健康と美容を意識した酵素入りの「kall will store」のスイーツ。
食べる
2020.11.08
以前、記事をお届けした「山cafe一歩」。その店内で販売されている見た目が綺麗でお洒落なグラスケーキのことが、取材後もずっと気になっていました。しかもそれぞれ人間みたいな名前がつけられていて、ユニークで。食べてみたい。そして取材したい。そこで今回は、「kall will store(カルウィルストア)」の木村さんに、ケーキのこだわりについていろいろお話を聞いてきました。


kall will store
木村 智 Satoru Kimura
1982年三条市(旧下田村)生まれ。長岡市の調理師専門学校を卒業後、新潟市内の中華料理店や給食センターで働く。その後、建築関係の仕事をしているときに趣味でスイーツ作りを始め、2004年に開催された「第1回しただ地域資源発掘コンテスト」でスイーツのアイデアを提案してグランプリを獲得。それを機に三条市内でスイーツショップ「kall will store」をオープンする。現在は「山cafe一歩」内でスイーツを販売。趣味はカラオケでサザンとミスチルが十八番。
趣味で作っていたスイーツでグランプリを獲得?
——木村さんはどこかでスイーツ作りの修行をしてきたんですか?
木村さん:いえ、料理の仕事はしてましたけど、スイーツ作りは趣味でやってました。
——お料理の仕事というと?
木村さん:長岡市にある調理師専門学校を卒業して、新潟市内の中華料理店や給食センターで調理師をしてました。
——趣味でやっていたスイーツ作りを仕事にしようと思ったきっかけって何だったんですか?
木村さん:私の地元の下田地域は、美味しい米やサツマイモが名産品なんですよ。その名産品を使ったスイーツを作って地元をPRしたいとずっと思っていたんですね。そんなときに、「第1回しただ地域資源発掘コンテスト」のチラシを見たんです。下田地域の農林水産業に関する未発掘資源を発掘して、新しい魅力を発見しようっていうコンテストでした。そのコンテストに、下田のサツマイモを使ったスイーツのアイデアを応募してみたら、なんとグランプリを獲得しちゃったんです。それがきっかけでスイーツ作りを仕事にしたいって思うようになったんですよね。
——なるほど。それで「kall will store」を始めたんですね。
木村さん:グランプリを獲った8ヵ月後にオープンしたんです。自宅の庭に2畳半の広さのプレハブを建てて、そこを工房にしてスイーツを作ってました。店舗は三条市内にある美容室の1階を借りて、そこで売ってたんです。
——今もその店舗で販売してるんですか?
木村さん:いえ、インターネット通販だけにしたので店舗営業はやめたんです。でもその後、弟の友達だった「山cafe一歩」のオーナーから誘ってもらって、「山cafe一歩」のお店の中で「kall will store」のスイーツを販売することになりました。

酵素が入ってノンシュガー、そのうえ名前がついてるケーキたち。
——「kall will store」のスイーツって、けっこうこだわりがありそうですよね。
木村さん:まず下田の美味しい米やサツマイモを使っていること。あとは「酵素」を取り入れてることですね。そのために大阪の「日本酵素マイスター協会」で酵素について勉強をしてきました。フルーツを発酵させて作った酵素ジュースを甘味料として使っているので、砂糖を使ってないノンシュガースイーツなんですよ。
——「酵素」ってよく分からないのですが、使うメリットってあるんですか?
木村さん:身体の代謝がよくなって、太りにくく肌が綺麗な体質になるんです。
——へ〜、それは女性には嬉しいスイーツですね。よく見るとグラスケーキの名前が人の名前っぽいんですけど……。
木村さん:そうなんですよ。作ってるうちにケーキに愛着が湧いてきちゃって名前をつけてるんです。食べるお客様にも愛着を持ってもらえたらいいなって思ってるので、名前をつけるだけじゃなくて、それぞれ違った性格を設定してるんです。言ってみたらケーキの擬人化ってとこでしょうか。最終的にはグラスケーキの絵本を出版したいとさえ思ってます(笑)

——擬人化、詳しく教えてください(笑)
木村さん:「MARNIE(マーニー)」っていう、ココア、サツマイモムースプリン、おからケーキがひとつになったグラスケーキがあります。これは、ナチュラルなお洒落さんで帽子好きっていう特徴を持ってます。かぶっている帽子もその日の気分でピスタチオやラズベリー、イチゴに変わるんです。
——なるほど、そういうことか。名前や性格があると、なんとなく愛着を感じやすいですね。
木村さん:そうでしょ?あと「AYA(アヤ)」っていうケーキにはモデルが実在するんですよ。4歳の女の子なんですけど、大きな病気をしてアレルギー体質になってしまったんです。その子のお母さんから、食物アレルギーのある子でも食べられるケーキを考えてほしいっていう相談を受けて作ったケーキなんです。その子のおかげで自分のやりたいことが明確になった気がしましたね。

夢は「酵素キューブ」の台湾進出、美容ワークショップの開催、そして。
——今後はやってみたいことってありますか?
木村さん:まず台湾で「酵素キューブ」を販売してみたいです。「酵素キューブ」っていうのは「日本酵素マイスター協会」と「kall will store」が一緒に開発した、ブルーベリーを発酵させて作るキューブ状のビーガンスイーツです。以前、日本のスイーツをPRする台湾のイベントに出店したとき、来場者や台湾のバイヤーにとても気に入ってもらえたんですよ。
——おお、世界進出! 他にもありますか?
木村さん:食を通した美容っていうものをもっと勉強して、全国でワークショップを開きたいと思ってます。あとスイーツとまったく関係ない夢でもいいですか?
——ぜひぜひ。
木村さん:毎年地元の下田で「大人の鬼ごっこ」っていうのを開催してるんです。体育館を借り切って10〜15人くらいで鬼ごっこをしてるんですよ。大人になってから鬼ごっこをやる機会ってほとんどないけど、やってみると童心に戻れてとっても楽しいんです。今は地元の体育館でやってますが、いつかはこれをビッグスワンで開催するのが夢ですね。
——ほんとにスイーツと関係ない夢でしたね(笑)。ありがとうございました。

全部で20種類あるカップケーキすべてに名前や性格がつけられているのだとか。きっと木村さんにとっては我が子のようなケーキたちなんでしょうね。みなさんも愛着を持って、それぞれ名前や性格の違うケーキを楽しんでみてはいかがでしょうか。「kall will store」のカップケーキは「山cafe一歩」での販売のほか、インターネットでの通販で手に入れることもできますよ。
kall will store
〒950-1134 新潟県新潟市江南区天野1672 ※移転しました
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