おしゃれなビルの3階にある民泊。
「E-YADO」って、どんな宿?
その他
2026.02.16
昨年の8月にオープンした「E-YADO」。ここは同じビルの中にあるアパレルショップ「JAMES」がはじめた民泊です。アパレルショップがどうして民泊を? と疑問に思いながら、「JAMES」のスタッフでもある丸山さんに、ここができるまでのことや、お部屋のこだわり、これからのことなど、いろいろ聞いてきました。
丸山 正博
Masahiro Maruyama(E-YADO)
1971年小千谷市出身。専門学校卒業後、「JAMES」で働きはじめ、長岡や新潟で販売や買付の仕事を行う。昨年8月にオープンした「E-YADO」では、フロント業務から清掃業務までを行っている。「E-YADO」にも数多く置かれている「TRUCK FURNITURE」のソファを自宅でも愛用している。
きっかけは周年のイベント。
アパレルショップが民泊をはじめたワケ。
――「LIFE」や「JAMES」が入っているビルのいちばん上に、こんな素敵な場所ができたなんて、知りませんでした。
丸山さん:ここは「JAMES」がつくった宿泊施設です。1階にはモーニングやランチ、ディナーが楽しめる「LIFE」があって、その上には洋服と生活雑貨を販売している「JAMES NIIGATA」があります。そういったお買い物や食事だけじゃなくて、宿泊も楽しんでもらえる場所になりました。
――いったい、どんな経緯でつくられたのでしょう。
丸山さん:実は、昨年「JAMES」は40周年を迎えまして。それを記念して、月替わりでポップアップイベントをやろう、という話になったんです。そのためのスペースとして、家具を新しく入れて、この場所をつくりました。でも、イベントを毎日開催するわけでもないので、ここを使わない時間がもったいない、ということになって。
――それで宿泊できる場所を、というわけだったんですね。
丸山さん:うちの代表が奥多摩に一棟貸しの民泊をやっていて、ノウハウも持っていたので、やってみようということになったんです。そこからは民泊をするのに必要な資格をとったり、設備を整えたりして、昨年の8月にオープンしました。
――ところで、丸山さんは長く「JAMES」で働かれています。
丸山さん:専門学校を卒業した後、今までずっと「JAMES」で働いてきました。もともとは「JAMES」のお客さんだったんですけど、代表から声をかけてもらったのをきっかけに入社しました。最初は「JAMES NAGAOKA」で働いていて、新潟に新しいお店を出すことになってからは、20年以上新潟市内にいます。
――20代の頃から! 「JAMES」一筋の大ベテランですね。
丸山さん:そうかもしれません(笑)。今はお店での接客や、メンズ商材を買付け、店舗運営も行っています。「E-YADO」ができてからは、今までの仕事と並行して、フロント業務やお部屋の清掃もしています。こういう仕事は僕も未経験だったので、奥さんに協力してもらいながら、やっています。

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TRUCK FURNITUREの家具を体験できる。
「JAMES」ならではの、空間づくり。
――さすが「JAMES」のつくる宿、といったところでしょうか。統一感のある空間が素敵です。
丸山さん:ありがとうございます。ここは単に泊まる場所ではなく、泊まる時間を楽しんでもらう場所だと思っています。あえてテレビはおかず、代わりにレコードやラジカセを置いています。家具もすごくこだわっていて、新潟では使い心地をなかなか体験できない家具を揃えているんです。
――そんなこだわりの家具について、教えてください。
丸山さん:「TRUCK FURNITURE」は大阪の家具ブランドで、現物を直接見て触れることができるショップは大阪にしかないんです。以前から「TRUCK FURNITURE」さんとはつながりがあって、1階の「LIFE」のインテリアもこのブランドのものを使っています。僕もここのソファを自宅で愛用しているんですよ。
――ズバリ、「TRUCK FURNITURE」のいいところは?
丸山さん:まずとても頑丈なところですね。ソファを買って20年経ちますけど、全然へたらないんです。子どもが横になっても大丈夫なくらい(笑)。それと、普遍性があるところも魅力のひとつかな、と思います。「E-YADO」にもソファを置いているので、その使い心地はぜひ試してみてほしいですね。
――こちらでは、2階の「JAMES」で販売しているアイテムも使うことができるんだとか。
丸山さん:グラスや食器は、「JAMES」でも販売しているものなんです。ここにはキッチンもあるので、お家のようにここでお料理を楽しんでもらってもいいかな、と思います。キッチンの家電は三条市の「TWINBIRD」さんのものを用意していますよ。
――今までどんな方がこちらに泊まりに来ているのでしょう。
丸山さん:今まで来ていただいたお客さまの3分の1は海外からのお客さまです。これはきっと「airbnb」という、海外の方がよく使う予約サイトに登録しているからかもしれません。佐渡へ行くための経由地として、ここに泊まりに来てくださった方もいます。国内だと、旅行やコンサートで新潟を訪れた方に使っていただけています。


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服を提案するように、
その人の目的に合わせた案内を。
――「E-YADO」のお仕事は、今まで経験したことがないお仕事もあるかと思います。
丸山さん:特に清掃は本当に未経験だったので、すごく気を使っています。僕だけじゃ気づけないこともあるので、毎回清掃が終わった後は奥さんにちゃんときれいになっているかどうか、チェックしてもらっています。でも、この仕事の中には、今までやってきたことが活きているものもあるんですよ。
――具体的には、どんなことが活きているのでしょう。
丸山さん:お客さまに周辺のスポットをご案内するときですね。どんな洋服を探しているかをまず聞くように、ここに来たお客さまがどんな目的で来たのか、ここで何をしたいのかをまず聞くんです。それにあわせてお店やスポットをご提案しています。最近はお店の詳細を観ることができるQRコードをつけて、一覧にまとめたものをつくりました。
――はじめて新潟を訪れる人にとっては、とってもありがたいですね。
丸山さん:僕の知っている限りではあるんですけどね(笑)。日本酒とお魚を食べたい方には、本町市場や魚の美味しい居酒屋さんをおすすめしますし、散歩がしたい人には、白山神社付近をご紹介します。海外から新潟に来られた方には、英語対応もできるお店やスポットを紹介しています。
――このビルだからこそできる楽しみ方も、案内してくれるんだとか。
丸山さん:「LIFE」で楽しめるモーニングやランチも、その日のメニューと一緒にご紹介しています。チェックアウト前の朝、ゆっくりお部屋で過ごしたい方は、「LIFE」でベーグルをテイクアウトしてお部屋の中で食べていただけますよ。連泊される方のなかには、滞在中、ほとんどの食事を「LIFE」で楽しんでくれた方もいます。

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県内外のたくさんの人に、
いろんな使い方してもらえる、いい宿に。
――「E-YADO」をはじめてみて、丸山さん自身はいかがでしょう。
丸山さん:お客さまの反応が、すごく新鮮で嬉しいんです。音楽が好きなイギリスの方に、おすすめのバーを紹介したら、本当にお店に行ってくれて。その方はその後、東京方面に行く予定だったので、鎌倉にある「JAMES」もおすすめしたら、そこにも足を運んでくださったんです。そのとき、すごく嬉しかったのを今でも覚えています。
――新潟での体験がとても良かったものだったからこそ、鎌倉まで足を伸ばしてみたのかもしれないですね。
丸山さん:そうであったら嬉しいです。「E-YADO」でお客さまを迎えていくうちに、ペンションのおじさんの気持ちがわかったような気がして(笑)。「新潟を楽しんでくれたかな」とか、「無事に次の目的地につけたかな」とか。ここを出るときに「楽しかった」って言ってくださったり、後日感想を送ってくれたりするのが、本当にモチベーションになっています。
――これから、「E-YADO」をどんなふうにしていきたいですか?
丸山さん:もっといろんな使い方をしてもらえるように、いろんな可能性を探れたらいいなと思っています。ここは、良い意味で余白がすごくある空間なので、僕自身もまだ手探りな部分があって。「JAMES」のスタッフに、実際に泊まって「LIFE」で食事をしてもらって、どんなふうに使ってもらえるか、どんな提案ができるかを考えています。これからは海外や県外の方だけではなく、県内の方にもぜひ使ってほしいな、とも思っています。
――ぜひ県民向けに、おすすめの過ごし方を教えてください。
丸山さん:例えば「LIFE」でディナーを帰りを気にせず楽しんでもらったり、観光気分で古町を歩いてみたり。普段行かないけど、気になっているお店に行ってみるのも面白いかもしれません。いつもとは違う新潟を楽しみながら、「TRUCK FURNITURE」の家具に触れて、体験してもらえたら嬉しいです。


E-YADO
新潟市中央区東堀通5番町438 3F
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