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ハード系を中心に約80種類のパンが揃う「Boulangerie HiRO」。

新潟上所郵便局のすぐそばに店舗を構える「Boulangerie HiRO」。メロンパン、クロワッサン、惣菜パンといった定番のパンも充実していますが、特に人気があるのはハード系のパンなのだとか。今回は5月に第2子を出産されたばかりの小田さんに、いろいろとお話を聞いてきました。

 

Boulangerie HiRO

小田 裕子 Hiroko Oda

1988年村上市生まれ。高校卒業後、米菓メーカーに就職。西区のベーカリーで修業をしたご主人とともに、2015年に「Boulangerie HiRO」をオープン。ふたりのお子さんを育てるママ。

 

働くお母さんとご主人が支えるお店。自家製酵母のパンが人気。

——今回の取材、小田さんが出産を控えていらっしゃるというので日を改めてお邪魔させていただいたんですよね。小田さんがあまりに早く職場復帰されたので驚きました。

小田さん:5月に第2子を出産したばかりです。ひとり目もこのお店がオープンした半年後に産んで、そのときは平日に子どもを保育園に預けて、土日はおんぶして店に立ちました。それがあったから、「今回も大丈夫だろう」って自信があったんですよ(笑)

 

——働くお母さん、かっこいいですね。

小田さん:大きい会社じゃないし、私が抜けるとどうしても他のスタッフに負担がかかってしまうじゃないですか。それが申し訳なくて。「今回も早く復帰しなくちゃ」って思っていました。

 

 

——無理はなさらないでくださいね。では改めて「Boulangerie HiRO」さんについて教えてください。人気のパンはなんでしょう?

小田さん:ハード系のパンが充実しているかなと思います。フランスパン、マカダミアカンパーニュが人気で、私たちとしてもハード系のパンは店の看板商品だと思っています。オーナーである主人が、素材と製法にすごくこだわっているんですよ。パンは自家製酵母で作っています。

 

——ハード系のパン、美味しいですよね。

小田さん:パン屋さんって女性人気が高いイメージですけど、うちの場合は男性のお客さまも多いんです。もしかしたらハード系のパンやボリューム満点の調理パンが豊富だからかもしれませんね。ぜんぶで80種類はあると思いますよ。この近くには保育園や小児科があるので、お子さんを連れて来てくださるお客さまには甘くて食べやすいパンも人気です。主人には「お子さんも安心して食べられるパンを揃えたい」って思いもあるので、クロワッサン、メロンパン、クリームパンなどの定番もご用意しています。

 

初めてのパン作りは難関だらけ。成長する喜びは、しんどさを超える。

——お店がオープンしたのはいつですか?

小田さん:2015年です。主人は西区のベーカリーでパン職人として経験を積みながら「40歳までには独立して自分の店を持ちたい」と思っていたんですよね。それでちょうどいいタイミングで、この場所を借りられることになって「Boulangerie HiRO」をはじめたんです。

 

——今では小田さんもパン作りをされていますよね。パン作りの経験はあったんですか?

小田さん:いえいえ、高校生の頃にパン屋さんでアルバイトをしたくらいで、まったくの素人でした。夫婦で一緒にお店をやるつもりではいましたが、私は販売を担当するものだと思っていたんです。でもパンの作り手が足りなくて、私と主人でパン作りをするようになりました。

 

 

——最初はどうでした? 楽しかった? 難しかった?

小田さん:正直、最初は嫌でした(笑)。「パンを作るのってこんなに大変なんだ」って、何度も思いました。主人も忙しいから、私の横にぴったり寄り添って丁寧に教えてくれるわけでもなく。主人がやっていることを「見て学ぶ」って感じでしたね。パンの発酵するタイミングを見極めるのがいちばん難しかったな。

 

——だんだんと面白くなっていきました?

小田さん:以前はできなかったことができるようになる楽しさがありますよね。でも面白いとか楽しいっていうのは、10のうち2くらいしかないかも(笑)。残りの8は大変だし、しんどいし。でもちょっとの「楽しいな」「よくできたな」っていう気持ちで、しんどい思いがぜんぶ吹っ飛んじゃうんですよ。私、レジ対応もするんですけど、そこでお客さまに「このパン、好きなんだよね」と言っていただくと「私が作ったの!」って叫びたくなります(笑)。自分で作っているからこその喜びがありますよね。

 

夫婦でお店を営む上での、ルールとは?

——ご主人に「一緒にお店をやろう」と言われたときのこと、覚えていますか?

小田さん:出会った頃から「パン屋をやりたい」と言っていましたね。「いつか一緒にやれたらいいね」なんて話はしていたかな。いざそれが実現するとなったら、不安が大きくて。契約期間が終わるまでお店は続けられるのかとか、経営面とかが心配で。でも不安だったけど抵抗はなかったというか、「やりたくない」とは思わなかったですね。もし私が手伝わなかったとしても、主人は夢を叶えたと思います。

 

 

——夫婦で一緒に働いてみていかがでしたか?

小田さん:オープン当初はめちゃくちゃ仲が悪くなりました(笑)。素人の私はどうしていいかわからずにいるのに、主人は教える暇がなくてそっけない。お互いがいっぱいいっぱいで思いやりを持てなかったんでしょうね。スタッフさんが増えて自分たちに余裕が持てるようになったら、また仲良しに戻りました。

 

——仲良くいられる秘訣は?

小田さん:不満を溜め込まずに、感じたことをそのときに冗談を交えて伝えることですかね。

 

 

 

Boulangerie HiRO

新潟市中央区上所中3-12-18

TEL 025-311-5590

不定休

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。
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