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漬物作りの「長岡やさい耕房」がオススメする「タケウチマスタード」。

みなさん、知っていましたか? 長岡には「漬物から作られたマスタード」があるってことを。昔から各家庭に馴染みのある「からしなす」などの漬物を作っている「長岡やさい耕房」が考案した「タケウチマスタード」です。漬物からマスタードという斬新な発想や長岡野菜に対する思いなど、今回は「長岡やさい耕房」の代表を務める竹内さんにいろいろお話を聞いてきました。

 

長岡やさい耕房株式会社

竹内 剛 Gou Takeuchi

1980年長岡市生まれ。代表取締役。立正大学後、地元長岡の農家で5年間の修行を経て独立。3農家と共同で2010年に「長岡やさい耕房株式会社」を立ち上げる。大相撲の観戦が趣味。

 

農家だけど、漬物も作る「長岡やさい耕房」。その正体とは。

――竹内さんって農家の方なんですよね? でも、漬物を作る会社もしている。一体、何者なんですか?

竹内さん:「長岡やさい耕房」は、私を含む3つの農家が集まった会社です。それぞれ農家として活動していたなかで、「漬物工場をやりたいね」という話から誕生しました。だから「漬物を作る農家」なんですよ。

 

――そういうことだったんですね。ちなみに、どんな野菜を育てているんですか?

竹内さん:えっと……枝豆、巾着ナス、紫水ナス、キュウリ、トマト、長ネギ、ブロッコリー、大根、体菜……とかですね。

 

 

――いろいろ育てていますね。でも、漬物にしない野菜もある気が。

竹内さん:ナスや大根、体菜などは漬物にするけど、それ以外は農家として卸しているんです。基本的には長岡野菜を取り入れながらいろんな野菜を育てていて、自分たちが育てた野菜をほぼ100%使って漬物を作っています。

 

――「ほぼ」ってことは、違う場合もあるんですね(笑)

竹内さん:変な意味じゃないですよ(笑)。近所の農家さんが育ち過ぎて余ってしまったときに「これ買ってくれないか?」って相談されるんです。そんなときは漬物の材料にさせてもらっています。

 

長岡が誇る自慢の伝統野菜。それが長岡野菜。

――竹内さんたちが育てている長岡野菜について教えてください。どんな野菜なんですか?

竹内さん:「古くからあって長岡でしか獲れないもの」「どこにでもあるけど長岡で作ると美味しいもの」「新しい野菜だけれど、長岡で独特な食べられ方をしているもの」という3つの基準で認定された野菜を長岡野菜と呼んでいます。巾着ナス、糸ウリ、肴豆(枝豆)、体菜など16品目あって、そのどれもが独特の食感や風味で昔から長岡で愛されてきた自慢の伝統野菜なんです。

 

――なるほど。そんな長岡野菜を使った漬物にはどんなものが?

竹内さん:代表的な漬物だと、やっぱり「からしなす」ですね。長岡では昔から食べられてきて、各家庭でも作られていた郷土料理のひとつなんですけど。保存食でもあります。ちょっと食べてみませんか? 辛いから気をつけてくださいね(笑)

 

 

――いただきます(もぐもぐ)。うん、あっ、辛い……でも辛さの後にナスの甘みがあって美味しいですね。クセになっちゃいそう。

竹内さん:そう、クセになるんですよね。ご飯のおともにも、お酒のつまみにもなる常備菜として昔から食卓にありました。そしてこの「からしなす」を使った商品を、今日は紹介したかったんですよ。

 

――「からしなす」を使った商品ですか? このままでも完成されているのに?

竹内さん:はい。私たちはどうやったら長岡野菜をもっと食べてもらえて、漬物ももっと日常の食卓に浸透するか日々考えています。そのなかで考案した第1号が、この「タケウチマスタード」なんです。

 

――え? マスタード??

 

漬物から生まれた「タケウチマスタード」。一度食べたらやみつきに。

――ちょっと待ってください。「からし」と「マスタード」のつながりは分かるけど……どうして漬物がマスタードに?

竹内さん:私たちは、野菜を育てて漬物を作ることしかできません。それでも何かできないかと考えて。それで若い人たちが食べるソーセージなどの肉料理に合う調味料として、昔から長岡で親しまれてきた「からしなす」をベースにマスタードを作りました。といっても、細かく刻まれたナスがゴロゴロ入っているから一般的なマスタードとはちょっと異なります。これも食べてみてください。

 

――では、こちらも遠慮なく。……。本当だ、刻まれたナスがアクセントになっていますね。「からしなす」と違って、辛さは控え目だ。

竹内さん:そうなんですよ。「旨味」は辛味が弱いから、何にでも合わせられるし、子どもでも食べられます。でも、マスタードだから辛いのも美味しいよねって、「辛口」も開発しました。これ、つまみもなるんです。

 

 

――なんか、いろんな使い道がありそうな気がします。オススメの食べ方を教えてください。

竹内さん:からしの代わりに納豆に入れてもいいし、ツナとチーズを合わせてホットサンドにしても美味しいです。あとはチャーハン、ポテトサラダ、チキンのグリルなんかにも。あ、Thingsでも紹介されていた「東京油そば柿川亭」さんでは、油そばのトッピングとして使ってもらっています。調味料というジャンルから外れて、新しい食べ方がいろいろあるんです。

 

 

――いや~、想像以上のマスタードです。いろいろ試してみたいと思いました。今後は「タケウチマスタード」に続く商品も考えているんですか?

竹内さん:そうですね。私たちの商品がキッカケになって、長岡野菜に興味を持ってくれたら嬉しいと考えています。だから、その入り口になれるように体菜の塩漬けを使った新しい調味料など、漬物をもっと身近に感じてもらえる商品を考案していきたいですね。

 

 

 

長岡やさい耕房株式会社

新潟県長岡市下山2-2433-8

0258-86-7551

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。
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