屋根のある公園みたい。全天候型の遊び場、阿賀町の「あがりーな」。
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2024.12.29
阿賀町の「道の駅 阿賀の里」内にある、雨の日も雪の日も、猛暑の日でも室内で楽しく遊べる施設「あがりーな」。今年6月のオープンから土日祝日を中心に、広々とした駐車場がいっぱいになるほどの賑わいを見せているそうです。企画や運営管理に携わる清田さんにお話を伺いました。

阿賀町役場
清田 和実 Kazumi Seida
1971年阿賀町生まれ。高校卒業後に阿賀町役場へ就職し、30年以上勤務。現在はまちづくり観光課に所属し、「あがりーな」の企画や運営管理などに携わっている。最近、お父さんから畑と田んぼを引き継ぎ、農業をスタート。

子育て世代のリクエストに応え誕生した、子どもたちのための遊び場。
――「あがりーな」のある場所は、以前は魚市場でしたよね。
清田さん:観光スポットとして賑わっていた魚市場でした。コロナ禍の影響で2020年に休業せざるをえなくなり、しばらく空き施設になっていたんです。お隣の物産館と阿賀野川ライン遊覧船は、営業していたんですけれども。
――リニューアルに向けてどんな検討がされたんでしょう?
清田さん:阿賀町の子育て世代の皆さんから、夏は暑く、冬は降雪量の多いこの地域に「子どもが遊べる場所が欲しい」という声をいただきました。少子高齢化が課題となっている町ですので、未来ある子どもたちへの期待と子育て世代を応援する思いで「どんな天候でも遊べるスポット」として改修しようと検討が進みました。

――てっきり降雪量への配慮と思いましたが、確かに昨今は夏の暑さも問題です。
清田さん:阿賀町は、夏はものすごく暑くて、しかも冬はものすごく寒い地域なんです(苦笑)。お子さんに限らず、親御さんだって外で遊ぶのはひと苦労。温度管理されていて、安心して遊べるところは皆さんに喜んでもらえると思いました。
――どんな遊具があるんですか?
清田さん:入り口付近にあるのは、地元の東蒲杉を使用した木製すべり台です。木の温もりを感じていただけると思います。それからデジタル砂場、SASUKEにも登場するそり立つ壁、音楽とともに桜の花の絵柄やピアノの鍵盤などが映し出されるプロジェクションマッピング、高さ5.5mのネットジャングルジムなどがあります。授乳室やおむつ交換室ももちろん完備していますよ。

阿賀町のアリーナに、どうぞあがりなよ。
――「あがりーな」という名前は公募されたとか。愛らしいし、ピッタリなネーミングです。
清田さん:「あがまち」の「アリーナ」と「家にあがりなよ」という意味の「あがりな」をかけた名前です。
――どんな施設にするか方向性が決まる前は、役場の皆さんの中でさまざまな意見が出たと思います。
清田さん:大きな2階建ての建物ですので、「スケートボードができるようにしたらどうだろう」など、いろいろなアイディアがありましたね。「全天候型の施設にする」と決まってからは、同じような施設をいくつも視察しました。入館時に名前と住所の登録が必要な施設があったり、入場制限を設けているところがあったりととても勉強になりました。

――他施設を参考に入場を制限する場合はあるんですか?
清田さん:あまりに混雑していて万が一のことがあってはいけませんので、土日祝日等の混雑時には整理券を配布することはあります。ただここは誰でも利用できる道の駅なので、町内の方でなければいけない、新潟県の方優先ということはありません。
――保護者が注意する点は、何かありますか?
清田さん:「屋根がかかっているお外の公園」をイメージしていただくとわかりやすいかと思います。スタッフは配置しておりますが、お子さまに怪我や事故がないよう目を離さずに見守っていただきたいです。

地元も元気になる、若者と子どもの存在。
――オープン後の賑わいはいかがですか?
清田さん:子どもたちが喜ぶ姿は、ほくほくした気持ちになりますね(笑)。コロナ禍の影響でお店がひとつ休業となり、駐車場の車の数もそれほど多くなかった時期もありましたが、今では土日は満杯に近くなります。なんて喜ばしいことでしょう。
――町を盛り上げる明るいニュースですよね。
清田さん:「こんなに若い子で賑わう道の駅、もう何十年ぶりに見たわ」と地元の方から聞きました。こういった賑わいを町の人にも見てもらえるなんて、嬉しくてたまりません。

――阿賀町への往来も盛んになっているかもしれませんね。
清田さん:それを目指しているところです。「あがり―な」は、阿賀町の中でも阿賀野市、五泉市、新潟市に近い場所にありますし、そちらからのお客さまにもご利用いただいています。
――実は私、短い期間でしたが阿賀町で暮らしていたことがあるんです。グルメも温泉も充実していて、景色は素晴らしい。そして人の温かみを感じられる町なので、たくさんの方に阿賀町に来てほしいと個人的に思っているんです。なので清田さん、最後にぜひ阿賀町のPRになるメッセージをお願いします。
清田さん:なんと町民でいらしたとは驚きました。そうですねぇ……。阿賀町の魅力をひとことで言い表すのは難しいんですけども。まずは「のんびりできること」が、いちばんかもしれません。ため息が出るほど美しい景色と美味しいご飯、お酒、温泉もある町です。どこに行っても癒される町なので、きっと満足していただけると思いますよ。

あがり―な
東蒲原郡阿賀町石間4301(道の駅・阿賀の里)
営業時間:10:00~16:00
休館日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/31~1/2)
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