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サバの独自サンドが看板。気軽に立ち寄れる瀬波温泉「TOTO passeggiata」

県内他所の観光地と同様、ようやく賑わいを取り戻しつつある県北・瀬波温泉の目抜き通りを散策していると、面白そうなお店が目に入ってきました。「TOTO passeggiata」という名前を掲げるこのお店は、どうやらテイクアウトのできるキッチンカフェの模様。暖かい午後の昼下がり、気軽にフラリと立ち寄ってもよさそうな雰囲気につられて突撃すると、店主の松澤さんが丁寧に対応してくれました。

 

 

TOTO passeggiata

松澤 智和 Tomokazu Matsuzawa

1966年生まれ、埼玉県旧岩槻市出身。「TOTO passeggiata」オーナー。アパレル関係の会社を早期退職して夫婦で2015年夏、瀬波温泉街に同店を独立開業。ちなみに、店名の「TOTO」はイタリア語の「幸運」と日本の幼語で魚を意味する「とと」を掛け、「passeggiata」はイタリア語で「散歩」の意味。趣味は夫婦での旅行で、様々な観光地を訪れた経験がお店にもいきている。

 

青魚嫌いも美味しいと太鼓判を押す、サバフライの「TOTOサンド」。

――ごめんください。こちらはどんなお店なんですか?

松澤さん:いらっしゃいませ、ようこそ。当店はキッチンカフェで、お食事や喫茶がお楽しみいただけます。お酒もありますし、テイクアウトも承っています。テイクアウトは電話予約をいただければ、できたてのアツアツをご用意できます。

 

――表に描かれている「TOTOサンド」というのが看板メニューなんでしょうか?

松澤さん:そうです。国産の天然サバのフライと野菜を特注のパンで挟んだサンドになります。おかげさまで、とても好評をいただいています。

 

 

――サバフライのサンドというと柏崎が有名ですが、何か関連が?

松澤さん:いっしょに店を切り盛りしている妻の出身地が柏崎なんですが、その柏崎のものをはじめ全国にあるサバサンドをヒントにしながら独自に考案したのがこの TOTOサンドなんです。サバサンドっていうと軽食的なものが多いですが、TOTOサンドは割としっかり食事として召し上がっていただけるように作っています。

 

――確かにサイズも割とありますものね。その他、特長やこだわりのようなものは?

松澤さん:ふっくらした天然サバのフライの塩味と、それに合わせて地元のパン屋さんに特注しているパンの甘みとが、お互いを引き立て合うような味わいにしているつもりです。またシャキシャキした野菜の食感に、隠し味としてヨーグルトソースで酸味も加え、老若男女を問わず美味しく召し上がっていただけるのではないかと思っています。青魚が苦手な妻も美味しく食べてもらえると思います……というのも他ならぬ妻がそうなので(笑)。まぁ、召し上がっていただくのが一番です。ぜひどうぞ。

 

観光地のド真ん中でも地元客9割。海辺の店に憧れて脱サラ。

――お店は温泉街のド真ん中にありますが、お客さんはやはり観光の方がほとんどなのですか?

松澤さん:実はそれが意外とそうでもなくて。確かにGWやお盆など大型連休の期間は人通りも多く忙しくさせてもらっていますが、全体でいうと9割近くが地元あるいは近隣のお客様です。気に入ってくれたお客様が新たなお客様を呼んでくれたり、常連の方も増えてとてもありがたいことです。

 

――へぇーそれはすごい。そもそもの開店のきっかけを教えていただいても?

松澤さん:私も妻も以前はアパレル関係の勤め人をしていたのですが、こういうお店をふたりでやるのがかねてから共通の夢だったんです。いわゆる脱サラですね。どちらの地元でもない瀬波温泉を選んだのは偶然といえば偶然ですが、特に私の方は内陸で生まれ育ったので海に対する憧れが強く、移り住んでお店をやるなら海の近くにしたかったんです。それで色々と物件を探しているとここに巡り合い、すぐに決めました。開店は2015年の夏です。

 

――当初からこういう形態やメニューのお店をやると決めていたのですか?

松澤さん:そうですね。我々ふたりとも転勤族で全国各地への赴任をそれぞれ経験してきたのですが、縁もゆかりもない土地にふらっと立ち寄りやすいお店があると安心しますよね。そういうお店が自分たちでできたらいいな、と。また、趣味の旅行でもいろんな土地を訪れたのですが、観光地にもあまり肩肘張らないこんな「普通のお店」があったらいいな、というのを実現しているつもりでもあります。性別や年齢問わず、おひとり様でも気軽に立ち寄ってもらいたいというのが当初からのコンセプトといえるかもしれません。

 

地域のおかげでもうすぐ7年。今後も気軽に立ち寄れるお店に。

――開店からもうすぐ7年ということになるかと思いますが、運営の方はいかがですか。

松澤さん:偶然の巡り合わせでしたが、ここに店を構えて本当によかったと思っています。お客様はもちろんのこと、温泉街の方々や業者の方々も含め本当に温かく優しくて。例えば先ほど述べたTOTOサンドのパンも、地元のパン屋さんがこちらの要望を丁寧に汲み取って下さって理想的なものを提供していただいています。まったくのゼロからのスタートでしたが、こうして7周年を迎えられそうで、ありがたい限りです。

 

――それまでゆかりのなかった土地で、全くの別業種から転身してのスタートと考えると、すごいことですね。

松澤さん:……ここだけの話ですが、開店は最初、繁忙期のお盆が過ぎてからのんびりやろうと思っていたんです。でも不動産屋さんに「ゼッタイにお盆を経験しておいた方がいい」って強く勧められて。言われた通り準備を急いでお盆直前の8月11日にオープンしたんですけど、まぁいきなり目の回る忙しさで(笑)。でもお盆を過ぎるとしばらくは客足が途絶えて、本当に苦しかったんですが、お盆を経験したことで「またシーズンが来れば忙しくなる」と思えるようになり、辛い時期を耐え忍ぶよすがになったんです。あのアドバイスを実行しなければ耐えられず早々にやめちゃっていたかもしれないと考えると、不動産屋さん様様です。

 

――それは良いエピソードを聞きました。コロナの影響はいかがですか。

松澤さん:売上自体落ちたといえば落ちましたが、もともとテイクアウトを標準的にやっていましたし、先ほど述べたように地元や近隣の方々にご愛顧いただいていて、それほど深刻なダメージは受けなかったといえるかもしれません。オープン当初のお盆の後に比べれば、全然大したことないですよ(笑)。

 

――なら良かったです。今後の展望はいかがですか。

松澤さん:おかげさまで夫婦ともども、人間らしさを取り戻せたというか、自営業ならではのやりがい・喜びを満喫できています。全くのゼロからこれまで培ってこられたことを活かしつつ、今後も止まることなく、走りながら微調整・微修正を重ねていく感覚でがんばっていこうと思います。瀬波温泉においでの際は、ぜひ気軽にお立ち寄りいただければと思います。

 

――本日は突然の訪問にもかかわらず、ありがとうございました。TOTOサンド美味しかったです!

 

 

 

 TOTOサンド レギュラー 730yen/ハーフ 530yen

季節のまろやかキーマカレー 880yen

国産若鶏のから揚げ定食  980yen

国産天然サバ揚げ定食 930yen

 

TOKYO隅田川ブルーイング ゴールデンエール生ビール グラス480yen~

本格鹿児島産麦焼酎 550yen~

ウイスキー 450yen~

オリジナルスムージーサワー 630yen

ハウスワイン デキャンタ 930yen

 

季節のフルーツスムージー 580yen

手作り梅シロップソーダ割 580yen

ブレンド珈琲 480yen

アイスドリンク各種 430yen

 

フレンチトースト+d 780yen

よくばりチュロス+d 730yen

よくばり揚げ餅+d 680yen

ふわふわかき氷 600yen   など

 

テイクアウトの場合割引

 

 

TOTO passeggiata

〒958-0037 村上市瀬波温泉2-6-23

TEL 0254-62-7383

10:30-(19:00以降は予約) 火曜定休

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。
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