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新潟県内でロケした、新潟人のためのおすすめシネマをご紹介!

  • その他 | 2020.05.16

お馴染みの場所が舞台になっているかも?

新型コロナウィルス感染症拡大に伴う自粛要請で、「STAY HOME」を合言葉に自宅で過ごす時間が多くなっていることと思います。みなさん、どんなふうに自宅での時間を楽しんでますか?インターネットの動画配信やレンタルDVDで映画を観て過ごすという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、以前Thingsでご紹介した「新潟県フィルムコミッション協議会」の土田さんにご協力いただき、新潟県内でロケを行ったおすすめ映画をご紹介したいと思います! どこかで見たことのある風景、馴染みのある風景が画面の登場するかも。ロケーションで楽しみたい、新潟人のためのシネマガイドです。

 

 

新潟県フィルムコミッション協議会

土田 悠 Yu Tsuchida

1981年 長岡市生まれ。長岡観光コンベンション協会時代には長岡FC(フィルムコミッション)に所属していた。趣味は海外旅行。好きな映画は「天空の城ラピュタ」。

 

 

 

感染列島

2009年1月17日公開。
監督:瀬々敬久
出演:妻夫木聡 壇れい 国仲涼子 田中裕二(爆笑問題)
■おもな撮影地:旧新潟市民病院(新潟市)
■これで観れる! U-NEXT/Amazon Prime Video/Blu-ray/DVDほか

 

のっけから現在の私たちに重なる、タイムリーな作品をご紹介します。日本で新型ウィルスの感染が蔓延した場合、どんな事態が起こるのかが描かれる、まさに新型コロナウィルスが蔓延している現在の状況を警告するような作品です。2008年のカンヌ国際映画祭では大きな反響を呼び、当時はハリウッドによるリメイク版も予定されていたとか。「撮影は、移転が決まったばかりの旧新潟市民病院をメインにおこなわれました。主演の妻夫木聡さんはじめ、メインの出演者もエキストラも防護服とマスクを着用しての撮影だったので誰が誰だかわからない状況の中、隣に佐藤浩市さんがいてもまったく気づかなかったとか(笑)感染者役のエキストラさんがリアリティを感じさせる迫真の演技で撮影スタッフから褒められたそうなので、そちらのシーンも注目したいですね」

 

 

 

Zアイランド

2015年5月16日公開。
監督:品川ヒロシ
出演:哀川翔 鈴木砂羽 木村祐一 鶴見辰吾
■おもな撮影地:宿根木 小木港 赤泊港ほか(佐渡市)、古町(新潟市)
■これで観れる! Netilix/Blu-ray/DVDほか

 

こちらもバイオハザード系の作品です。感染者がゾンビになってしまう謎の病気が蔓延した島を舞台に、ヤクザ同士の抗争とゾンビが引き起こす騒動を描いたパニックアクションムービー。哀川翔さんの芸能生活30周年を記念して作られた作品で、演出をお笑いコンビ「品川庄司」の品川祐さんが担当しています。そのせいか、出演者にもお笑い芸人が多く、セリフもリズム感があるコミカルなものになっています。「舞台になった島は主に佐渡市で撮影され、宿根木や小木港など観光でも馴染みのある場所が登場します。主演の哀川翔さんは撮影の合間に趣味の魚釣りを楽しんでいたことから「佐渡観光さかな大使」に任命されました。またクランクアップ直前には、地元の人たちによるマグロの解体ショーや新鮮な魚の振る舞いがおこなわれて、スタッフや出演者に喜ばれたそうです。佐渡の島内だけでも2,000人のエキストラが集まりゾンビ役を演じたそうなので、迫力あるゾンビ襲撃シーンは必見です」

 

 

 

チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜

2017年3月11日公開。
監督:河合勇人
出演:広瀬すず 中条あやみ 天海祐希
■おもな撮影地:旧新潟県立某高等学校 新潟空港 白山公園ほか(新潟市)
■これで観れる! U-NEXT/Blu-ray/DVDほか

 

福井県にある商業高校のチアリーダー部「JETS」の女子高生たちが、本場アメリカのチアダンスコンテストで優勝を果たした2009年の実話を基に映画化された作品。福井県が舞台ということで、雰囲気の似ている日本海側の都市として新潟市がロケ地に選ばれました。「チアダンス部の顧問役を演じた天海祐希さんが、地元の警察やエキストラに挨拶してくれたおかげで撮影が非常にスムーズに行われたそうです。高校3年間の春夏秋冬を画面上で表すため、夏のシーンではヒマワリを植えたり、冬のシーンでは冬囲いをしたりと、季節感の演出に苦労していたのだとか。私はこの作品が新潟でロケされたことをまったく知らずに観ていて、家の近所のやすらぎ堤がいきなり映ったのでびっくりしました」

 

 

 

愛しのアイリーン

2018年9月14日公開。
監督:𠮷田恵輔
出演:安田顕 ナッツ・シトイ 河井青葉
■おもな撮影地:Pステーション パブ・サクセス 喜味屋ほか(長岡市)
■これで観れる! U-NEXT/Blu-ray/DVDほか

 

「ビッグコミックスピリッツ」で連載されていた新井英樹の漫画を実写映画化した作品。42歳で独身の農家の一人息子がフィリピン人の女性と国際結婚したことから起こる騒動を通して、日本の農村における少子高齢化や嫁不足、外国人妻といった社会問題が描かれています。「長岡市内各所で撮影が行われていて、長岡市街地、水田、雪景色などいたる所に普段目にしたことがある風景を見ることができます。撮影は夏と冬の2回に分けて行われましたが、とくに暑い夏場の撮影は大変だったそうです。祭りのシーンでは子どもから大人まで200人ものエキストラに協力してもらったり、葬儀のシーンでは暑い中、喪服姿で待機してもらったりと、多くの人の協力がなくては映画の撮影は成り立たないものだと感じたというこの作品。そんなエキストラの協力も感じながら鑑賞したいですね」

 

 

 

ダンスウィズミー

2019年8月16日公開。
監督:矢口史靖
出演:三吉彩花 やしろ優 宝田明
■おもな撮影地:万代テラス 万代シティ ビッグスワン周辺(新潟市)
■これで観れる! U-NEXT/Blu-ray/DVDほか

 

「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」などの人気作品を手掛けた矢口史靖監督作品。ミュージカル嫌いのOLが、音楽を聞くと歌やダンスで感情を表現する催眠術をかけられてしまうというストーリー。「萬代橋たもとの万代テラス、万代シティといった、新潟市に住んでいる人なら誰でも分かるような場所がたくさん出てくる映画です。新潟名物イタリアンの屋台まで出てきちゃいます。主人公たちが車で追いかけられるシーンは、ビッグスワン近くの道路を封鎖して撮影したそうで、道路の封鎖には大変な苦労があったとか。そんな苦労も頭に置きながら、新しいタイプの楽しいミュージカル映画を楽しんでみてください」

 

 

今回紹介したほかにも、十日町市で撮影された「図書館戦争」、新潟市や新発田市などで撮影された「ストロボ・エッジ」、新潟市や佐渡市、湯沢町で撮影された「ミッドナイト・バス」、長岡市で撮影された「サニー/32」などなど新潟県内で撮影された作品はたくさんあります。映画以外でも「ガッチャマンクラウドインサイド」というアニメ作品では長岡市が描かれ、ドラマ「下町ロケット」には燕市各所が登場しています。この機会に映画やドラマに登場するお馴染みの場所を探してみてはいかがでしょうか?

土田さん、ありがとうございました!

 

 

新潟県フィルムコミッション協議会

〒950-8570 新潟県新潟市中央区新光町4-1 公益社団法人 新潟県観光協会内

025-283-1188

 

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