雲を眺めながらゆったり過ごしたい「望雲舎 Blue Norther Coffee」。
カフェ
2024.04.18
季節や時間帯によって表情が変わる、空。そんな空を眺めながら、ゆったりした時間を過ごしてほしいという思いでオープンしたのが、新潟市西区の「望雲舎 Blue Norther Coffee(ぼううんしゃ ブルーノーザーコーヒー)」です。懐かしさを感じさせる雰囲気の店内でオーナーの皆川さんが迎えてくれました。


望雲舎 Blue Norther Coffee
皆川 和也 Kazuya Minagawa
1962年新潟市西区生まれ。新潟大学卒業。1986年から新潟県の職員として働き、定年退職をした2022年より「望雲舎 Blue Norther Coffee」をオープンする。気象予報士の資格を持ち、空の写真を撮影してSNSに投稿するのが日課になっている。
「気象予報士」の資格を持つオーナーがはじめたカフェ。
——表から見ると普通の民家なのに、中に入るとレトロな雰囲気のお洒落なカフェだったので驚きました。
皆川さん:お車でお越しのお客様には、大野小学校前にある公共駐車場に停めてから歩いてきていただくんですが、お店と気づかずに通り過ぎるお客様も多いんです(笑)
——皆川さんは一昨年に定年を迎えるまで、県職員として働いてきたんですよね。お疲れ様でした。
皆川さん:ありがとうございます。土木関係から歴史資料の管理までいろいろな仕事に携わらせていただきました。その分仕事を覚えるのは大変でしたが、少しでも県民の方々のお役に立てればと励んできたんです。
——そんな皆川さんが、カフェをオープンしたのはどうしてなんですか?
皆川さん:昔からカフェでのんびり過ごすのが好きだったんです。それで、いつかは自分でもカフェをオープンできたらいいなと思っていました。50歳を過ぎた頃から製菓専門学校の通信講座を受けて「製菓衛生師」の資格を取ったり、店舗に利用できる物件を探したりしていたんですよ。

——この場所を選んだのはどうしてなんですか?
皆川さん:自由にリノベーションしていいという条件もありがたかったし、窓からまっすぐに空の見える眺めが気に入りました。湧き立つような夏の入道雲をはじめ、いろいろな雲を見ることができるんですよ。
——それで「望雲舎」という店名なんですね。皆川さんは雲がお好きなんでしょうか?
皆川さん:子どもの頃から天体や地学に興味を持っていました。1994年に「気象予報士制度」が導入されたので、資格試験に挑戦してみたら受かっちゃったんですよ。それをきっかけに「気象予報士会」の講習に参加して勉強したり、毎日空の写真を撮影してはSNSに投稿したりするようになりました。

——気象予報士の資格をお持ちなんですね。
皆川さん:店の奥には営業日の最新天気図が貼ってあって、興味のあるお客様には説明させていただくこともあります。また、お客様から「今週末に出かける予定があるんだけど、お天気はどうでしょうか?」と聞かれることもあって、天気予報をすることもあるんですよ(笑)
——へぇ〜、それはありがたいですね(笑)。店名には「望雲舎」の後に「Blue Norther Coffee」という言葉が入っていますけど、これにはどんな意味があるんでしょうか?
皆川さん:「Blue Norther」というのは、アメリカのテキサス州にときどき現れる、強力な寒冷前線のことなんです。普段は温暖な地域が震え上がるほど寒くなり、強風を吹かせたり雪を降らせたりするんですが、通過した後には綺麗な青空が広がります。「辛いことがあっても、その後にはきっと嬉しいことがやってくるから、希望を持って過ごしていこう」というエールを込めているんですよ。

たっぷり飲める自家焙煎コーヒーと、雲の乗ったチーズケーキ。
——店内はリノベーションされたんですよね。
皆川さん:もともと普通の住宅だったので、部屋を仕切っていた壁を壊してつなげたり、畳の代わりに床板を貼ったり、天井を高くしたりしました。床の色塗りや照明の取り付けのように、自分でやったところもあります。カウンターも自分で作ったんですよ。
——へぇ〜、内装のどんなところにこだわりました?
皆川さん:自分が居心地いいと感じる空間にこだわりました。特に椅子にはこだわっていて、ゆったりと深く腰掛けることができて、長時間座っていても疲れないものを選びました。いろんな席を楽しんでほしいので、椅子やテーブルはあえて同じものがないんです。

——確かに、椅子もテーブルもデザインがバラバラですね。どの席もふたり掛けだから、騒々しくならずに落ち着けそうです。
皆川さん:そうなんですよ。あと、物干し場だったスペースをリノベーションして、テラス席を作っているところなんです。こちらはさらに眺めを楽しむことができる、明るくて開放的なスペースになっています。

——とても気持ちよさそうなスペースですね。コーヒーも美味しく楽しめそうです。
皆川さん:少しでもゆっくり過ごしていただけるよう、自家焙煎したコーヒーを大きめのカップで提供しています。
——皆川さんが自らコーヒーを焙煎しているんですか?
皆川さん:コーヒー好きが高じて、趣味でコーヒー豆の焙煎をやってきたんですよ。産地それぞれの味を楽しんでいただきたいので、ブレンドはしないようにしているんです。4種類の豆を日替わりで提供しています。
——豆本来の風味をを味わってほしいというこだわりですね。コーヒー以外にはどんなメニューを楽しめますか?
皆川さん:週末限定で「スパイスチキンカレー」を提供しています。各種スパイスやヨーグルトの他、生姜をたっぷり使っているチキンカレーです。甘さや辛さ、深いコクをお楽しみいただけます。

——このカレー、パクパク食べられますね(笑)。「黒焦げチーズケーキ」というスイーツも気になります。
皆川さん:こちらはバスク風チーズケーキなんですけど、「望雲舎」のチーズケーキらしく、綿あめで作った雲が乗っているんです(笑)。お皿にトッピングした山塩をつけていただくと、アクセントにもなってケーキの甘さが引き立ちます。

——チーズケーキにまで気象愛を感じますね(笑)
皆川さん:ありがとうございます(笑)。今後はワッフルもメニューに加えようと開発中なんです。私自身もゆったりと楽しみながら、お客様が気持ちよく過ごせる空間を提供していきたいと思っています。まわりには中之口川や土手もあるので、散策のついでにぜひお立ち寄りいただきたいです。

望雲舎 Blue Norther Coffee
新潟市西区大野町3802-5
11:00-18:00(L.O.17:00)
火水木曜休
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