新潟駅から南万代方面に足を進めると、水色とオレンジ色の外観のひときわ目立つ建物があります。昨年秋にオープンした「55OKINAWA」。お店では、沖縄でお馴染みの「BLUE SEAL」のアイスをはじめ、様々な沖縄料理を楽しむことができます。なぜ新潟で沖縄料理のお店をはじめたのか、どんなメニューが楽しめるのか、「55OKINAWA」の田中さんにお話をうかがってきました。
55OKINAWA
田中 愛美 Aimi Tanaka
1986年新潟市生まれ。中学校卒業後、様々な飲食店で働き、2021年10月に「55OKINAWA」をオープン。最近ハマっていることは沖縄の楽器「三線」を弾くこと。
――田中さんのご出身は新潟なんですね。なぜ沖縄料理のお店を開こうと思ったんですか?
田中さん:昔からよく遊びに行っていたということもあって、沖縄が大好きなんです。海がすごく綺麗だったり、沖縄のソウルフードが私の好みだったり、いろいろと好きなところはあるんですけど、中でも沖縄のアイス「BLUE SEAL(ブルーシール)」がとにかく大好きで……。「新潟でもBLUE SEALを食べられるお店があればいいのにな」って思っていました。それであるとき「だったら私がお店を作ればいいのか」って思って。それでお店を開くことに決めました。
――そうだったんですね。
田中さん:はじめはアイス屋さんメインで、アイスとタコライスだけを販売しようと考えていたんですけど、気づいたらメニューがどんどん増えていました(笑)
――では、メニューについて詳しく教えてください。
田中さん:「BLUE SEAL」のアイスをはじめ、「タコライス」「55CHIKIN」「ゴーたま。」などがあります。
――その「ゴーたま。」というのは?
田中さん:沖縄のソウルフード「ポークたまごおにぎり」のことです。店名の「55OKINAWA」から取った「ゴー」とたまごを組み合わせてネーミングしました。
――他にもオススメメニューがあったら教えてください。
田中さん:どのメニューもオススメなので選べないんですけど、今わたしのイチオシメニューは「55CHIKIN」です。
――それはどんなお料理なんですか?
田中さん:沖縄のソウルフードである、にんにくがたくさん使われたチキンです。2階のイートインスペースで召し上がる人もいますし、テイクアウトして、自分好みにアレンジして楽しんでくれる人もいます。
――ところで田中さんが大好きな「BLUE SEAL」は何種類のフレーバーがあるんですか?
田中さん:定番の15種類の他に、季節のフレーバーが2種類あります。今の季節だと、3月まで「さんぴん茶ラテわらび餅」と「琉球ほうじ茶わらび餅」です。アイスメニューは他にも、「サーターアンダギー」をトッピングした「サーターアンダギーアイス」というものもあるんですよ。
――美味しそう! 2階はイートインスペースなんですね。
田中さん:そうなんです。ガラスのテーブルは手作りだったり、店内もけっこうこだわっているんですよ。「ほどよく沖縄っぽいオシャレなお店」をイメージしました。
――店内も外観も、水色とオレンジ色が目立ちますね。
田中さん:私の中で沖縄のイメージカラーがこの2色だったのと、「BLUE SEAL」の色合いでもあるので、お店のテーマカラーにしました。
――どんな方にお店を楽しんでもらいたいですか?
田中さん:もちろん沖縄好きの人に来てほしいですし、まだ沖縄に行ったことがない人や、馴染みのない人にもぜひうちのお店の料理を食べて、沖縄の味を知ってもらいたいですね。コロナ禍で沖縄に行きたくても行けないという人たちに、沖縄の雰囲気を味わっていただけたら嬉しいです。
――お店をやっていて嬉しかったことがあれば教えてください。
田中さん:「BLUE SEAL食べたかったんだ」とか「沖縄の味のタコライスが食べたかったよ」と言ってくれるお客さんがいて、そういった声が聞けるとすごく嬉しいですね。
――では最後に、今後の展望を教えてください。
田中さん:ここの2号店として、沖縄そばのお店をオープンする予定です。その際はぜひ遊びに来てください!
取材中、店内には沖縄音楽が流れていて、沖縄の雰囲気を感じられる素敵な時間を過ごせました。なかなか旅行ができないこの状況下、「55OKINAWA」で沖縄気分を味わってみてはいかがでしょうか。
55OKINAWA
新潟市中央区南万代町14-20
080-7401-5500
11:00~20:00