Things

レジャー客も地元住民も利用する、道の駅関川「ちぐら館&あいさい市」。

新型コロナ禍も今のところ落ち着きを見せ、レジャーに出掛ける人も少しずつ増えているようです。車で行楽に出かける際、各地の幹線道路沿いにある「道の駅」にフラッと立ち寄るのは小さな楽しみのひとつ。県内に41カ所あるという道の駅のひとつで、県北・関川村の国道113号沿いに位置し、日帰り温泉入浴施設などもある「道の駅関川」は目下、再整備が着々と進められています。そんな中、ひと足早く今春リニューアルオープンした物産館・直売所「ちぐら館&あいさい市」が盛況を見せているという噂を聞きつけ、同店の越中店長にいろいろとお話を伺ってきました。

 

 

道の駅関川 ちぐら館&あいさい市

越中 太郎 Taro Koshinaka

1990年東京都江東区生まれ。道の駅関川にある物産販売・直売所施設「ちぐら館&あいさい市」の店長。通信会社の会社員やフリーのプログラマーなどを経て2015年に関川村へ移住、同施設には前身時代からスタッフとして関わり、今春のリニューアルオープンで店長となった。趣味は渓流釣りと登山。

 

直売所は地元住民の普段使いにも。内外の人が集う村の拠点に。

­――本日はよろしくお願いします。……取材に来ておいてなんですが、とても忙しそうですね。

越中さん:ありがとうございます、おかげさまで(笑)。例年このシーズンは荒川沿いの紅葉を見に来られる方を中心に混み合いますが、今年はお店をリニューアルしたことに加え、新型コロナが今のところ落ち着きを見せていることもあってか、コロナ禍以前よりも多くの方に来ていただいています。前々年の同期比でいうと1.5倍くらいでしょうか。

 

­――それはすごい! みなさん、うっ憤を晴らすかのようにお出かけしているのでしょうか(笑)。こちらは道の駅の売店だと思うのですが、お土産品や軽食だけでなく野菜やお米も売っているんですね。

越中さん:そうです。いわゆる直売所の機能があって、村内の100軒近くの方が採れたての野菜や果物、米、加工食品、民芸品などを納入してくれて、こちらで販売しています。特定の生産者さんには固定ファンもついたりして、中には中越やお隣・山形県の米沢から定期的にいらして買っていかれる方もいますよ。

 

­――直売所ってことは、観光客だけでなく地元の人も?

越中さん:まさにそこ、道の駅とはいえ、地元の方にも広く利用してもらおうというのがお店のコンセプトのひとつなんです。実際、旬の生鮮食品が安く手に入るので、普段使いされる地元の方も多いんですよ。お客さんの割合としては来訪者と地元の方とでだいたい半々くらいですかね。スーパーに負けじと、特価の目玉商品も必ず入れるようにしていますし。

 

 

­――内外双方の人が利用するという点では、こちらの売店だけじゃなく、温泉入浴施設や子どもの遊び場などもあるんですね。

越中さん:そうですね。そのほか村の特産品「猫ちぐら」の制作を実演している観光情報センターや歴史資料館もありますし、つい最近、フィットネス施設もプレオープンしました。現在全面的なリニューアルの真っ最中で、うちのお店もその一環として、ひと足早くこの春に改装オープンさせてもらったんです。ここ2年は新型コロナのため残念ながら開催されていませんが、村の一大イベント「大したもん蛇まつり」のメイン会場でもありますし、内外の方が集う村の拠点にさらになっていけばいいなと思います。

 

村は「ブルーオーシャン」? 素材の宝庫をさらに活かして。

­――お店のコンセプトをもう少し詳しく教えてください。

越中さん:道の駅なので、たとえトイレのついでに寄るだけだとしても、その方の思い出に残るようなお店にしていきたいですね。モノだけでなく、よい体験も提供できたら。このあたりのサービス精神はスタッフ一同、需要がシビアだったコロナ禍のおかげで、かえって研ぎ澄まされたかもしれません。

 

­――なるほど。村内向けには?

越中さん:先ほどの話ともつながりますが、一番は「地産地消」の促進です。現在、全商品のうち村内産は5割ほどですが、いずれ7~8割にまで高められれば。村内には魅力的な素材がまだまだたくさんあるので、いわゆる「六次産業化」のモデルケースを提示し、村の刺激になればとも考えています。私は村外から来た人間ですが、いやホント、ここは勝負できる商材の宝庫ですよ。 ビジネス用語でいえば、すごく「ブルーオーシャン」だと思います(笑)。村内の方にも、ぜひもっと活かしてもらえたら。このお店が、それを内外へ発信する拠点にもなれればと考えています。

 

­――ほうほう。ところで越中さんが考える関川の魅力って何ですか?

越中さん:一番はやっぱり自然が豊かで、開放感があることですね。最近よく言われる「五感で楽しむ」材料がすべて揃っているのでないでしょうか。私自身も実際、来てみて驚きました。あとはそれをどう活かすかですよね。自分たちが取り組むだけでなく、繰り返しになりますが、やる気のある方の背中を押せるような取り組みや仕組みの提供もできればと思っています。

 

今冬は花火を計画。コロナ禍を乗り越え、明るさを。

――ところで、施設のところどころに貼ってある花火のチラシは何ですか?

越中さん:よくぞ聞いてくれました(笑)。12月4日の土曜夜、この道の駅の向かい側の河川敷で花火を上げるんですが、私が個人で実行委員長を務めているんです。

 

­――冬に花火! どういったいきさつで?

越中さん:ご存知の通り、新型コロナの流行により各地で多くのイベントが中止・延期となり、村でもさっき述べた通り「大したもん蛇まつり」が中止となってしまいました。まつりでは大蛇パレードだけでなく花火も上げていたのですが、コロナ禍が落ち着きつつある今、県でイベント開催の後押し(「消費喚起・需要拡大プロジェクト」)をしていることを知り、村の観光協会などとも協力して応募したんです。めでたく採択を受けまして、実施できることになりました。

 

­――なるほど。最近、県内でイベントが増えてきたなぁと感じていましたが、県の後押しもあったんですね。

越中さん:コロナ禍で暗くなりがちな中、少しでも明るくなってもらえたら、と思って。当日は4~8号が145発とスターマインが2台上がる予定です。幸い、今のところ新型コロナも落ち着く方向にいっていますし、またこのあたりはソーシャルディスタンスを確保できるスペースは十分すぎるほどありますから、ぜひ安心して観覧に来てもらえればと思っています。

 

­――そうですか。ぜひ観たい! 本日はお忙しいところ、ありがとうございました!

 

 

 

道の駅関川 ちぐら館&あいさい市

Open 9:00 – 17:00 毎月第3水曜定休

〒959-3265

関川村下関1260-4

TEL 0254-62-7833

  • She
  • Things×セキスイハイム 住宅のプロが教える、ゼロからはじめる家づくり。
  • 僕らの工場
  • 僕らのソウルフード


TOP