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実家みたいにくつろげる場所「和かふぇ べじ家」。

野菜たっぷり。あったか家庭料理を召しあがれ。

新潟県庁のちょっと先。路地を曲がると現れる「和かふぇ べじ家」。実家のようにくつろいでもらいたい、そんな思いの詰まった店内では家族連れからサラリーマンまで、多くの人たちがにこやかに食事を楽しんでいます。今回はオーナーの中島さんに料理に対する思いを聞いて来ました。

 

和かふぇ べじ家

中島 砂織 Saori Nakajima

1968年新潟市生まれ。イベント会社、出版社での経験を経て2011年「和かふぇ べじ家」をオープン。野菜がたっぷりな家庭料理をコンセプトに店舗での食事だけでなく、お弁当事業も展開。塚田牛乳とのコラボ商品「みるくじゃむ」にも注目。

 

キッカケはみんなが集まる場所だから。

――今日はよろしくお願いします。中島さんはいつ頃から料理に興味を?

中島さん:うちの実家はいろいろな人たちが集まる場所でした。親戚が来たり、友達が来たり、たまり場ってやつです(笑)。だから料理を振舞うのは自然と当たり前になっていました。結婚してからもイベント関係の仕事をしていた旦那が職場の同僚を連れて来たり、アーティストを連れて来たり、実家と同じようにみんなが集まるたまり場だったから、何かのキッカケで興味を持ったというよりも、そんな環境だから料理をすることが好きになったんですよね。

 

――とても賑やかな環境だったんですね。当時は料理関係のお仕事をされていたんですか?

中島さん:いえ、まったく(笑)。はじめは旦那と同じイベント会社でプロモーターをしていたけど結婚のタイミングで退職しました。旦那の転勤で金沢に移住してから出版社でお世話になって、新潟に戻ってからも編集の仕事をしていました。だから料理関係の仕事はしたことがないんですよ。

 

――未経験からのスタートなんですね。驚きです。

中島さん:新潟の出版社では情報誌の料理コーナーを担当していました。それから味だけではなく魅せる料理として、美味しそうに見えるビジュアルも気にするようになりました。フードコーディネートを学んだり、野菜ソムリエの勉強もしたり、料理の幅を広げるためにたくさん学びました。この学びが、お店をはじめようと決心する土台になったんだと思います。

 

42歳の決心。楽しみながらやれる仕事は飲食店。

――お店をはじめたキッカケは何だったんですか?

中島さん:私が42歳のとき、旦那が退職するかもって話になりました。子どもはまだまだお金のかかる時期。さて、どうしようかなと考えて、夫婦で楽しみながらできる仕事がしたいと思いました。それで辿り着いた答えが「飲食店」だったんです。飲食店で働いたことはなかったけど、料理が好きで、人が集まる場所が好きだったし。

 

――飲食店での経験がないって不安じゃなかったですか?

中島さん:お互いにイベント会社や出版社にいたから人脈はたくさんありました。いろんな意味で助けは借りられる、そう思っていましたが…やっぱり素人だから本当に大変でしたね(笑)

 

 

――やっぱり大変ですよね(笑)。

中島さん:それに素人が勢いでお店をはじめても続くとは思っていませんでした。だから大きいコンセプトをしっかり考えなければと思って必死に考えました。

 

――その答えが「和かふぇ べじ家」なんですね。

中島さん:そうなんです。「自宅で楽しめるような野菜たっぷりの料理が食べられて、実家みたいにくつろげるように」をコンセプトに、「ベジタブル+家」で「べじ家」。ちなみにネーミングはサウナで思い付きました(笑)

 

大きな転機を迎えた移転のタイミング。

――オープン当初は北区にお店がありましたよね?

中島さん:子どもや生活を考えて自宅のある北区を選びました。5年くらいいたのかな。それから中央区に移転してきましたね。

 

――移転して変わったことはありますか?

中島さん:一番大きな出来事は、旦那に癌が見つかったこと。しかも助かる見込みがないほどの。とてもショックでした。ふたりでやってきた「べじ家」をこれからは1人で担いでいかなければなりません。それが最も変わったことですね。

 

 

――それはショックが大きいですね…。

中島さん:旦那の死を目の前にして、これからは自分の中で責任が持てる範囲で無理しないでいこうと決心しました。目の届く範囲で。でも5年間やってきた料理やコンセプトには自信があったから、そこはしっかりと続けて。お陰で今では野菜をたっぷり使ったお弁当が人気になっています。

 

――お弁当ですか?

中島さん:お店で食べられる「美味しい」をお弁当に詰めてテイクアウト。それが「べじ家」のお弁当です。「美味しいと思ってもらえる料理を作ろう」という信念を貫いてきたからこそ、たくさんの人たちに「べじ家」のお弁当が届けられているんだと思います。これをやりたいといった具体的なことはないけれど、きっとやれることはまだまだあるはず。しっかり前を向いて無理なく、野菜たっぷりな料理とくつろげる空間をこれからも提供していきたいです。

 

「べじ家」のメニューをちょっとだけご紹介。

 

べじランチ 1,210円

 

お肉のランチ 1,210円

 

みるくじゃむ(黒ごま、アールグレイ、ラム、宇治ほうじ茶、塩) 864円

 

 

和かふぇ べじ家

新潟県新潟市中央区上所中1-8-20

025-278-3655

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