美容を通して地域の人達が幸せになれますように。「KIN hair store」。
その他
2025.01.21
今回は燕市吉田エリアにある美容室「KIN hair store(キンヘアストア)」を取材してきました。取材に応じてくれたのは、スタッフさん想いのオーナー、山田さん。取材写真を撮る際のポーズについてもスタッフさんたちに意見を求めるアットホームな雰囲気のなか、お店のコンセプトやこれまでのこと、心掛けていることを聞いてきました。


合同会社 人と髪
山田 拓也 Takuya Yamada
1989年埼玉県生まれ。美容専門学校を卒業後、新潟市や燕市の美容室で経験を積み、2018年に独立して燕市吉田エリアに「KIN hair store」をオープンする。読書が趣味で芋焼酎ソーダ割のレモン添えが好き。
地元にきれいな女性を増やすことが、社会貢献。
——「BEST HAIRSTYLIST」と書かれたトロフィーが置いてあります。何かのコンテストで受賞されたんですか?
山田さん:あれはお客様が海外旅行のお土産に、わざわざ買ってきてくださったんですよ(笑)。そうした気遣いをいただけることが本当に嬉しいですね。

——お客さんと距離が近いんですね。山田さんはいつ頃から美容師を目指そうと思ったんですか?
山田さん:最初は建築関係の仕事に就きたいと思っていたんです。でも高校時代にアルバイトをしていた居酒屋の先輩から「お前は人が好きなんだから、美容師をやったら?」と勧められて、自分でもやってみたいと思ったので、高校卒業後は美容師の専門学校に入学しました。
——卒業後は、美容室で経験を積んだんですね?
山田さん:新潟市と燕市の美容室で働かせていただいて、23歳で店長を任せてもらえるようになりました。おかげで県内美容業界の諸先輩や同志とも早くから交流することができて、いろいろと学ばせていただきましたね。
——23歳の若さで店長を任されるって、すごいですね。独立して「KIN hair store」をオープンしたのはいつなんですか?
山田さん:29歳のときです。店名の「KIN」には、金の価値があるという意味の他に、「親族」という意味もあるんですよ。
——どんなお店にしようと思ったのか教えてください。
山田さん:地域のお洒落のエントランスでありたいと思いました。そのためには、自分の提案するヘアデザインをお客様に愛着を持っていただけることが大切なんです。だから本当の意味で丁寧な仕事をするよう心掛けています。カラーやパーマも、ダメージではなくイメージを提供するようにしています。
——おっと、名言が出ましたね(笑)
山田さん:地元にきれいな女性を増やすことが、自分達にできる社会貢献だと思っているんです。きれいな女性をさらにきれいにするつもりでやっているので、そのお客様から彼氏ができた報告を聞いたりすると嬉しいですね(笑)

ヘアデザインだけではなく、働き方もデザインできる店にしたい。
——他にも美容室として心掛けていることがあったら教えてください。
山田さん:いい美容師を育てるよう心掛けています。僕も人から育ててもらったので、人を育てることが世の中への恩返しだと思っているんです。高得点は採れなくても、二重丸や花丸がもらえるような美容師を育てていきたいですね。
——それは、腕のいい美容師を育てるということでしょうか?
山田さん:上手な技術を身につけているのは当たり前のことなので、どれだけお客様に対して親身に寄り添えるかが大切だと思うんですよ。洗練された振る舞いや上手な敬語も身につけてほしいけど、それ以上に大事なのは思いが伝わる接客だと思っています。ただの「いらっしゃいませ」はNGだけど、語尾にハートがつく「いらっしゃいませ」はOKみたいな(笑)

——な、なるほど……(笑)
山田さん:あと、今目指しているのは、しっかり黒字化できるスタッフが自分の働き方を自分達で考えて、休日数や勤務時間をデザインすることです。
——立派な経営者じゃないですか。
山田さん:普段はそう考えているはずなのに、銀行口座を見ると「あいつらさえいなければ……」と思うこともあります(笑)
——それは経営者ならではの本音ですね(笑)
山田さん:あと女性スタッフには優しくできるのに、男性スタッフには優しくできないので、経営者としてはまだまだ未熟だと思っていますね(笑)
——そう言いながらも、スタッフさんへの愛を感じますよ(笑)
山田さん:冗談はさておき、自分が独立する際はとても苦労したので、スタッフの社内独立制度を行っていきたいと思っています。

——なるほど。今後はどんなふうにお店を続けていきたいと思っていますか?
山田さん:お客様もスタッフも増えて手狭になってきたので、もう少し広い店舗へ移転したいと考えています。その際は今いるお客様に通い続けてもらえるように、できるだけ近所でオープンしたいですね。
——楽しみですね。
山田さん:美容を通して周りの人達が幸せにできるように、これからも精進していきたいと思っています。

KIN hair store
燕市吉田3694-1
0256-77-8646
9:00-18:00
お盆休、正月休
Advertisement
関連記事
RSS非表示, その他
今年も一年ありがとう!Thingsスタッフが選ぶ BEST ARTICLES 2021
2021.12.31
その他
ブランドの世界観を体感できる「ブライトリング ブティック 新潟」。
2023.08.01
その他
古町がもっと楽しくなる企画展、「古町100選」来月開催!
2023.01.16
その他
台湾と新潟の架け橋に。「ニイガタソウゾウ」が描く未来のカタチ。
2025.02.19
その他
自然を生かした昔ながらの農業を続ける「七谷さとやまふぁーむ」。
2022.04.29
その他
小千谷市にある学生や社会人が集う場。「テレワークステーションおぢや」。
2024.06.24
新しい記事
その他
「整体コラボスペース リソラボ」で
やりたいことを、思いっきり。
2025.12.15
Things写真館
[Things写真館]Photo Studio またね photographer 吉田尚人 #03
PR | 2025.12.15
カルチャー
オリジナルZINEが活動の原動力。
移動本屋「いと本」
2025.12.14
カフェ
海沿いの小さな田舎町で
暮らしと人々をつなぐカフェ「絲と糸」
2025.12.13
カフェ
ガラス作家が店長を務める、
「1DAY シフォンカフェ」
2025.12.12
食べる
新潟県産の米粉や食材でつくる
「新郷屋」のもっちりたい焼き。
2025.12.11


