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古着をもっと好きになる、浅野さんのオススメ100%「MUU VINTAGE」。

新潟駅から歩いて3分ほど、雑居ビルの4階にある「MUU VINTAGE」はレディースメインの古着屋さんです。店内には普段づかいしやすいアイテムから、ちょっと個性的なアイテムまで、たくさんの古着を手に取ることができます。店長の浅野さんに、お店のこと、古着のことなど、いろいろ聞いてきました。

 

MUU VINTAGE

浅野 莉緒 Rio Asano

1999年新潟市出身。高校を卒業後、販売の仕事に携わり「ONE DAY STORE」で働きはじめる。その後、都内のランジェリーショップでの販売経験を経て、現在は「MUU VINTAGE」の店長として店頭に立つ。

若き店長、浅野さんのこれまで。

——今日はよろしくお願いします。浅野さんは以前、東京で働かれていたんですね。

浅野さん:以前からランジェリーっていいなと思っていて、下着屋さんで働きたかったんです。一度、アルバイトにも応募したんですけど、そのお店で働くことはできなくて。その後に古町の「ONE DAY STORE」に声をかけていただいたんです。でも、やっぱり下着屋さんで働きたくて、「Wacoal」のスタッフとして都内で働くことにしたんです。でも仕事をしていく中で、「また古着屋さんで働きたいな」とも思うようになって、新潟に帰って来たときに「MUU VINTAGE」の前の店長の方に声をかけていただいて、ここで働くことにしました。

 

 

——浅野さんが古着に出会ったきっかけは?

浅野さん:高校生のときに、友達に誘ってもらって古着屋さんに通いはじめたのがきっかけです。当時は今よりもお店が少なかったんですけど、「TIME」さんや他の古着屋さんを巡っていくうちに、古着にハマっていきました。

 

——今では、「MUU VINTAGE」の店長さんです。

浅野さん:ずっとここで働いているかな、とは思っていたんですが、まさか店長になるとは思っていませんでした(笑)。今はここの商品管理や買付、レイアウトなどを任せてもらっています。

 

 

——「MUU VINTAGE」はレディースの古着をメインに取り扱っていますね。

浅野さん:メンズ向けの「ONE DAY STORE」に対して、レディース向けの古着屋さんとして「MUU VINTAGE」があるんです。新潟駅から近くて、ちょっと隠れ家的なお店にしようと、この場所を選んだみたいです。

 

——お店の名前には、どんな由来があるのでしょう。

浅野さん:「MUU」は「夢」という漢字を当てはめています。お店を経営している社長が「夢」っていう言葉が好きで、私が面接を受けたとき、社長から「夢はある?」って聞かれたくらいです。今では、私が採用の面接をするとき、夢があるか聞くこともありますね。

 

「可愛い」を大事に、100%オススメできるアイテムたち。

——ここでは、どんな古着に出会うことができるんでしょう。

浅野さん:アメリカの古着が中心に取り揃えています。カジュアルなものや、「Y2K」って呼ばれるジャンルのものも最近置きはじめました。あとはワンピースみたいな一点ものもありますよ。

 

——浅野さんが商品を選ぶ中でこだわっていることを教えてください。

浅野さん:まず私が「可愛い」と感じて、自信を持ってオススメできるものを選んでいます。60%じゃなくて、100%おすすめできるもの、みたいな。あとは、お客さんの好きそうなものを想像することもあるんですが、ここに通っていただくうちに、私とお客さんの好みが似てくるんですよ。

 

 

——いつも通っているお店の人が選ぶものって、だいたい「いいな」って思いますよね。

浅野さん:お客さんが新しく入荷した古着を見て、「これ可愛いと思った」とか「これ絶対着る」って言ってもらえると、すごく嬉しいですね。古着の状態も気にしていて、古着感が出すぎない、新品に見えるようなアイテムを選んでいます。

 

 

——店内のレイアウトを決めるとき、大切にしてることはありますか?

浅野さん:アイテムの色ごとで古着をまとめたり、ラックごとでコーディネートが組めるようにしたりています。たとえば、ひとつのラックの中にキャミソールとスカートを一緒にいれて、組み合わせ方のイメージが湧きやすいようにしています。古着初心者の方でも、手にとってもらいやすいような見せ方は意識しています。

 

「MUU VINTAGE」のこれからを、聞いてみました。

——お店をぐるっと見渡すと、浅野さんの好きなものがたくさん詰まっているのが実感できます。

浅野さん:ここに来てくれる方には、古着をもっと好きになってほしいんです。そのためには自分が好きと思えるものを置こうと思っていて。「『MUU VINTAGE』に行けば、何かある」 って思ってもらえたり、「楽しかった」と思ってもらえるような接客を大事にしています。

 

——浅野さんの、今後の目標を教えてください。

浅野さん:お店としては、ポップアップストアを東京でやってみたいんです。新潟だけではなく、県外の人にも「MUU VINTAGE」を知ってもらえるように。個人的には、海外の買付も行きたいと思っていたんですが、ちょうどこの前、ロサンゼルスに買付にいくことができたんですよ。

 

——はじめての海外買付、いかがでしたか?

浅野さん:行く前は不安だったんですけど、とても刺激を受けて、よい経験になりました。フリーマーケットに行って、一点ずつ選ばせてもらう中で、レディースの古着の幅の広さを改めて感じましたね。これからもより「MUU VINTAGE」らしいアイテムを探していくために、アメリカだけではなく、ヨーロッパ圏やアジア圏にも行ってみたいですね。

 

 

 

MUU VINTAGE

新潟市中央区弁天2-1-1 弁天ビル 4F

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