新潟の旬の果物をたっぷり使ったパフェやフルーツサンドが楽しめる「&CAFE(アンドカフェ)」。JR新潟駅から徒歩1分という立地のこのお店は、「新潟に来た人が最初に訪れる場所」というコンセプトで、カフェでありながら新潟の味覚のアンテナショップの役割も兼ねています。今回は店長の都築さんに、お店の美味しいメニューたちを紹介してもらってきました。
&CAFE
都築 沙央梨 Saori Tsuzuki
2000年柏崎市生まれ。柏崎常盤高校卒業後、シルバーホテルをはじめ、新潟市内の飲食店で経験を積む。2020年に「&CAFE」に入社。現在は店長を任され日々奮闘中。韓国ドラマを観るのが日課。
――都築さんは、どんなキッカケがあってカフェで働きたいと思うようになったんですか?
都築さん:私が小さかった頃、両親が飲食店で働いていたんです。ふたりの話を聞いていたら「飲食店で働くのって楽しそうだな」って思って、飲食業に興味を持ちはじめたんです。それと、高校生のときに通っていたカフェがとにかく居心地が良くて、「こんなお店で働きたいな」って思って、将来の夢としてカフェを目指すようになったんです。
――やっぱり将来は、自分のカフェを持ちたいですか?
都築さん:そうですね。理想は落ち着いた雰囲気の空間で、スイーツが充実したカフェです。だから今は「&CAFE」で店長をやらせてもらいながら、修行中なんですよね。
――それでは「&CAFE」についても教えてください。どんなコンセプトのカフェなんですか?
都築さん:新潟駅の隣のビルにあるので、「旅行で新潟に来た人たちが最初に訪れるカフェ」を意識しています。全国チェーンのカフェが駅周辺にはたくさんあるんですけど、せっかくなのでまずは美味しい新潟の食材を食べてもらって、「新潟っていいね」ってなってくれたらいいなと思うんですよね。
――なるほど。ちなみに「&CAFE」の看板メニューは?
都築さん:「&CAFE」は、新潟県内の契約農家さんたちから越後姫やル・レクチェなど、旬のフルーツが届きます。それをたっぷり使って、パフェやフルーツサンドをメインにいろんなカフェメニューを展開しています。
――どれも美味しそうですね……って、このパフェ、イチゴの量(笑)
都築さん:これは今の時期おすすめの「越後姫のパフェ」(12~6月限定)です。これでもかとイチゴを使っていて、人気No.1のパフェなんですよ。
――いくつイチゴを使っているんですか?
都築さん:大ぶりのイチゴを10粒使っていて、あえて形を崩してトゲトゲと丸みでイチゴのフォルムを最大限に生かして表現してみました。ちなみにカットしたイチゴの合計は50個で、どこを食べてもイチゴを感じてもらえます。
――つまり50口分のイチゴが楽しめるってことですね(笑)
都築さん:そうなりますね(笑)。イチゴをたくさん楽しんでもらえるように、クリームの甘さを控え目にしたり、レモンゼリーを加えたりしてさっぱりするような工夫もしています。だから男性でもペロッと食べられちゃうんですよね。
――コロナ禍の現状、飲食店は苦労が絶えないと思います。お店として、何か変化はありましたか?
都築さん:元々、「&CAFE」では「〆パフェ」といって、飲んだ帰りに食べるパフェを提供していました。だから営業時間は25:00までだったんですよ。でも、なかなか人が飲みに出歩けなくなったり、営業短縮の要請もあったりしたので、今は7:00から営業をスタートしています。
――深夜から朝に営業をシフトしたんですね。
都築さん:そうですね。そうしたらサラリーマンの人たちから、モーニングを多く利用してもらえるようになりました。何種類かある中からお好きな「自家製たまごサンドイッチ」を選んでもらって、そこにコーヒーがセットになって500円です。朝食として利用してもらっています。今は、朝活をしていたり、お客さんの動きも夜型から朝型に変わりましたね。
――飲みに行けなくなったことで、活動時間も変化しているんでしょうね。
都築さん:そうかもしれないですね。正直、いろんな面で「新型コロナウイルスが……」という思いはあるけれど、でおそのおかげで朝や昼のお客さんが増えているので、今までと違った「&CAFE」を楽しんでもらえているのか、とも感じています。
――先が見えない現状ではありますが、これからチェレンジしていきたいことはありますか?
都築さん:まずは朝の時間帯を変えずに、ちょっとずつ夜時間を延ばして24:00までの営業スタイルを確立していきたいです。そして朝はサラリーマンの人たち、夜は飲食店の人たちが、お酒を飲まなくても集まれる場としての環境を作りながら、「〆パフェ」に続くムーブメントを作っていきたいと思います。頑張ります!
&CAFE
新潟県新潟市中央区弁天1-1-26 オセオ弁天2F
025-248-1070