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どんな食材でもカレーにしてしまう「Curry&Spice 晴れる屋」。

カレー屋さんの正体は、歯科衛生士さん?

6月、最後の3日間は「カレーデイズ」と題して、新潟の素敵なカレー屋さんをご紹介していきます。ジメジメな梅雨を吹き飛ばしてくれるカレー屋さん、1日目は「Curry&Spice 晴れる屋」。このお店をやっている南さん、普段は歯科衛生士として働いているらしいですよ。

 

Curry&Spice 晴れる屋

南 志帆 Shiho Minami

1982年新潟市生まれ。日本歯科大学新潟短期大学を卒業後、歯科衛生士として18年従事。2012年より「Curry&Spice 晴れる屋」の活動もスタートし、イベント出店、店舗の間借り、カレー教室などを展開。野菜たっぷりカレーが大好き。

 

スパイスカレー教室でひっくり返った、カレーの概念。

――南さんは、子どもの頃から好きな食べ物はやっぱりカレーでしたか?

南さん:ん~、好きは好きでしたけど、毎日カレーが食べたいというほどでもなくて。あくまで子どもたちがみんな、カレーやハンバーグ、ピザが好きなようなレベルの「好き」でしたね。

 

――カレー屋さんになるぐらいだから、めちゃくちゃカレーが好きだったのかと思ってました。

南さん:今は好きですよ(笑)。

 

――何かきかっけがあったんですか?

南さん:私は歯科衛生士として働きながら、野菜と玄米を主としたマクロビオティックの料理をイベントでやっていたんです。そのときに、たくさんの料理をちょこちょこと盛り付けるよりも、よそって出せる料理の方が効率がいいと思って。それでカレーを作るようになって、スパイスカレー教室に行ってみたら……衝撃的。もうカレーの沼にハマりましたね。すっかりカレー大好き人間になってしまいました。試作でカレーが続くことも(笑)

 

 

――歯科衛生士をしながらイベントに出ていたんですね。ちなみに、スパイスカレー教室ではどんな衝撃が?

南さん:いろんな衝撃がありましたよ。例えば、スパイスではない豆も香りとしてテンパリングすることに驚きました。味を加えるために豆を使わないで、香りって…。衝撃的でしたね。

 

――豆をそんな使い方をするなんて、初耳です。気になっていたんですけど、今でも「Curry&Spice 晴れる屋」として活動しながら歯科衛生士の仕事は続けているんですか?

南さん:はい。平日は歯科衛生士、休日はカレー屋。そんな二つの面を持っています。イベント出店などが続くと体力的に辛いけれど、それより「楽しい」が勝るので。あとは歯科医院のスタッフたちも認めてくれていて、試作カレーを食べてくれたり、イベントに来てくれたり、とても良い環境で活動させてもらえています。本当にありがたいです。

 

「Curry&Spice 晴れる屋」のカレー。どんなカレー?

――それでは「Curry&Spice 晴れる屋」のカレーについても教えてください。どんなこだわりが詰まっていますか?

南さん:今の時期だとソラマメやトウモロコシ、ビーツなど、なるべく季節の野菜を使っています。そして、新潟県産を意識して。もちろん時期によっては手に入りにくい場合もあるから、そんなときは乾物やキノコ、魚を使ったカレーを作ることもありますね。あとは自分が苦手だから「辛くないカレー」になっています。

 

――辛いのが苦手なんですね。カレーに使う野菜を選ぶ基準は?

南さん:「ナスとトマトのキーマカレー」を作ろうとか、作る前から具材を含めたメニューを決めることはありません。買い出しに行ってから食材を見て、インスピレーションで決めています。だから必ず2種類のカレーを作るけれど、場合によっては4種類の時も。

 

 

――買い出しに行ってからとなると、たくさんのレシピが頭の中にあるのでは?

南さん:そうですね。今までに作ってきたカレーは50~100レシピ。毎年のように作っているレシピもあるけれど、なるべくいろんな野菜を組み合わせて作るように心掛けています。

 

――そうなると、スパイスの組み合わせもたくさんレパートリーがありそうですね。

南さん:コリアンダーやクミンなど、一般的なスパイスを中心に使用していて、カレーによっては変えています。「どんな野菜を使うか」を重視しているから、何十種類ものスパイスを組み合わせるより「野菜」がポイントなんです。

 

――そうなんですね。他にもこだわりはありますか?

南さん:お米ですね。インディカ米の一種で、芳醇な香りで有名な「バスマティライス」というお米があります。この品種を日本の風土に合わせて品種改良した自然栽培米「プリンセスサリー」を炊いているんです。枝豆みたいな香りがして、モチモチしたコシヒカリとは正反対にサラッとした印象。とてもカレーと相性抜群なんですよ。

 

カレーは自由。だから枠にとらわれずに作るんだ。

――南さんは、どんなカレーを作ったときに喜びを感じますか?

南さん:どんな食材でもカレーにできると思っているから、いつも違うカレーを作っています。だから珍しい食材を発見して、それでカレーが作れたときはテンションが上がりますね。それこそ、最近はビーツのカレーを作りました。ピンクの派手なカレーで、カレーっぽくなかったですけど(笑)。写真があるので見てください。

 

――(見て)おお! なかなかなピンク色ですね。原宿っぽいというか(笑)。

南さん:原宿(笑)。きゃりーぱみゅぱみゅが好きそうですよね。豆乳で伸ばしてポタージュみたいにすることで、鮮やかな発色に辿り着いたんです。ピンクのビーツカレーじゃないけれど、枠にとらわれずに自由なカレーをどんどん作りたいですね。

 

――それでは最後に、これから予定しているイベントや企画があれば教えてください。

南さん:新型コロナウイルス感染拡大の影響で、正直、イベントの見通しはほとんど立っていません。でも間借りでのカレー販売は少しずつ再開していこうかなと。あとは、こんな時期だからこそ、自宅でも「Curry&Spice 晴れる屋」のカレーを楽しんでもらえるように、好きな野菜を加えたら完成する野菜カレーのスパイスキットを開発しています。チキンカレー、キーマカレーはよく目にするけれど、野菜カレーのキットは珍しくないですか? 完成したらSNSで発信するので、楽しみに待っていてくださいね。

 

「Curry&Spice 晴れる屋」のカレー。今日の献立。

カレープレート

 

Curry&Spice 晴れる屋

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