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すてきなヨーロッパ古道具雑貨の店「Mietta」

古道具雑貨が並んでいるヨーロッパの家庭みたいなお店

ホテルオークラ新潟のそばに、青く塗られた板塀のイギリス国旗がはためくお店があります。店内にはイギリスの食器をはじめ雰囲気のある生活雑貨がたくさん並んでいます。今回はこちらの雑貨店「Mietta(ミエッタ)」のオーナーである飛田さんに、「ブロカント」と呼ばれる古道具の魅力についてお話しを聞いてきました。

 

 

Mietta

飛田 三枝子 Mieko Tobita

1966年新潟市南区(旧味方村)生まれ。新潟市職員として働いた後、2019年1月に新潟市で「Mietta」をオープン。趣味は海外旅行。30カ国を巡っていて、中でもアイスランドで見たオーロラやトルコの街が印象に残っているとか。

 

ヨーロッパの「美しいガラクタ」を売っているお店?

——こちらは古いアンティーク雑貨がいろいろと揃っているお店なんですね。

飛田さん:アンティークとはちょっと違うんです。アンティークはフランス語で「骨董品」を意味する言葉で、「製造されてから100年以上経った工芸品や美術品のことを示す」っていう定義があるんですよ。うちで扱っている雑貨はおもに「ブロカント」と呼ばれる品物なんです。「ブロカント」はフランス語で「美しいガラクタ」という言葉が語源になっている「古道具」を意味してます。ヨーロッパのどこかで誰かが大切に使ってきた雑貨を扱っているんです。

 

——じゃあアンティークよりも身近な雑貨っていう感じなんですね。どんなブロカント雑貨を置いてるんですか?

飛田さん:イギリスを中心にしたヨーロッパの雑貨が多いですね。私の好みで食器をメインにしています。あとは陶器の置き物、コスチュームジュエリー、額装されたポスターや版画、テディーベア、イギリスの紅茶を置いています。

 

——コスチュームジュエリーって、ただのジュエリーとは違うんですか?

飛田さん:宝石としての価値よりも、ファッション性の高さを第一に考えて作られているイミテーションジュエリーのことなんです。本物の宝石は使っていませんが、高度な技術や優れたデザインで作られているものが多いんですよ。

 

——へ〜、はじめて知りました。お店に並べるブロカント雑貨はどんな基準で選んでいるんですか?

飛田さん:これはもう自分が好きなものです(笑)。姉と一緒に買い付けに行くことも多いので、姉の意見も参考にしています。自分の好みだけだと、どうしても品揃えが片寄っちゃいますからね。

 

安定した公務員よりも、雑貨ショップとしての起業を選択。

——飛田さんは、どうしてお店を始めようと思ったんですか?

飛田さん:ずっと公務員として働いて来たんですけど、50歳を前にしたとき、そのまま公務員を続けていくか別のことをしてみようかと悩んだんです。それで起業セミナーに足を運んでみて、自分でショップをやってみようと思い始めました。決心した理由は、セミナーの講師から「定年後に起業しようと考えている人のほとんどが起業しないで終わることが多い。やる気があるなら、今すぐやった方がいい」と言われたからなんです。たしかに60歳を過ぎてからお店を始めるのはいろいろ大変だと思いましたね。

 

——ブロカント雑貨のお店を選んだのはどうしてなんですか?

飛田さん:私は子どもの頃から雑貨が好きで、ファンシーショップに入り浸って文具とか小物とかを眺めていたんです。あと海外旅行に行ってお土産ものを探すのも好きでした。そこで雑貨店をやってみようと思ったんですけど、ありきたりの雑貨店をやったところで大手の雑貨店には太刀打ちできないと思ったんです。そこで集めていたヨーロッパの食器をメインにしたブロカント雑貨の店をやってみようと思いました。

 

——なるほど。この場所にオープンしたのは何か理由があったんですか?

飛田さん:いろんな物件を探して、この物件が自分の理想にとても近かったんです。ただ、「人通りの多さに比例して入店率も上がる」というアドバイスを受けていたので、人通りの少ないこの場所で始めることに迷いもありました。そんなときに、この店の並びにある占い師さんに観てもらったら「この場所で大丈夫」と言われたので、それで背中を押されたんです。

 

——迷ったときは占いも有効ですね。ところで店名の「Mietta」はフランス語か何かなんですか?

飛田さん:実は私の名前をもじってつけた名前なんです(笑)。でも、その他に「大通りから見えた」「幸せが見えた」っていう意味も持たせてあるんですよ。

 

ブロカント雑貨の楽しみ方とは。

——飛田さんが思うブロカント雑貨の魅力を教えてください。

飛田さん:たとえば、ずっと昔に作られたカップがあったとしますよね。たくさん作られたカップの中には、長い年月の間に壊れちゃったり捨てられちゃったりしたものもあるんですが、そのうちのいくつかは巡り巡って誰かが大切に使い続けてきて今でも残っているわけです。そのカップが作られた当時の時代背景とか生活スタイルとかに思いを馳せてみたり、どこかの誰かから大切に使われて来たことを実感しながら使うことで、より優雅な時間を楽しむことができるんじゃないかって思うんですよね。

 

——なるほど、雑貨の歴史を感じてほしいってことですね。

飛田さん:自分が好きな雑貨を家で使ったり、飾ったりするだけでワクワクして生活が豊かに感じられると思うんです。好きなものを身近に置く楽しみを感じてほしいですね。

 

農家とコラボしたお皿とル・レクチェのセットを販売予定。

——今後やってみようと思っていることってありますか?

飛田さん:知り合いの農家の方とコラボして、新潟名産のル・レクチェとイギリス・バーレー社のお皿をセットにしたものを12月頃販売する予定なんです。お世話になっている方へのお歳暮にぴったりのセットだと思います。あとは今も時々行っているマネーセミナー、片付け術、星読み(占いの一種)といったワークショップも充実させていきたいですね。

 

 

ずっと続けてきた公務員を退職し、自分が好きだったヨーロッパのブロカント雑貨を集めたお店を始めた飛田さん。お話を聞いていると、古い雑貨に対する深い愛情が感じられました。雰囲気のよい、ストーリーのある食器や小物を探している方、ぜひ立ち寄ってみてください。お気に入りの雑貨が見つかるかもしれません。

 

 

 

Mietta

〒951-8055 新潟県新潟市中央区礎町通1ノ町1964番地1

025-369-5198

水曜休

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