アニソンシンガーとしても活動する
ラジオパーソナリティ「櫻井ひかり」
カルチャー
2026.05.12
ゴールデンウィーク中にお出かけされた方も多いと思いますが、そんなとき頼もしい味方になってくれるのが、お天気や交通などの地域情報を発信している各地域のコミュニティラジオです。今回紹介する櫻井ひかりさんは「FMにいつ」でパーソナリティを務めるかたわら、アニソンをメインに歌うシンガーとしてステージにも立っています。「FMにいつ」のブースにお邪魔して、櫻井さんからラジオや歌についてのお話を聞いてきました。
櫻井 ひかり
Hikari Sakurai(株式会社 エフエム新津)
2000年長岡市生まれ。国際映像メディア専門学校卒業と同時に「FMにいつ」へ入社し、『クリック! 秋葉区』『なじらねラジオ』のパーソナリティを務める。一方でシンガーとしてエンタメ集団「Niigata Mix Sand」にも所属し、MCから裏方までこなす。プライベートでは、山菜を採ったり猫と戯れたりして過ごしている。
シンガーとラジオパーソナリティ
両方の道に進むことになったきっかけ
――櫻井さんは新潟市秋葉区のコミュニティラジオ「FMにいつ」のパーソナリティとして、また新潟のエンタメ集団「Niigata Mix Sand」に所属するシンガーとしても活躍されています。今日は、それぞれの道へ進むことになったいきさつを教えてください。
櫻井さん:どちらも「国際映像メディア専門学校」に通っていたことがきっかけなんです。最初は看護や介護の仕事をしたかったので入学するつもりはなかったんですけど、友達に付き合ってオープンキャンパスに参加して、歌の体験授業を受けたらあまりにも楽しくて入学することにしました(笑)
――そんなに楽しかったんですね。入学してからは、どんなことを勉強されたんですか?
櫻井さん:声優アクターズ科声優ア—ティストコースというコースで、ヴォーカルやダンス、「アーティキュレーション」という発声トレーニングを受けながらスキルを磨きました。
――専門学校時代の出来事で、印象に残っていることはありますか?
櫻井さん:アニソンを多く歌われている新潟出身のシンガー・石田燿子さんに講師としてお世話になり、石田さんが主催しているライブステージにも立たせてもらったんです。とてもいい経験をさせていただきましたね。
――石田燿子さんといえば、私でも知っている『美少女戦士セーラームーン』のエンディングを歌った方ですよね。
櫻井さん:そうなんですよ。おかげでアニメソングが大好きになりました。専門学校は2年制なんですけど、私は研究生としてもう1年勉強することにしたんです。そんなときに先生から「FMにいつ」の求人を紹介していただいて、地域に寄り添って支えている放送局の姿に魅力を感じて志望したんです。

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コミュニティラジオならではの、
地元に寄り添うことの魅力と苦労。
――「FMにいつ」に入って、まさかすぐに番組を担当したわけじゃないですよね。
櫻井さん:もちろんです(笑)。入社してからの半年間は研修期間として裏方の仕事をやりながら、先輩の番組で区役所からのお知らせやCMの原稿を読んだり、ミキサー操作を学んだりしました。番組パーソナリティとしてデビューしたのは、正社員になった4月からでしたね。
――その当時のことを覚えていますか?
櫻井さん:とにかく生放送の日が来ないでほしいと怖れていました(笑)。当時の音源データは今でも残してあって、ときどき聴いては初心を思い出しているんです。年末には必ず聴いて「今年も1年間乗り越えることができた」という気持ちを噛み締めています。
――それは立派な心がけですね。他にも心がけていることってあるんでしょうか?
櫻井さん:ラジオって目には見えない音だけの世界ですから、聴きやすくてわかりやすい放送を心がけています。難しい言い回しは使わないようにして、できるだけ簡単な言葉で伝えるようにしているんです。
――たしかに簡単な言葉の方がすっと頭に入ってきますよね。コミュニティラジオとしては、地元に寄り添った内容の放送が多いと思います。
櫻井さん:そうなんですけど、秋葉区の方々に秋葉区の情報を発信しても、リスナーの皆さんの方が詳しかったりするんですよ(笑)。ですから、近隣地域まで含めた情報を幅広くお届けするよう心がけています。個人的には、災害時に情報源として選んでいただけるようなラジオ局でありたいですね。
――「信頼されるラジオ局」ということでしょうか。番組をやっているなかで「難しい」と感じることもあるんでしょうね。
櫻井さん:インタビューするときに「難しい」と感じることが多いです。性格も考え方も様々な相手に対して、どんなふうな質問を投げかけたら相手からの言葉を引き出せるのか、今でも悩みますね。
――初対面の相手だと、なおさら難しいですよね。
櫻井さん:あとは、ディレクターがつかないワンオペ進行なので、パソコンや放送機材のトラブルがあった場合でもひとりで乗り切らなければならないんです。その反面、自由に番組を送らせていただいていますけどね(笑)
――ワンオペならではのメリットとデメリットがあるわけですね。では、やってきたなかで喜びを感じたことがあったら教えてください。
櫻井さん:私の伝えたいことが、リスナーさんにちゃんと届いていたときですね。例えば、私が番組のなかで紹介したスポットへ足を運んでくれて、感想を伝えていただけたときはやりがいを感じます。
――それは嬉しいですね。
櫻井さん:あとリスナーさんから「病院で家族の手術を待つ間に番組を聴いていたおかげで、落ち着いて乗り切ることができました」というメッセージをいただいたときは、自分の放送が誰かの不安を和らげる力になれたことが嬉しかったです。

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目指すはアニメとのタイアップ。
歌でどこかの誰かを元気づけたい。
――ラジオパーソナリティのかたわら、シンガーとしても活動されていますよね。
櫻井さん:そうなんです。学生時代に、ステージで歌わせてくれるイベントを探していて、「Niigata Mix Sand」の前身にあたるエンタメ集団と出会いました。西堀ローサにあった「よろっとtoローサ」でアニソンのカバーをしたのが最初でしたね。ゲストとして何度か出演させてもらっていたんですけど、2023年から「Niigata Mix Sand」の正式メンバーとして活動することになりました。
――「Niigata Mix Sand」では、アニソンのカバーをしているんでしょうか?
櫻井さん:最初はそうだったんですけど、「Niigata Mix Sand」でシンガーとして活動している副代表のGUNちゃんから、オリジナル曲をつくってもらうことができたんです。私が歌うアニソンのイメージでつくってくれて、現在では4曲のオリジナルソングを歌わせていただいています。
――ステージで心がけていることがあったら教えてください。
櫻井さん:歌詞のメッセージが聴いている方にちゃんと届くように心がけて歌っているので、ワンフレーズでも心に残ってくれたら嬉しいですね。あとは聴いている方に楽しんでいただいて、ほっとするような時間をお届けできればと思っています。欲を言えば、たまたま通りかかった方にも立ち止まっていただけたら嬉しいですね(笑)
――最後にシンガーとしての目標をお聞きしてもいいですか?
櫻井さん:ずばり、アニメとのタイアップです(笑)
――やっぱりアニソンにこだわるんですね。
櫻井さん:アニメには今まで元気づけられてきましたし、アニメのおかげで乗り越えられたことも多いんです。私の歌がどこかの誰かを元気づけられたら、こんなに嬉しいことはありません。

櫻井 ひかり
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