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新潟の“体験”を贈るカタログギフト『360°新潟』が面白い!

商品ではなく、思い出をプレゼントするユニークなギフト。

「体験を贈る」という新たな発想で、体験型カタログギフトを提案する『360°新潟(サンビャクロクジュウドニイガタ)』。新潟県内で体験できるサービスを収録したギフトカタログとして2018年4月に発売開始してから、約一年が経とうとしています。「体験型カタログギフト」という言葉はまだ馴染みがなく、なかなか聞き慣れない商品ですが、いったいどのようなものなのでしょうか。『360°新潟』の運営責任者である加藤雅史さんにお話をうかがってきました。

 

 

360°新潟

加藤雅史 Masashi Kato

1985年、新潟県出身。印刷広告会社「株式会社ジョーメイ」勤務。「たくさんの人に新潟をもっと好きになってもらいたい!」という想いから、体験カタログギフト『360°新潟』をスタートさせる。プライベートではゴルフが趣味。スコアを縮めるためにそろそろゴルフ教室に通おうか悩み中。

自分で選ぶカタログは、モノから体験の時代へ。

―体験カタログギフト『360°新潟』とは、具体的にどういったカタログですか?

加藤さん:カタログギフトというと、結婚式に参加したときに引出物でもらったり、というのをまず思い浮かべると思います。皆さんご存じだと思いますけど、あれは掲載されている商品から好きな「モノ」を選ぶとそれが自宅に届くというサービスです。でも私たちの運営する体験カタログギフトはモノでなく「体験」を選んでもらいます。現在、カタログには新潟県内約300店舗分600コースの体験が掲載されています。内容はカヌー体験、トレッキング、マッサージやエステ、スキーやスノーボードなど様々です。体験方法も、遊び感覚でできるもの、インストラクターや先生に教わりながら体験するもの、単純にサービスを受けるものなどバラエティに富んでいて、年齢制限は特になく、シニアでもお子様でも楽しめる体験が用意されています。ひとことで説明するなら、「新潟県内の体験がたくさん収録されたカタログ」ですね。

 

 

―モノより思い出を楽しんでもらおう、というコンセプトですね。ちなみに、ギフトを贈る側としては、どんなシチュエーションで使えるものでしょうか?

加藤さん:誕生日、入学、結婚、出産、退職、還暦、内祝いなど、お祝いごと全般におすすめです。基本的にどんなシーンでもお使いいただけますので、プレゼントに迷ったときはぜひこのカタログギフトの存在を思い出してほしいですね。

 

―複数のカタログがありますよね? どれを買っても体験内容は一緒なんですか?

加藤さん:現在は総合版カタログとして、CLUB(クラブ)、SPADE(スペード)、DIAMOND(ダイヤモンド)の3種類があります。種類によって掲載されている体験内容、体験人数などが異なりますが、一番人気は『総合版カタログCLUB ¥5,940(tax in)』です。贈りたい相手の好みに合わせて、またご予算に合わせて、使っていただければと思います。カタログ上で好きな体験を選んだら専用サイトで予約をして、実際に体験に行ってもらう、という流れです。

 

 

―カタログによって体験内容が違うんですね。加藤さんがオススメしたい体験ってありますか?

加藤さん:カヌーや乗馬などのアウトドア、岩盤浴やピラティスなどのビューティーをはじめ、体験数は全部で600コース以上になりますから、これがオススメ、と絞り込むのは大変なのですが(笑)、個人的には、TV番組でよく目にする海の上を飛ぶフライボードなんか面白いと思いますよ。この企画を立ち上げて、どんな体験を収録したらいいだろうと調査しているときに見つけて、「これ、新潟でもできるんだ!」って、ちょっと興奮しましたね。掲載体験はこれからも増やしていくので、新しい体験との出会いに私たちもワクワクしています。新しい体験をどんどん増やしていきますので、ときどきチェックしてみてくださいね。

 

―フライボードはかなり興味があります。アクティブ男子に贈ったら喜びそうですよね。

加藤さん:ぜひ、アクティブ男子に贈ってあげてください(笑)。このギフトカタログって、「フライボードっていう楽しいアクティビティがあるから」と、特定の体験の提案をするのに使うこともできますし、「たくさん体験が載っているから選んでね」と、選択を相手に任せることもできます。なので、いろんなシチュエーションで活躍できると思いますよ。実用品などのモノが記念に手元に残るのもいいですが、記憶や思い出として体験内容が心に残ったり、あるいは新しい趣味を発見できたり、いつもの贈り物に+αの効果が期待できるんですよ。

 

 

 

\ 360°新潟オススメの体験 /

 

愛用の靴をもっと大切に。職人の靴メンテナンス。

【新潟市中央区】KADO shoe repair & beer stop

 

靴のメンテナンスの他、クラフトビールやコーヒーなども楽しめるリペア専門店。立派なヒゲを蓄えた職人さんが迎えてくれる。ReBuilding Center Japan(長野県諏訪)の古材や古建具を使ったインテリアが印象的。大切な靴を永く使い続けたいなら、まずプロによる靴のメンテナンスを体験してみよう。

 

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モータースポーツファン必見の憧れ体験。

【東蒲原郡阿賀町】カートランド三川

 

モータースポーツファン必見の体験。モータースポーツファンであれば誰しもが知っている名車「FK9 2st」。スポーツカートの元祖といわれるその希少なマシンに乗り込み全長600mのサーキットを滑走する。高速カーブ、ヘアピンS字など、最高時速70㎞で風のように走り抜ける爽快感はきっとクセになる。

 

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呼吸に合わせたタイ古式マッサージ。

【新潟市中央区】ナムヂャイ本店

 

タイ古式マッサージは「ヌアボーラン」とも呼ばれ、タイ伝統医学の身体的治療法として長年受け継がれている。呼吸に合わせたリズムでゆっくりと時間をかけ、足先から頭の天辺まで全身に流れるエネルギーラインに沿ってセラピストの手技により刺激。ストレッチテクニックで筋肉を伸ばし、心と身体のバランスを整えよう。

 

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日本の伝統工芸品「一閑張り」作り。

【村上市】一閑張り教室

 

日本の伝統工芸品「一閑張り」作りの体験。「一閑張り(いっかんばり)」とは、竹などで編まれたカゴやザルに和紙などを何度も重ねて貼った、日本の伝統工芸品である紙漆細工のこと。自分が思い描くデザインを作り上げる楽しみの後には、部屋の飾り物や菓子や果物を盛り付けるカゴとして実用的に活躍してくれる。

 

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全国からローカルへ。そして人の気持ちをつなぐ使い方。

―そもそも、この体験カタログギフトを思い付いたきっかけは何ですか?

加藤さん:何か新潟のためになる事業を起こしたいという気持ちは以前からありました。でも、コレといったものが思いつかなかったんですね。そんなとき、とある企業のセミナーに参加して出会ったのが「体験カタログギフト」の存在です。全国の体験を収録したカタログギフトを販売している企業さんだったんですが、「全国」という点が逆に不便に感じてしまいました。だって、沖縄の体験が気になっても、なかなか行けないじゃないですか(笑)。そこで、全部が新潟の体験だったら新潟に人が集まるし、新潟の人も喜ぶじゃん!って。そう思ったんです。大好きな新潟が盛り上がって、新潟の人が喜んでくれたら素敵じゃないですか?

 

―実際にやってみて、反応はどうでした?

加藤さん:新潟の人が新潟の人へ贈る、その割合が当然多いだろうと思っていたのですが、意外と、関東圏の方が購入して新潟にいるご家族やご友人に贈るっていうパターンが多いことに驚きました。両親と離れて暮らしていると、親に趣味を作ってあげたいとか、疲れをとってもらいたいといったときに何もしてあげられないわけじゃないですか。でも、体験カタログギフトなら、「こんな体験が載ってるから、やってみなよ!」って具合に、ちょっとした提案を贈ることができるんですよね。

 

 

―なるほど、そういう使い方もいいですね。

加藤さん:新潟のPRにもなり、県外からの集客にもつながればいいなと思っています。私自身、新規事業を一から立ち上げるというのは初めてのことだったので、ビジネスの仕組みづくりが大変でした。でもこの体験型カタログギフトって、多くの可能性を秘めていると思うんです。

 

―具体的な今後の展開予定があれば教えてください。

加藤さん:まずは掲載している体験数を2019年夏までに1000コースまで増やす予定です。特にエステ、マッサージなどは人気なので増やしていきたいですね。あとは、カタログの種類も、今後はシチュエーションやジャンルに特化したものを考えていこうと思っています。例えば、出産祝い専門の体験カタログ。赤ちゃんと一緒にできる体験や、産後のお母さんが体型を戻すための体験などを収録する予定です。それから、ペアで行ける体験を集めたもの。カップル、夫婦などにぴったりのカタログですね。ゆくゆくは、新潟だけでなく各県の体験型カタログギフトを展開できればいいなと考えています。
 
 

「新潟でもこんな体験できるんだ!」という発見が詰まっています。

体験型カタログギフト『360°新潟』のカタログを眺めていると、新潟でもこんな体験できるんだ!という新しい発見があります。インタビューのなかに出てきた「フライボート」もそのひとつ。新潟は海もあり山も川もあり、自然が豊富で街もにぎやか。私たちが住んでいるこの場所って、実はけっこうポテンシャルの高いところなんじゃないの?なんて、そんな気づきもありました。友達への誕生日プレゼントや、頂き物のお返しなど、けっこう悩んだりすることが多いですが、「あの人にこの体験をプレゼントしよう!」「これなら楽しんでもらえるんじゃないかな?」「あの子がエステに行きたいって言ってたから」そんな気軽な使い方で、この体験型ギフトカタログをプレゼントするのもいいかもしれません。詳しく知りたい方はぜひ下記のオフィシャルホームページにアクセスしてみてください。

 


 

360°新潟お客様サポートセンター

新潟市東区木工新町1193

0120-360-272

 

オフィシャルホームページ

 


 

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