怪談集「新潟怪談」に著者のひとりとして参加したのを機に「怪談師」と名乗るようになりました。
――「怪談師」としては、どのような活動をしているんでしょうか?
樋口さん:県内外の怪談イベントに出演したり、「マサオのホラートーク」というインスタグラムのアカウントで怪談を語るライブ配信をしたりしています。インスタグラムの怪談アカウントのなかでは、フォロワー数がベスト5に入るんですよ。マサオ調べですけど(笑)
――怪談を話すときのコツがあったら教えてください。
樋口さん:コツというよりも気をつけていることなんですが、ボディランゲージを交えつつ、聞いている方々に伝わりやすい話し方を心掛けています。
――なるほど。今後はどのように怪談師としての活動を続けていきたいと思っていますか?
樋口さん:今年は12本の怪談イベントに出演することを目指して、新潟県の怪談師としてナンバーワンになりたいです。イベントの出演数では、新潟県内で一番だと思うんですけどね。
――月1本のペースで出演したいということですね。では動画制作についての目標も教えてください。
樋口さん:スマートホンで動画を見る方が増えていますので、これからは縦比率の動画をメインにしていくつもりです。今後も活動を続けていくために、動画制作をビジネスとして確立できるようにしたいですね。その上で、もっと親しみやすいクリエーターを目指します。

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