自分の食べたい料理やお酒を好きなだけ、「小皿料理 天」の楽しみ方。
食べる
2023.05.20
居酒屋さんで唐揚げを頼んだら、みんなが遠慮し合って最後のひとつがいつまでもお皿に残っていたなんて経験はありませんか? サラダを取り分ける面倒さを味わった人も多いのではないでしょうか。そんな気兼ねをすることなく、好きなものを好きなだけ食べることができる「小皿料理 天(こざらりょうり てん)」というお店が、古町のど真ん中に登場しました。今回は店主の舘川さんに小皿料理へのこだわりを聞いてきました。


小皿料理 天
舘川 淳平 Junpei Tachikawa
1989年新潟市中央区生まれ。寿司店や居酒屋で飲食業の経験を積み、2023年に新潟市古町で「小皿料理 天」をオープン。趣味はキャンプ。
小皿料理のお店をはじめた理由。
——舘川さんは、どうして料理の仕事を選んだんでしょうか?
舘川さん:食べるのが好きなわりに好き嫌いが激しいので、自分が美味しいと思うものだけを自分の手で作りたいと思ったことがきっかけです。最初は寿司屋で働きはじめたんですけど、22歳のときに居酒屋に転職しました。和食、洋食、中華といった様々なジャンルを自由に挑戦できるのが自分に合っていると思いましたね。
——独立はいつ頃から考えていたんでしょうか?
舘川さん:料理の仕事をはじめたときから、いつかは独立して自分の店を開業したいと思っていました。でもいざ開業しようと思っても、なかなか自分の条件に合った物件が見つからなくて苦労したんすよ。どうしても古町でやりたかったので、2年くらいは先輩のお店を手伝いながら物件を探しました。

——どうしてそんなに古町にこだわったんでしょう?
舘川さん:古町には、食やお酒にこだわる大人が多いイメージがあったんです。僕がやりたいお店に合うのは、古町しかないと思っていました。
——その「やりたいお店」というのが「小皿料理 天」だったんですね。
舘川さん:はい、小皿で少しずつお料理を提供するお店がやりたかったんです。
——どうしてそういうお店をやろうと思ったんでしょう?
舘川さん:例えばサラリーマンが上司とふたりで飲みにいくと、どうしても注文を上司の好みに合わせなければならなかったりしますよね。そんなときに小皿だったら相手に遠慮することなく、それぞれが自分の好きなものだけ食べられると思ったんです。

——食べものの好き嫌いが多い舘川さんだからこそ、強く感じてきたことだったんでしょうね(笑)
舘川さん:そうかもしれません(笑)。あと飲むお酒の種類によっても、合わせるお料理って変わってくるじゃないっすか。例えば日本酒だったらお魚、ワインだったらチーズって具合に。せっかく外食するんだったら、それぞれが自分の食べたい料理、飲みたいお酒を楽しんでほしいんですよね。
——相手に気兼ねすることなくお料理が楽しめそうですね。お客様の反応はいかがですか?
舘川さん:それが……8割のお客様は小皿に盛り付けられた少量のお料理を、数人でシェアして召し上がっています。県民性なのか、まだ小皿料理に慣れていないのかはわからないんですけど……(笑)
——日本人の習性とも考えられますね。それにしても、小皿で料理を提供するというのは、作る側にしてみたら手間のかかることなんじゃないでしょうか。
舘川さん:確かにその通りです。でも、お客様に満足していただけることが最優先ですからね。

「本日のオススメ」は一期一会の料理。
——舘川さんはどんなことにこだわってお料理を作っているんですか?
舘川さん:安くて美味しいお料理を、手を抜かずに作ることですね。せっかく外食するなら家庭では味わえないものをお客様に食べてほしいと思っているので、県内外の美味しいものを食べ歩きして勉強しています。同じようにお酒も、日本各地はもちろん世界各国のものを勉強していますね。

——食べ歩いて勉強したお料理はお店で提供するんでしょうか?
舘川さん:食べ歩きで「美味しい」と思った料理は参考にさせていただいて、いろいろな調理法を応用しながら作っています。お客様にも新しい発見を楽しんでいただけたら嬉しいっすね。
——では、オススメのお料理を教えてください。
舘川さん:グランドメニューにあるお料理もオススメなんですけど、毎朝仕入れてくる食材を使った「本日のオススメ」はぜひ味わってほしいですね。僕にとっては食材との出会い、お客様にとってはお料理との出会い、まさに一期一会っすよね。わかりやすく言えば「今日を楽しむ料理」っていうことだと思っています。

——言われてみれば「本日のオススメ」って確かに一期一会のお料理ですよね。最後に、将来の夢があったら教えてください。
舘川さん:お店を大きくしたいとか店舗を増やしたいとかはないっすけど、お客様が新型コロナを気にせずにお食事ができる世の中になってほしいですね。テイクアウトやデリバリーが増えて、自宅でお店の味が食べられるようにはなりましたけど、外食でしか味わえない料理や楽しさって絶対にあるんすよ。僕らも家庭では作れないようなお料理を提供できるよう頑張っていきたいですね。

小皿料理 天
新潟市中央区古町通6番町980 バリウスビル6F
025-201-6440
平日14:00-/土日祝日12:00-
不定休
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