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炭火で焙煎した「山浦珈琲店」のコーヒー豆。

  • 旅するコーヒー | 2022.05.27

山浦珈琲店

山浦 伸太郎 Shintaro Yamaura

1976年新潟市生まれ。城西大学卒業後、関東で就職。その後家業である「山浦珈琲店」を継ぐために帰郷。美味しいものを食べるのが好きで、最近は魚にハマっている。朝から晩までコーヒーを飲み続ける、生粋のコーヒー好き。

 

炭火焙煎ならではの、香ばしさと脂の乗り。

——「山浦珈琲店」では、炭を使った焙煎をしているんですよね。どんな特徴があるんですか?

山浦さん:一般的な焙煎方法だと焙煎後3~7日の間が飲みどきなんですけど、炭火焙煎だと約1ヶ月も美味しく飲むことができます。それに、コーヒーって何杯も飲んでいると、個人差もありますけど、胃がもたれたりするじゃないですか。でも、炭火焙煎だと胃がもたれないんですよね。

 

——ふむふむ。

山浦さん:あと、遠赤外効果でコーヒー豆の内側から焼けていくから、サンマじゃないけど、焼き上がりの脂の乗りが違います。

 

——おお、焙煎方法によってそんなに違いがあるんですね。味の面ではどうですか?

山浦さん:いちばんは、炭火焙煎でしか味わえない香ばしさ、ですね。それと、炭で焼くことで味の膜が段々と溶けていく過程で、どんどんうま味が増していく変化も味わってもらいたいです。

 

心に落ち着きを与えてくれる、穏やかな晴れた日みたいなコーヒー豆。

——「山浦珈琲店」のコーヒー豆で、一番人気は何ですか?

山浦さん: それなら「山浦ブレンド」ですね。このコーヒー豆は1968年の創業当時から販売していて、まろやかさとオーソドックスなチョコレートフレーバーが特長です。心に落ち着きを与えてくれる、穏やかな晴れた日みたいなイメージのコーヒー豆なんですよ。

 

——穏やかな晴れた日。素敵なブレンドですね。創業当時から守り続けている味があると思いますが、また新しく目指している味わいってあるんですか?

山浦さん:コーヒーの起源は諸説ありますけど、コーヒーを初めて飲んだ人の感動や衝撃って計り知れないものがあったと思うんですよね。だから、目指している味というよりは、コーヒーの原点に帰って、飲む人に新しい感動を与えられたら、コーヒー屋として本望だと思っています。

 

——それでは最後に、コーヒーを通して山浦さんが伝えていきたいことを教えてください。

山浦さん:嬉しいとき、悲しいとき、どんなときでも暮らしのそばにコーヒーがあってもらいたい。それが理想です。そのために「山浦珈琲店」ができることは、毎日飲むコーヒーに新しい発見があるような、飽きない味わいのコーヒー豆を提供していくことだと考えています。

 

 

山浦珈琲店

950-2074 新潟県新潟市西区真砂1-2-12

080-7220-0011

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