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新潟にキューバサンドを広めたい。「Relucks」の青木さん。

片手間で食べれるものといえば、おにぎりやサンドイッチを思い浮かべる方が多いのでは。そんなワンハンドフードの選択肢のひとつとして、キューバサンドはいかがでしょうか。県内では珍しいキューバサンド専門のキッチンカー「Relucks(リラックス)」の青木さんに、キッチンカーをはじめたきっかけについてや、キューバサンドについて、お話を聞いてきました。

 

Relucks

青木 勇太 Yuta Aoki

1987年新潟市出身。美容師として働いた後、カフェ&バー「ReLucks」を長岡市にオープンする。2023年10月にキッチンカー事業をはじめ、現在は新潟県内の各イベントに出店。植物を育てることが好きで、お気に入りの植物は「アガベ」。

 

店舗からキッチンカーに。「Relucks」の変遷。

――キッチンカーを出される前は飲食店を経営されていたんですね。

青木さん:長岡で8年間、このキッチンカーと同じ「ReLucks」という名前で飲食店をやっていたんですよ。

 

――どんな意味が込められた名前なのでしょうか?

青木さん:「luck(幸福)」という言葉に、繰り返しを意味する「Re」をつけて「Relucks」と名付けました。幸福が何度も訪れるようにという意味と、「リラックス」と発音するので、ゆったりとした時間を過ごしてほしいという思いを込めました。

 

 

――青木さんはどのような経緯でキューバサンドと出会ったのでしょうか。

青木さん:たまたまYoutubeでキューバサンドをつくっている動画を見たんです。これいいな、と思って長岡のお店で出しはじめたのがきっかけでした。

 

――キューバサンドが食べられるお店って、なかなかないですよね。

青木さん:そうなんです。僕の周りにもつくってる人がいなかったっていうのもあって、はじめることにしたんです。お店で試しにキューバサンドを出したときは、とても好評でしたね。そのあとコロナの影響を受けたのもあって、長岡のお店をたたんでキッチンカーを出すことにしました。

 

ーーキッチンカーで出す料理は他に候補はあったのでしょうか。

青木さん:他にはなかったですね(笑)。当時キューバサンドをやっている人がいなかったから、即決でしたね。やるからには、やっぱり一番になりたいじゃないですか。

 

 

ーーキッチンカーの装飾もおしゃれですね。盆栽や虎の置物があったり……。

青木さん:和のテイストが好きなんですよ。特に盆栽は好きで、以前東京にキューバサンドの勉強に行ったときも、盆栽の有名なお店を見に行ったくらいです。

 

面白いことは、とことん追求したい。

──そもそもキューバサンドはホットサンドとどう違うのでしょうか。

青木さん:明確な定義はないんですけど、入っている具材は違いますね。キューバサンドはローストポークやチーズ、ピクルスなどを入れているんです。

 

 

――青木さんのキューバサンドのこだわりを教えてください。

青木さん:何個かあるんですけど、特にこだわっているのはバターですね。「佐渡バター」使用しているんですよ。他のバターでも試作してみたんですけど、「佐渡バター」を使ったのがいちばん美味しかったんです。

 

――ふむふむ。

青木さん: それからお肉もこだわったいます。オリジナルのマリネ液に一日漬け込んだお肉を使っています。こうすることで、サンドしても柔らかくてジューシーに仕上がります。

 

――聞いてるだけで食べたくなってきました(笑)。ところで、メニューの表記が面白いですね、「ANC」とか「ABS」とか……。

青木さん:メニューを覚えてもらいやすいように頭文字をとって表記しているんです。「ANC」は「アボカド生ハムチーズ」だし、「ABS」は「あんバターサンド」、「MCB」は「マシュマロチョコバナナ」です(笑)。

 

 

――覚えやすくて、印象に残りますね。青木さんの一番のおすすめはどれでしょうか?

青木さん:やっぱり「キューバサンド」ですね。まずこれを食べてもらいたいです。ちなみに、イベントのときにはお子さま用のメニューも用意しているので、親子で来ていただいても楽しめますよ。

 

――お店にはどんな方が来ているのでしょうか。

青木さん:若い方や、僕っぽい人が来てくれます(笑)。でも他にもおじいちゃんやおばあちゃんも買いに来てくれるんですよ、これは予想外でしたね。

 

――青木さんが大切にしていることがあったら教えてください。

青木さん:自分が出店しているイベントを自分も楽しむことですね。いいなと思ったものはお客さんとして商品を購入することもありますよ。

 

――今後の目標を教えてください。

青木さん:新潟県はもちろん、県外のイベントにも出たいなと思っています。個性的なイベントにも出てみたいですね。 車とか植物がメインのイベントとか、お酒も楽しめるイベントも相性がいいと思うので出てみたいです。あとはキッチンカーだけではなく実店舗も出したいですね。

 

――またお店を構えたいと考えているんですね。

青木さん:前のお店みたいな業態ではなく、テイクアウト専門店として出せたらいいなと思っています。冷凍で全国に配送できるようにもしたいので、その拠点も兼ねて作りたいですね。あ、ケータリングも面白そうだなって思ってます(笑)

 

――やりたいことがたくさんありますね。

青木さん:面白いと思ったものはチャレンジしたいんですよね。みなさんにもそんな感じでキューバサンドを試してもらえたらなって思います。まだ食べたことない方、ぜひチャレンジしてみてください、お待ちしています(笑)

 

 

Relucks

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。
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