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秋葉区への感謝とともに、豊富な種類のお菓子が並ぶ「Cinquante Pur,e」。

コック帽をかぶったミツバチのキャラクターが印象的な洋菓子店。

新潟市秋葉区に「Cinquante Pur,e」という、ちょっと読み方がわかりにくい店名のお店があります。「サンカントピュール」と読むようです。店内にはケーキやクッキーなどいろんな種類のお菓子がたくさん並べられていて、目移りしちゃいそう。今回はオーナーの五十嵐さんに、お菓子やお店に対する思いを聞いてきました。

 

 

Cinquante Pur,e

五十嵐 純一 Junichi Ikarashi

1974年阿賀町(旧三川村)生まれ。東京の調理師学校でお菓子作りを学び、新潟に戻って「ホテルイタリア軒」で調理師として勤務。志願してケーキ部門に移りパティシエとして働く。その後、五泉市の「ふりあん」、江南区のレストランでお菓子作りを続け、2007年に「Cinquante Pur,e」をオープン。仕事終わりや休日にはスポーツジムで汗を流している。

 

小学生の頃にハマったお菓子作り。

——五十嵐さんはいつ頃からお菓子作りを始めたんですか?

五十嵐さん:小学生の頃からです。私の両親は共働きだったもんですから、学校から帰ると自分でチャーハンや目玉焼きを作って食べてたんです。親にも料理を作ってやると褒められたりしたので、ますます料理を作るのが好きになっていきました。そのうちお菓子作りに興味を持つようになって、母親の買った雑誌に載っているお菓子作りのレシピを見ながら作ったりしてたんです。

 

——それはずいぶん早くからお菓子作りをしてきたんですね。

五十嵐さん:でも、それからずっとお菓子作りを続けてたわけではなかったんですよ。お菓子作りを意識したのは高校卒業後の進路を決める時。「昔お菓子作りが好きだった」と思い出して、東京の調理師学校に進学したんです。卒業後は新潟に戻って「ホテルイタリア軒」で2年くらい働いていました。

 

——パティシエをしてたんですか?

五十嵐さん:いえ、フランス料理の調理をしてました。調理といっても下っ端だったので、調理補助みたいな仕事でしたね。でもケーキの仕事がしたかったので、途中から志願してケーキ部門に移ったんです。

 

——イタリア軒で2年働いた後はどうしたんですか?

五十嵐さん:五泉市にある洋菓子の店「ふりあん」で働いて、お菓子作りの基礎やお店の経営について学ばせてもらいました。ここでの経験は今でも役に立っています。その後、江南区にあるレストランでスイーツを担当して、2007年に「Cinquante Pur,e」をオープンしました。

 

受け入れてくれた秋葉区に、恩返しがしたい。

——店名の「Cinquante Pur,e」ってどんな意味のある言葉なんですか?

五十嵐さん:私は名前が五十嵐純一で、「五十純(いがじゅん)」って呼ばれてたんです。フランス語で「50」を表す言葉が「Cinquante」、「純」を表す言葉が「Pur,e」だったのでそのまま店名にしました(笑)

 

——そういうことでしたか。独立はいつから考えていたんですか?

五十嵐さん:うーん…「ふりあん」で働いていた頃でしょうかねぇ。35歳くらいまでには独立したいという思いがありました。資金集めでは本当に苦労しましたね。でもその無事オープンすることができて、6年目にはお店を広げることもできたんです。

 

——ずいぶんたくさんお菓子が並んでますよね。どのくらいあるんですか?

五十嵐さん: 67種類かな。子どもからお年寄りまで、お菓子選びを楽しんでほしいから、種類はたくさん用意してます。いろいろ目移りしていただいて、その日買えなかったお菓子を、また次回買いにきてくれたらいいなって思ってます(笑)

 

——見ていると「秋葉区」にちなんだお菓子も多いんですね。

五十嵐さん: はい。私は秋葉区で生まれ育ったわけじゃなくて、お店を始めてから秋葉区に関わるようになったんですけど、地元の人たちは本当に温かく受け入れてくれたんです。ですので、地元食材でお菓子を作ったり、秋葉区をイメージするネーミングのお菓子を作ったりして、少しでも秋葉区発信のお手伝いをしたかったんですよ。

 

おすすめのケーキやクッキーを教えてください。

——お菓子作りで一番こだわってるのって、どんなことですか?

五十嵐さん:スポンジと生クリームにはこだわってますね。この二つは、どこよりもいいものを作るよう努力しています。厳選した材料を使って配合にも気をつけてますね。気温や湿度によって混ぜる回数なんかも微妙に変わって来るので、経験と勘が頼りです。

 

——ではたくさんの種類の中で、お菓子のおすすめ、教えてください。

五十嵐さん:看板商品の「はちみつくるりん」っていうのがあるんですけど、今日はもう売切れちゃったみたいですね…。オープン当初から作り続けているロールケーキで、ハチミツと生クリームの香りや食感で人気があります。

 

——え、もうなくなっちゃったんですか? すごい人気ですね。じゃあ他のお菓子も紹介してください。

五十嵐さん:1年前から販売している「あきは十色」はどうでしょう。秋葉区特産の「白雪もち麦」を使った11種類のお菓子です。「白雪もち麦」は粒が大きくて風味のいい粘り気の強い麦なんです。このお菓子はサクサクした食感で人気があります。

 

 

——手みやげに喜ばれそうですね。他にもおすすめはありますか?

五十嵐さん:同じく1年前から始めた「ご縁」っていうマドレーヌがあるんです。しっとりしたクリーミーなマドレーヌで、中に丹波黒豆が入ってます。秋葉区の人たちやお客様とのご縁に感謝する意味を込めてつけたネーミングです。

 

 

——季節限定商品なんかもあるんですか?

五十嵐さん:もちろんあります。今ですと「もも果」っていうケーキですね。7月〜8月の限定商品で、桃の果実を丸ごと使って、種を取った後にカスタードクリームを入れてあります。下はアーモンドタルトでサクサクした食感も楽しめます。

 

「白雪もち麦」を使った和風プリンを開発中。

——今後やってみたいことがあったら教えてください。

五十嵐さん:「あきは十色」にも使っている秋葉区特産の「白雪もち麦」を使ったプリンを今、開発中なんです。麦の粒々した食感を生かして、トッピングにはきな粉やあんこを使った和風のプリンを予定しています。まだ試作段階ですけど、結構イケる確信があるので期待しててほしいです。9月頃の販売を予定してます。これからも秋葉区にちなんだお菓子はもちろん、美味しいお菓子を作っていきたいですね。

 

 

秋葉区の人たちとのご縁を大切にしながら、たくさんのお菓子を作り続けている「Cinquante Pur,e」の五十嵐さん。コック帽をかぶったミツバチのキャラクターは、まるで美味しさや幸せを運ぶ五十嵐さん自身のようにも見えます。これからもミツバチみたいに人から人へ美味しさや幸せを届けてください。

 

 

Cinquante Pur,e

〒956-0027 新潟市秋葉区美善1-3-8

0250-47-3677

平日10:00-19:00/日祝日10:00-18:30

不定休

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