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アロマを通じた応援を。「アロマ・ハート新潟」の青木さんの思い。

新潟市東区「ナチュレ片山」の2階にある「アロマ・ハート新潟」では、精油の販売だけではなく、講座やワークショップも行っています。今回は代表の青木さんに、アロマに出会ったきっかけや、お店を通じた「応援」のことなど、いろいろ聞いてきました。

 

アロマ・ハート新潟

青木 夏江 Natsue Aoki

1975年岩手県出身。短期大学の進学をきっかけに新潟に住みはじめる。大学卒業後は看護師として病院や幼稚園で勤務する中でアロマに出会う。2023年に「アロマ・ハート新潟」を立ち上げる。趣味は最近習いはじめたギターと、将棋を観ること。

 

心も身体も支えられる、アロマの中心でありたい。

――青木さんはもともと、看護師として働かれていたんですね。

青木さん:短大を卒業してから7年間、病院の看護師として働いていました。そのときはアロマには興味なんてなかったんです。

 

――アロマに出会ったきっかけは、どんなものだったのでしょうか。

青木さん:こども園で看護師として働いていたときに出会いました。アロマの香りに触れた瞬間に、人の表情がぱっと変わるのを見て、すごくいいなって思ったんです。そこから、アロマの勉強をはじめることにしました。

 

――その後「アロマ・ハート新潟」をはじめられたんですね。

青木さん:「アロマ・ハート」はもともと私のアロマの先生がやっていたお店で、そこでアロマを学んで2023年に独立しました。「アロマ・ハート」の「・」にはとても大事な思いが込められているんですよ。

 

 

――「・」にですか? どんな思いなのか、ぜひ教えてください。

青木さん:「アロマ」と「ハート」 の中心にある「・」のように、このお店がアロマの中心になるような存在になりたいという意味が込められています。以前私が「・」を抜いてお店の名前を書いたら、先生に怒られちゃったこともありました(笑)

 

――それだけ大事なんですね。こちらではアロマの講座を受けることができると聞きました。

青木さん: 「ナード・アロマテラピー協会」と呼ばれるフランス式のアロマテラピーの認定校として、講座を開いています。フランスではアロマテラピーが医療の一環として扱われており、治療のアプローチのひとつとして使われているんです。ここでは「ナード・アロマテラピー協会」に基づいたアロマも販売しています。

 

 

――香りを楽しむだけではなく、健康にも役立つものなんですね。

青木さん:美容や睡眠、ホルモンバランスの安定など、様々なお悩みにアプローチできます。ひとりひとりのお悩みにあわせたルームスプレーをつくるワークショップもやっていますよ。体調や体質をヒアリングして、香りの好みに合わせて選んでいるんです。よかったら一緒に作ってみましょう。

 

――(実際に体験して)日常のちょっとした悩みを聞いてもらえて、なんだか心がスッキリした気がします。

青木さん:まさにそんな場所にしたくて、「ほっとけーんしつ」っていう名前でこの活動をしています。ここでおしゃべりをしながら、今やってもらったアロマクラフトや、ハンドトリートメントで気分転換してもらえたらいいなと思っています。

 

 

――キャッチーな名前もとっても素敵です。

青木さん:ありがとうございます。保健室とカフェをあわせたような場所をイメージしていて。医療機関に相談するまでじゃないけど、誰かに相談したいことって誰しもあると思うんです。そんなお悩みを心身ともにサポートできる場所になっていますよ。

 

頑張りたい人の背中を押せるイベントに。「新潟ハート祭」への思い。

 

 

――入口に貼ってあった「新潟ハート祭」のポスターが気になっちゃいました。

青木さん:これは今週末に、万代島の「大かま」で開催されるイベントなんです。私のアロマの先生が亡くなったことをきっかけに、先生のライフワークを受け継ぎたい!と思ってイベントを企画しました。

 

――ふむふむ。

青木さん:先生は「誰かを常に応援する」ことをライフワークとしていました。先生が亡くなったとき、ご家族の方から「他の多くの生徒さんに知らせるなら、賑やかに思い出してもらえたらいいな」と言われて。「賑やか、といったらお祭りだ!」と思ったんです(笑)。

 

――それで、このイベントを開催することになったんですね。

青木さん:このイベントは、人のつながりを大事にしたくて、当日出店してくれている方の多くは、これまでに「アロマ・ハート」に関わってくれた方や、その先のつながりで出店が決まった方なんです。出店者の方のつながりはもちろん、お客さんもつながりができるようなイベントにしたくて、ある仕掛けをつくりました。

 

 

――このステッカーに、どんな仕掛けが?

青木さん:このステッカーに、自分が頑張っていることや応援してほしいことを書いて見えるとこに貼ってもらいます。それを見た人が、その人に声をかけたり、頑張っていることを応援できるように。イベントに来てくれた人全員がつながれるような仕掛けになっているかなと思います。

 

――誰でも関われて、つながりが生まれるきっかけになりそうです。

青木さん:イベントって、初めて参加するとき、どうしても「内輪ノリ」みたいなのを感じてしまうときないですか?「新潟ハート祭」はそう感じることなく、初対面の人同士が会話して笑い合っている様子が見れたら嬉しいですね。

 

 

――イベントでは、ステージも設置されていますね。

青木さん:ダンスやゴスペルなどのステージも用意しています。このステージには私も出るんですよ、しかも大トリで(笑)。最近習いはじめたギターを演奏しようと思っています。いつチャレンジしても遅くないんだって、暖かく見守ってくれたら嬉しいです。

 

――「ほっとけーんしつ」や「新潟ハート祭」など、青木さんの活動からはいろんなかたちでの「応援」がありますね。

青木さん:誰かの応援をしたいと思ってはじめたイベントだったんですけど、イベントをつくっていく中でたくさんの人から応援してもらっていることに気づいたんです。その恩返しとして、自分の応援が恩返しになってくれたらいいなと思います。

 

――青木さんの今後の目標を教えてください。

青木さん:日本でのアロマの認識や使い方には、まだまだ誤解があると感じていて。その誤解を正しつつ、日本のアロマの立ち位置をも引き上げていきたいですね。アロマが身近になるようなレッスンも開いているので、お買い物がてら、気軽に来てもらえたらうれしいです。

 

 

「新潟ハート祭」は6月1日、万代島多目的広場「大かま」にて開催されます。イベントのし掛けのひとつであるステッカーは先着100名に配られるんだとか。気になる方は、ぜひ足を運んでみてください。

 

 

アロマ・ハート新潟

新潟市東区卸新町3-16-31 ナチュレ片山2F

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