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[ 新潟を知ろう ]住んでいても意外と知らない、新潟のアレコレ。

  • その他 | 2020.05.17

せっかくだから、自分たちの住んでいる新潟について調べてみました。

こんにちは、Things編集部です。いつもThingsの記事をご覧いただき誠にありがとうございます。今回の新型コロナ禍、そして政府の緊急事態宣言に伴って、私たちもできるだけ人と人の接触を減らして感染拡大を防止すべく、この春は取材の一部を自粛し、飲食店さんのテイクアウトメニューの紹介などを中心に活動をしています。

 

平常通りの記事の配信を再び再開できるようになるまで、今はじっと我慢の時期。とはいえ、毎日の記事のリリースを欠かすわけにはいきません。そこで本日は、せっかくステイ・ホームしているなら、調べ物をしよう、ということで、「おおよそのことは知っているつもりだけど、知らないこともたくさんある」私たちの暮らす新潟のことを調べてまとめてみました。

 

手抜き記事じゃないかって? すみません、それは謝ります。でも、こんなときだからこそ、読みながら「あー、それ知ってる知ってる」「そんなん常識じゃん」「へー、それは知らなかった」「誰かに話してみよー」と軽い気持ちでお付き合いいただければ幸いです。

 

 

そもそも新潟はなんで「新潟」っていうの?

まずは新潟の地名の由来から。地名由来辞典(http://chimei-allguide.com/)によると、以下のように書かれています。

 

“信濃川と阿賀野川の河口の中州に新しく形成された潟湖から「新しい潟」の意味で「新潟」となった”(―地名由来辞典より引用)

 

しかし、歴史上「新潟」の地名が最初に記録に現れたのは戦国時代の1520年。当時どうして「新潟」が存在したのか、その理由は定かではなく、あくまで上の由来は「諸説あり」のうちのひとつのようです。

 

他には、「信濃川河口に新しくできた島を『新方(にいかた)』と呼んでいたのが『新潟』に訛った」「古町あたりに人々が移住したときに、それまでの村に対して新しい土地を『新方(にいかた)』と呼び、『潟』の字をあてて『新潟』になった」という「にいかた」→「にいがた」説があるみたい。元々「新潟」という名前の潟があった、というシンプルな説もありました。

 

 

新潟はいったい何地方に属するの?

南北に長く、山形・福島・群馬・長野・富山の各県と県境を接している新潟県(海上では石川とも隣接)。「ウチらって、結局どこの地方なの?」と疑問に思い続けてきました。

 

結論から言うと、「新潟は○○地方」と公式に決められてはいません。そもそも、「○○地方」というものに法律上の明確な定義はないそうです。天気予報では「関東甲信越地方」や「北陸地方」をよく聞きますし、よく地図とかで見る八地方区分では「中部地方」。新潟に住んでいると、「関東と一緒にしてもらえるのは嬉しいけど東京と同じじゃちょっと気後れするし…」「中部は中部でも名古屋とかあっちの方とは違う感じがするし…」「北信越とかしっくりくるけど、福井や石川と親しい感じはあまりないし…」、どれもピンとこないんですよね…。ちなみに、新潟に縁もゆかりもない人の中には、未だに「え、新潟って東北でしょ」と思っている方も多いです。Wikipediaの「地方」の欄には、「中部地方、北陸地方、甲信越地方、信越地方、北信越地方、上信越地方、広域関東圏」とありました。うーん、地方マニア。

 

 

ランキングで新潟県の「規模感」を知っておこう。

けっこう大きい新潟県。47都道府県で何番目の大きさかというと、5番目。1位はもちろん北海道。以下、岩手、福島、長野ときて、新潟がランクイン。その面積は12,583.46平方キロメートルです。ちなみに、10位以内には他に秋田、山形、青森も入っていて、東日本(特にノースサイド)で上位を占めています。

 

人口は、新潟県は第14位。推定人口約222万人ほど。県ではなく市町村単位の場合は、新潟市が約79万人で全国第15位。長岡市が約26万人で80位にランクインしています。新潟市はだいたい浜松市と、長岡市はだいたい水戸市や東京の府中市と同じくらいです。ベスト200までの範囲で見ると、上越市が約19万人で121位にランクインしていて、大阪の岸和田市、東京の日野市や三鷹市、神奈川の小田原市と同じくらいです。人口密度ランキングだと、新潟市は237位。たいへんゆとりのある町です。

 

知ってて得することはないかもしれませんが、もし東京の人とかに、「長岡ってどのくらいの街なの?」と聞かれたら、「うん、まあ、人口の規模的には府中くらいだね」とサラッと答えると、「あー、そうなんだー」と分かってもらえるかと思います。

 

 

新潟県の鳥、花、木を知っていますか?

各都道府県には、郷土を代表する花や木や鳥があります。皆さん、全部知っていますか? 簡単なところから行くと、まずは花。4月の終わりから5月にかけて萬代橋にずらっと並んでいますよね。そう、チューリップ。(お隣の富山県もチューリップ仲間。)

 

続いて、鳥。これも簡単。ニッポニアニッポン、そう、朱鷺(トキ)です。新潟県の宣伝マスコットキャラクターはトキをモチーフにした「トッキッキ」。

 

そして一気に正答率が下がりそうな、新潟県の木。正解は「ユキツバキ」。雪解けとともに姿を現し、春の今の時期に、赤く綺麗に咲いています。

 

ところで県の花とは別に「県の草花」というのが新潟県にはあって、それは「雪割草」。ついでにいうと「県の観賞魚」というのもあって、「錦鯉」が指定されています。

 

 

ちょっと自慢したい、新潟の歴史のポイントだけ抑える。

新潟の歴史も知っておきたいところだけれど、まずは縄文時代に越後平野が…とか、大化の改新の頃の647年に渟足柵(ぬたりのき)が…なんてところから始めると、膨大な分量になってしまうのでサクッと、「ちょっと自慢したい」と思えるポイントだけ。

 

新潟県の有名な武将といえば、やはり「越後の虎」上杉謙信に代表される上杉氏。謙信はお兄さんの長尾晴景に代わって家督を継いでから、越後国を統一しました。強いだけじゃなく「敵に塩を送った」正義感の強い義を貫く武将としても有名です。謙信が活躍したのは、織田信長や武田信玄が生きた時代。彼らの中でも才能ある武将のひとりとして今も評価され、武田信玄との「川中島の戦い」などで名を馳せています。

 

ところで新潟県には、実は「日本一の人口」を誇っていた時代がありました。「え、東京をさしおいて?」そう、東京をさしおいて。1873年の人口統計によると、東京とは人口109万人。それに対して新潟は144万人。19世紀後半、日本を代表する都市だったのですよ、新潟は。その理由は、当時の経済の中心が「米」と「海運」だったから。代表的な「北前船」の寄港地として栄えたのです。けしてメガロポリスだったというわけではありません。

 

歴史上の人物も、名前だけは知っておくといいかもです。政治家で有名なのはなんといっても唯一の新潟県出身内閣総理大臣、柏崎出身の田中角栄。上越出身の前島密、佐渡出身の北一輝もいます。軍人では太平洋戦争で連合艦隊司令長官だった山本五十六が長岡出身です。武士の世界からは、上杉家家臣の直江兼続、赤穂四十七士のひとり堀部安兵衛、長岡藩士の河井継之助と小林虎三郎が有名でしょうか。研究者で有名なのは、オギノ式の荻野久作先生。

 

と、いう感じでThings的「新潟の基礎情報まとめ」をお送りしました。「日本人は日本のことを知らない」「日本人は自分の住んでいる場所について語れない」と外国の人からよく言われます。とても基本的な情報でも、知っているつもりで、意外と知らずに恥をかくこともあります。ときどきこういう、「ちょっと知っとこう」的なコンテンツ、いかがでしょうか。

 

 

主な参考資料:

Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/)

ねとらぼ(https://nlab.itmedia.co.jp/)

地名由来辞典(http://chimei-allguide.com/)

にいがた観光ナビ(https://niigata-kankou.or.jp/)

都道府県虎の巻(https://prefecture.gontawan.com/)

 

※政府の緊急事態宣言を受け、Things編集部は現在、取材活動の一部を自粛しています。そのため通常とは異なる体裁での記事の配信となっております。何卒ご理解いただければ幸いです。

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