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最新式のコインランドリーと本格焙煎カフェが一緒に。長岡市の「Hoshiba」。

長岡市にある「Hoshiba」は、「jab jab」というコインランドリーと「Come sta?」という名のカフェが一体となった、県内では珍しい施設。洗濯機を回している間、店内で種類豊富なコーヒーと季節のスイーツを味わうことができます。コーヒー豆は自家焙煎しているこだわりようで、カフェだけ利用するお客さんも多いんだとか。そんな「Hoshiba」を立ち上げたのが、空調設備や給排水設備、不動産などを扱う「株式会社大新産業」。代表の笠井さんと「Hoshiba」店長の小黒さんにお話を聞いてきました。

 

 

株式会社大新産業

笠井 一昭 Kazuaki Kasai

1959年長岡市生まれ。「株式会社大新産業」代表取締役。2022年に「Hoshiba」をオープン。

 

Hoshiba

小黒 恵 Megumi Oguro

1987年長岡市生まれ。新潟市内のコーヒーショップで働いた後、昨年9月「株式会社大新産業」へ入社。「Hoshiba」の店長を任される。

 

設備工事の会社がはじめた、隅々までこだわった店舗。

――カフェとコインランドリーが一緒に入っているお店って珍しいですよね。どうしてこういった施設を作ることになったんでしょうか。

笠井さん:もともとの出発は、銀行さんが紹介してくれた国の補助金制度でした。コロナ禍後の事業再構築に取り組む企業を支援するもので、何度かコンサルタントの先生に来ていただいて妻と一緒に話を聞いたんです。最初からこういう場所を作るつもりはなかったんですけど、話をするうちに本気度が増していきました。

 

――最初の発想はカフェからですか?それともコインランドリー?

笠井さん:妻は先生の話を聞いて「カフェをやりたい」と言っていたんです。昔からお菓子を作ることが好きだったこともあって、自分でできる範囲でいいからやってみたいと。「でも、ただカフェをやるだけじゃ弱いよね」っていう話になって。

 

――そこでカフェ以外の要素もくっつけようということになったんですね。

笠井さん:うちの会社が不動産を扱っていることもあって「学習塾をやりたい」という方から相談されたので、学習塾とカフェを一緒にすることも考えました。でもその話がなくなってしまってどうしようか考えていたときに、知り合いの方がたまたまコインランドリーをやっていたことを思い出したんです。

 

 

――ふとした思いつきがきっかけになったんですね。

笠井さん:妻に「コインランドリーがいいんじゃないかな」と話したら、「いいよね」と言ったので、カフェとコインランドリーを合わせた施設をはじめることにしました。あとは県内で大規模にやっているところが他になさそうだったことも決め手になりましたね。

 

――こういう場所、新潟じゃなかなかないですもんね。

笠井さん:それからコンサルタントの先生にも相談して、私と妻と先生の3人でオープンに向かっていろいろ調べました。国への申請も自分で出して、それが通ったこともすごく嬉しかったですよ。

 

 

――「大新産業」さんは設備工事の会社さんですよね。店舗を作るときにはこれまでのノウハウも生かされたんでしょうか。

笠井さん:そうですね。店内にこだわりがたくさんあって、焙煎機の煙突の金具を独自に作っておしゃれなものにしたり、アイアン家具を置いたりしました。

 

――お店の外に置かれているタンクも、かわいいイラストが描かれていて素敵ですね。

笠井さん:コインランドリーに行くとだいたい見えない場所にタンクが置かれているんですけど、ここを建てるときに「どう考えてもタンクが見えちゃうな」と思って。でもどうせ見られるんだったら、あえていちばん目立つ場所に置いて、しかもちょっとデザインしたら面白いかなって思いました。

 

――どなたが描かれたイラストなんでしょう?

笠井さん:知り合いに長岡造形大学の教授がいたので相談して、学生さんに「この店に合ったコンセプトで、タンクに絵を描いてほしい」とお願いしました。その中から選ばれた作品です。せっかくやるんだったら、人を巻き込んで楽しくやった方がいいよなって思うんですよ。

 

コインランドリーがもっと便利になる、最先端のマシン。

――ランドリーに置く洗濯機にもこだわったんでしょうか?

笠井さん:最先端のマシンを置いています。タッチレス操作ができて、アプリを登録するとスマホ決済もできます。お知らせ機能があるので、洗濯物を放り込んでどこかに行っても洗濯が終わったら通知が来ます。あとは現在の使用状況がスマホで分かるので、家を出る前に「今は空いているな」って確認できるんです。このマシンを置いているところは市内にも数件しかないんです。

 

――コインランドリーに着いてから「空いてなかった……」ってことがないのは嬉しいですね。

小黒さん:シューズランドリーもあって、1度に2足まで靴を洗えるんですよ。途中で洗濯機から乾燥機へ移し替えるので、その間にコーヒーを飲んで、乾燥したら履いて帰るってことができます。時間を有効に使えますよ。

 

――へ〜! 家で靴を洗うのって面倒なので使ってみたいです。

笠井さん:ちなみに、コインランドリーってよく利用されますか?

 

――正直、数回しか使ったことないですね……。

笠井さん:うちじゃなくてもいいから、ぜひお近くのコインランドリーに行ってタオルを洗ってみてください。僕も昔使ったことがあったけど、ここの機械を使ってみて「今の機械ってこんなにいいんだ」って改めて知りました。ガサガサだったタオルが、ホテルのタオルみたいにふわふわになりますよ。

 

洗濯の待ち時間に楽しむ、自家焙煎したコーヒーと季節のスイーツ。

――店内に立派な焙煎機が置いてありますよね。

笠井さん:ここで焙煎もしているんです。あえてカウンターの外に機械を出しています。これもひとつのオブジェにしようってことになって、焙煎機をこんなに間近に見られる場所もなかなかないと思います。

 

――内装の雰囲気とも合っていて素敵です。焙煎はどなたが担当しているんですか?

小黒さん:私と一緒にカフェを担当している布施という女性がいて、主に彼女が焙煎しています。週に1〜2回くらい、少量ずつ焼いているので常に新鮮なコーヒーを提供しています。コーヒー豆を買うこともできて、常に5〜7種類くらいのラインナップを入れ替えながら揃えています。

 

 

――スイーツはどんなものを用意しているんでしょう?

小黒さん:期間限定でコーヒーに合うデザートとドリンクを出すようにしていて、今の時期の限定は「抹茶と桜のティラミス」を用意しています。桜餡が苦手な方でも美味しく召し上がっていただけると思います。

 

――カフェだけ利用されるお客さんも多いですか?

小黒さん:いらっしゃいますね。最初はランドリーを使わないとカフェを利用できないと思っていた方が多かったんですけど、カフェだけの利用もテイクアウトもできます。洗濯が終わるのを待っている間、カフェで過ごされる方もいますし、反対にカフェをきっかけにここへ来て、コインランドリーを利用される方もいらっしゃいます。

 

――住宅街にお店があることもあって、いろんな方が利用されそうですね。

小黒さん:歩いて来られる方も多いんですよね。お子ちゃん連れの方もいらっしゃるので、奥のキッズスペースを広くてして、お母さんとお子ちゃんがゆっくりできるスペースを増やしました。

 

 

――これからはどんなことに力を入れていきたいですか?

小黒さん:お店に来ていただいて初めて「ここで焙煎している」ってことを知る方も多いんです。自家焙煎したコーヒー豆を扱っているっていうことをもっと知ってもらえるようにしたいですね。

 

笠井さん:この場所をはじめたことをきっかけに、何かと何かを一緒にやってみるのもいいなって思うようになったんです。組み合わせるといろんなことができるのかなって考えるようになったので、また何か挑戦してみたいですね。

 

 

 

Hoshiba

長岡市干場2丁目2-18

TEL:0258-35-0654

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。
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