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人がつながるアットホームなイベント、「Knot marche.」のasamiさん。

ハンドメイドアクセサリーやワークショップ、お菓子やコーヒーなどが楽しめるイベント「Knot marche.(ノットマルシェ)」。このイベントの大きな特徴は、平日に開催されているということ。これにはご自身もアクセサリー作家としてこのイベントに出店している、主催者のasamiさんのある思いが込められています。今回はイベントの会場である「G.lab NIIGATA」でイベントのこと、asamiさんが作るアクセサリーのことについてお話を聞いてきました。

 

and Mon.

asami

1987年新潟市生まれ。過去にアパレルショップやカフェなどでの勤務を経て、現在は企画の仕事に携わる。趣味はカフェ巡り。2匹の愛犬にメロメロな毎日を送っている。

 

どんな人でも楽しめるイベントを。asamiさんの思い。

――イベントをはじめる前から、アクセサリー作家として活動されていたんですね。

asamiさん: 2018年からアクセサリーをつくりはじめました。ハンドメイド作家として活動しながら、アパレルショップやカフェで働いていたんです。その後に入った会社で、イベントなどの企画を担当することになりました。

 

――もともとイベントを立ち上げたいという思いがあったのでしょうか。

asamiさん:そうですね。当時オープンを控えていた「G.lab NIIGATA」さんとご縁があって、2022年の夏に「Knot marche.」の1回目を開催することになりました。

 

――コロナ禍でイベントを立ち上げられたんですね。

asamiさん:「G.lab NIIGATA」さんがオープンする前にやりたいって思ったんです。思い立ったらすぐ行動しちゃうタイプなので(笑)。経験もなかったけど、勢いで声をかけたら場所を貸してもらえることになりました。

 

 

――イベントは平日に開催されていると聞きました。どんな思いがあるのでしょうか?

asamiさん:アパレルショップやカフェで働いていたとき、基本的にお休みの日は平日だったんですよ。で、ほかのカフェやお店も平日が定休日のところが多くて。自分のお休みの日に、行きたい場所に行けないなって思っていたんです。

 

――確かに、サービス業は平日休みが多いですね。

asamiさん:イベントも土日の開催が多いですよね。行きたいけど、行けないって思いがずっとあって。私みたいな人はたくさんいると思ったときに、じゃあ自分でやってみようって思ったんです。それで、「G.lab NIIGATA」さんの定休日でもある、木曜日にイベントを開催することにしました。

 

──イベントではハンドメイドだけではなく、お菓子やコーヒー、ワークショップも楽しめるんですね。

asamiさん:「お子さまから大人まで、男性も女性も楽しめるイベントってなんだろう」ってずっと考えていました。私はアクセサリーを作って販売しているので、女性のお客様は楽しんでもらえるんですけど、一緒にいらっしゃるお子さんや男性の方に楽しんでもらうには、いろんなジャンルのお店があるといいと思ったんです。

 

 

――このイベントに出店されている方は、どうやって集まったのでしょうか。

asamiさん:まずはイベントで知り合って仲良くなった人に声をかけて、6店舗ではじめました。そこから、知り合いに紹介してもらったり、私自身がファンなお店に声をかけたりして、参加店舗が増えていきましたね。

 

――参加してくれる店舗を集めるとき、こだわっていることはあるのでしょうか。

asamiさん:参加してもらう店舗の方にも楽しんでもらいたいと思っているので、一度お会いしたことがある方に出店をお願いしています。 出店者さん同士をつなげられやすくなりますし。そのおかげで、過去のイベントで嬉しいことがあったんですよ。

 

 

――どんなことがあったんでしょう、とても気になります。

asamiさん:飲食店さん同士がコラボしてイベント限定の商品を出してくれたり、ハロウィーンのときはある店舗さんが仮装しよう!ってみんなに提案してくれて、私の分まで衣装を手配してくれたりしたんです。私だけじゃなくて、みんなでイベントを作っているって実感できて、泣いちゃいそうになりました(笑)

 

――出店者の方がチームとなってイベントを盛り上げているんですね。

asamiさん:「Knot marche.」の「Knot」は「結び目」って意味なんです。このイベントから新しいつながりができて、アットホームなマルシェにしたいと思っていたので、その思いが今実現しつつあるなと思っています。

 

 

――イベントのこれからの目標を教えて下さい。

asamiさん:すでに「Knot marche.」がきっかけで、出店者さん同士で別のイベントを開催してもらっていたりするんです。つながりがもっと広がって、新潟全体っていったら大きくなっちゃうかもしれないんですけど、無店舗で活動している人たちがお互いを持ち上げていけたらいいなって思います。

 

自分の「ほしい」からはじまった、アクセサリー作家としての道。

――asamiさんがつくられているハンドメイドのアクセサリーについてもお話を聞かせてください。アクセサリーをつくりはじめたのには、どんなきっかけがあったのでしょうか?

asamiさん:私が体質的にピアスをつけられなかったんです。イヤリングをつけていたんですけど、当時売っていいたもので自分が好きなイヤリングがないなって思ったんです。じゃあ、自分がつくればいいんだ、と思ってつくりはじめました。

 

――イベントと同じく、思い立ったらすぐ行動したんですね(笑)

asamiさん:そこから友達につくるようになって、委託販売をすることになったんです。その後イベントに出店するようになったんですけど、もともと接客業が好きでやっていたのもあって、出店がすごく楽しくって。そこからもっとアクセサリーづくりにはまっていきましたね。

 

 

──「and Mon.」のアクセサリーにはどんな特徴があるのでしょうか。

asamiさん:金属アレルギーの方でも、身につけていただけるようにつくっています。あとは、去年の春から新しく取り入れたもので、「ポリマークレイ」 っていう素材を使って作品をつくっているんです。

 

――「ポリマークレイ」とはどんなものなんでしょうか。

asamiさん:ドイツ発祥のオーブン樹脂粘土です。今はこれを使ってイヤリングやピアスの他に、リングやバレッタもつくっています。

 

――この素材を選んだ理由を教えて下さい。

asamiさん:大きめのサイズでパーツをつくっても、ぜんぜん重くないんです。私はよくイヤリングの重さで頭が痛くなっちゃうんですけど、この素材だと痛くなることがなかったので、同じような人にでもつけてもらえると思いました。お客さんのなかには「軽くてつけているのを忘れちゃってた」って言ってくださる方もいるくらいです(笑)

 

 

――asamiさんの今後の目標を教えて下さい。

asamiさん:アクセサリーもイベントも、このまま続けていきたいですね。マルシェを楽しみにしている方がたくさんいらっしゃるので、大事にしたいことを変えずに続けていきたいです。「平日のイベントといえば『Knot marche.』だよね」って楽しみにしてもらえたらいいなって思います。

 

 

Knot marche.

 

and Mon.

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