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フジロックにも出演した新潟出身のニューカマー「E.SCENE」を知ってる?

結成から1年。猛スピードで駆け抜け、駆け上がる新潟出身バンド。

国内最大級の野外ロックフェスティバル「FUJI ROCK FESTIVAL(フジロックフェスティバル)」。その中に、新人アーティストの登竜門「ROOKIE A GO-GO(ルーキーアゴーゴー)」というステージがあることをご存じですか? 全国各地から多くの新人バンドが集まり、フェス参加への切符を競うこのステージで、見事、出演を果たした新潟出身バンドがあります。「E.SCENE(イーシーン)」。今回はベースを担当する清水さんに、フジロック出演の感想やこれからの夢をインタビューしてきました。

 

E.SCENE

清水 千央 Chihiro Shimizu

2000年新潟市生まれ。万代高校卒業、国際情報大学経営学科(経営情報学部)在学。スリーピースバンド「E.SCENE」のベース担当。アメリカのベーシストであるマーカス・ミラーを崇拝。

 

1,500組の中から選出。FUJI ROCK FESTIVAL‘19への出演。

――本日はよろしくおねがいします。「E.SCENE」は、今年の「FUJI ROCK FESTIVAL(以下フジロック)」に出演されたんですよね?

清水さん:はい。今年のフジロックは7月26~28日の3日間の開催で、僕たち「E.SCENE」は「ROOKIE A GO-GO」というステージで初日に出演したんです。

 

――その「ROOKIE A GO-GO」ってどんなステージですか?。

清水さん:「ROOKIE A GO-GO」は新人アーティストの登竜門ステージといわれていて、全国各地から選ばれたバンドが出演できるステージです。今年は1,500組を超える応募があったらしくて、「E.SCENE」は新潟代表としてフジロックへの切符を勝ち取りました。

 

 

――そんな数の応募数が…。凄いですね。ちなみに何組が出演したんですか?

清水さん:合計15組です。僕らが出演した初日26日は「E.scene」「KOTORI(コトリ)」「HOPI(ホピ)」「paranoid void(パラノイドボイド)」「mildrage(マイルドレイジ)」の5組でした。

 

――はじめてフジロックに出演してどうでした? やっぱり緊張しましたか?

清水さん:日本で一番大きな野外フェスじゃないですか。だから緊張するだろうなって思っていたけど、いざステージに立ってみたら快感と感動のみでした。時間帯がよかったお陰もあって雰囲気も抜群で、どんどんとオーディエンスが増えて、音楽をやっていて本当によかったと思えた瞬間でした。ちなみに、フジロックにはじめて参加したんです。出演者としても、観客としても(笑)

 

ベースは現役大学生。バンドは結成1年。ルーキー尽くしの「E.SCENE」。

――それでは「E.SCENE」について教えてください。どんなバンドですか?

清水さん:ブラックミュージックをルーツにジャンルにとらわれない音楽を作っている、ボーカル、ドラム、ベースからなる平均年齢19歳のスリーピースバンドです。

 

――え?平均年齢19歳?驚きです(笑)。ってことは、結成してからそんなに経っていないってことですよね?

清水さん:ちなみに、僕は現役大学生です(笑)。バンドを結成したのは2018年7月27日で、フジロックに出演した日に1周年を迎えたんですよ。26日の出演といっても正確には7月27日0時00分のスタートで、演奏をはじめた瞬間にアニバーサリー。凄くないですか?なんか、運命を感じちゃいますよね。

 

 

――いや~いろいろと驚かされますね。その若さでありながら、あんなムーディーな曲を奏でているなんて…。シングルに収録されていた「いいじゃん」を聞きましたが年齢を感じさせませんね。しっとりしている雰囲気なんて特に。

清水さん:聞いてくれていたんですね。ありがとうございます! 曲は全体的に「夕方から夜にかけての雰囲気」をイメージしてドラムとベースを主体に作っていたから、しっとりとした雰囲気を感じてもらえたなら嬉しいです。でも、この雰囲気を一回ぶち壊したいとも考えているんです。

 

――壊したいんですか?それはどうして?

清水さん:「E.SCENE」の曲は僕が作っていて、一定の層の人たちだけに理解してもらえればいいと思っていました。でも、最近は音楽好きなじゃない人たちにも「このバンド、聞いてみたいな」って思われるバンドになりたいと思いはじめたんです。だからこれからはキャッチーでポップな曲も生まれるかも知れません(笑)

 

これから目指す先。「E.SCENE」が届ける音楽。

――キャッチー&ポップなんて、今の音楽からは想像できないです。ブラックミュージックのイメージが付いちゃっていますね。

清水さん:昔からブラックミュージックやネオソウルを聴いていたから、僕自身のルーツでもあります。でも、最近はJ-POPも聴きはじめて。そうしたらJ-POPも捨てたもんじゃないって思ったんです(笑)。だから、多くの人に受け入れてもらいやすい音楽も大切だなって。

 

――音楽性がガラッと変わる気がするんですが。

清水さん:もちろん今までの「E.SCENE」は残しますよ。残しつつ、ポップスにどうやって落とし込んでいくか考えるのが今後の課題です。

 

 

――ちなみにJ-POPを聴くようになったキッカケは?

清水さん:キッカケはフジロックですね。コアな音楽をやり続けているバンドも、もちろんいるけど、フジロックに出演できてからはもっと大きな舞台でライブをしたいとか、またフジロックの舞台に立ちたいとか、大勢に観てもらいたい願望が強くなりました。

 

――やっぱりフジロックは、大きなターニングポイントになったんですね。では最後に、1年ちょっと「E.SCENE」として活動をしてきて、これからの夢や抱負はありますか?

清水さん:フジロックでは応援しに来てくれた方のほかに、僕たちを知らない多くの観客も盛り上がってくれました。その様子をステージから見て「1年間やってきたコトは間違っていなかった」と自信になりました。だからこれからは「E.SCENE」を知らない人たちにもたくさんの音楽を届けられるように、もっともっと活躍できるように我武者羅に頑張っていきます。

 

待ち遠しいNEW RELEASEはいつ?

「ROOKIE A GO-GO」に選出されたライブをYouTubeで見ていた私。凄いニューカマーが現れたと思っていたら、なんと今回、インタビューのチャンスが巡ってきました。子どもの頃はどんな音楽を聴いていたのか、あのしっとりとした音楽はどうやって作っているのかなど、紹介しきれないほどに質問した最後に、しっかり聞いてきましたよ、新作情報。現在レコーディング中らしく、来年2020年2月にEPを予定しているそうです。iTunesを要チェック!

 

 

E.SCENE

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