アットホームなショーで笑顔を届ける「パフォーマー りんご」。

カルチャー

2024.07.26

クラウンスタイルでイベント会場を盛り上げるパフォーマーの姿を、見たことがある人も多いと思います。ダンスやバルーン、ジャグリングと得意なパフォーマンスで人々を笑顔にしてくれますよね。今回紹介するのは様々なジャグリングを使いながら、アットホームなパフォーマンスを披露するパフォーマーのりんごさん。「新潟ふるさと村 アピール館」のふるさとシアターでステージを終えたばかりのりんごさんからいろいろなお話を聞いてきました。

 

 

パフォーマー

パフォーマー りんご

1978年加茂市生まれ。専門学生時代にジャグリングと出会い、21歳のときに児童館でパフォーマーとしてデビュー。以来25年にわたって様々な場所でパフォーマンスを披露している。

ジャグリングを披露して、憧れの魔法使いになれた気がした。

——いや〜、お疲れ様でした。とても盛り上がったステージでしたね。

りんごさん:ありがとうございます。お客様が楽しい気持ちで帰ってくれたら、それだけで幸せですよ。

 

——皆さんニコニコしながら帰っていきましたよ。ところで、りんごさんはいつからジャグリングをはじめたんですか?

りんごさん:専門学生の頃ですね。遊びにいった友達の家でジャグリングの道具を見つけて、遊んでいるうちにハマってしまったんです(笑)。それからはいろいろなジャグリングの道具を買い集めては、体育館の片隅で練習していました。

 

 

——台の上でバランスを取りながらお手玉をする、危険なパフォーマンスもありますよね。そういう芸って身につけるまでに怪我をしたりはしないんですか?

りんごさん:最初は床の上でバランスをとる練習をして、できるようになったら少しずつ高くしていくんですよ。絶対に無理はしないようにしているので、今まで怪我をしたことは一度もないんです。

 

——ところで本格的にパフォーマーを志したきっかけって何かあったんですか?

りんごさん:友達と一緒に児童館でパフォーマンスを披露したんです。僕はコマ回ししかできなかったので、友達のパフォーマンスの合間にちょこっと披露しただけなんですけど、子どもたちから拍手をもらえたことが忘れられなくって、本格的にパフォーマーを目指したいと思いました。なんだか中学生のときに憧れていた魔法使いになったような気がしたんです。

 

 

——お客さんに魔法をかけた気分になれたんですね。それからは、どんなふうに活動を続けてきたんでしょうか?

りんごさん:パフォーマンスのために友達と一緒にお邪魔した児童館で、バルーンパフォーマーのFOOZY(フージー)さん、新潟お笑い集団NAMARAのスタッフさんと出会ったんです。そのときにNAMARAとタレント提携しないかと誘われて、僕はパフォーマーとして活動していきたかったので提携させてもらうことにしました。友達は趣味で続けていきたかったので、提携せずに活動を続けていくことになったんですけどね。

 

——そこからはそのお友達とは別々に活動するようになったんですね。

りんごさん:ちなみに友達は「ジャグラードミノ」としてパフォーマー活動を続けています。僕はNAMARAの紹介で保育園を回ってパフォーマンスをするようになって、プロとしてパフォーマーを続けていく覚悟を決めました。

 

子どもが生まれて、変わったパフォーマンス。

——今まではどんな現場でパフォーマンスしてきたんでしょうか?

りんごさん:いろんなところでやりましたよ。海水浴場の砂浜、海の家、野球場のどまんなか、蒸気機関車のなか……。なかでも印象に残っているのはセレモニーホールの感謝祭ですね。祭壇に棺があって、ご遺体役のスタッフさんが横たわった棺が安置されているんです。その前でパフォーマンスを披露させてもらいました(笑)

 

——専門学生の頃から続けてきたとなると、かなり長い芸歴になりますよね。

りんごさん:そうですね。そのせいか10年目を過ぎた頃から、自分のパフォーマンスにマンネリを感じはじめました。自分の子どもが生まれたことで心境の変化もあって、お客様に見てほしいと思うパフォーマンスもだんだん変わってきたんです。

 

 

——どんなふうに変わってきたんでしょうか。

りんごさん:それまではナイフを使ったお手玉とか、台を2段積み重ねた高所でのバランス芸とか、スリリングなパフォーマンスを披露していたんです。でも、もっとアットホームな方向にシフトして、どんな年代の人が見ても安心して楽しんでいただけるようなパフォーマンスを心掛けるようになりました。

 

——例えばどういったパフォーマンスを?

りんごさん:お客様とのコミュニケーションを多くとって、パフォーマンスを盛り上げるようになりましたね。特にお父さんやお母さんをヒーローにする演出を心掛けているんです。

 

 

——ヒーローにする?

りんごさん:お父さんやお母さんをステージに上げてパフォーマンスのアシスタントをしていただくことで、子どもにとってのヒーローにできちゃうんですよ。子どもたちは本当に嬉しそうな笑顔で、お手伝いしてくれるお父さんやお母さんを見ています。

 

——なるほど。ファミリーにとってはいい思い出になるでしょうね。ところで、りんごさんは普段のお仕事がお休みの日にパフォーマーとして活動をしているんですよね。キツくないですか?

りんごさん:パフォーマー活動が好きだから、キツいと思ったことは一度もありません。好きじゃなかったら20年以上も続けてられないですよ(笑)。歳をとると辞めてしまうパフォーマーも多いんですけど、僕は死ぬまで続けたいと思っています。

 

 

 

パフォーマー りんご

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