会いたくなるタオルソムリエがいる、
堀之内南のタオル専門店「Lavic」
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2026.06.24
今回お邪魔したのは、新潟市のデパートや商業施設で長年親しまれてきたタオル専門店「Lavic」。現在、堀之内南のお店で、日常使いから贈り物までさまざまな用途のタオルを販売しています。今回は3代目となる折笠さんに、お店のこと、販売しているタオルのことなど、いろいろとお話を聞いてきました。
折笠 拓磨
Takuma Orikasa(Lavic)
1984年新潟市出身。バンドでの音楽活動を行った後、家業である「株式会社Lavic」に入社し、店舗販売や企業向けのタオル販売を行う。昨年の5月、西堀ローサから現在の店舗に移転し、タオルソムリエの資格を生かした接客を行っている。趣味は海釣り。
タオルを売って、60年以上。
「Lavic」のこれまでのこと。
――まずは「Lavic」というお店のことについて教えてください。
折笠さん:「Lavic」は僕の祖父が60年以上前にはじめたお店です。当時は百貨店全盛の時代で、大和デパートに店舗を構えていました。その後、大和が閉店したことをきっかけに西堀ローサへ移転し、現在は堀之内南の店舗でタオルの販売を続けています。店頭での販売だけでなく、商業施設への出店や、企業向けの名入れタオル、美容院や介護施設向けのタオルの卸なども幅広く手がけています。
――折笠さんは、このお店で働く前はどんなことをされていたのでしょう。
折笠さん:実はバンドを組んで音楽活動をしていました。結構本格的に活動していて、CDを出したり、全国ツアーをしていたくらいだったんですよ。ちなみにバンドではボーカルを担当していました。
――バンドマンだった折笠さんが、どうして家業に入ることに?
折笠さん:結婚とか、将来のことを意識しはじめたのがきかっけですね。仕事をするなら、小さい頃からずっと身近にあったタオルに関わることがいいなと思っていたんです。結婚することになって、仕事を探すことになったときに、父である社長に「本気でやりたいから会社に入れてほしい」ってお願いして入社しました。それが13年前のことですね。
――今回この場所に移転してきたのも、折笠さんたっての希望だったのだとか。
折笠さん:ここは西堀ローサみたいな商業施設でもないし、大通り沿いにあるわけでもないから、あまり条件のいい場所ではなくて。でもそれまで倉庫兼事務所として使っていたこの場所を、人が集まるお店にしてみたいっていう思いがあったので、社長を説得してここに移転することにしました。僕は今後、この会社を継ぐつもりでもあるので、僕自身がここでどれだけやれるか、試してみたかったんです。

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好きだけじゃなくて、説得力を。
「タオルソムリエ」がいるお店。
――さすがタオルの専門店だけあって、お店の中にはいろんなタオルがあります。
折笠さん:種類でいうと100種類以上はあるんじゃないかな。いろんな種類のタオルを気軽に楽しんでほしくて、お店には「eRABOU!!」というコーナーを設けています。このコーナーにあるタオルはどれを選んでも均一価格で買えるんです。これはうちが大和にお店を出しているときからやっているサービスなんですよ。
――均一価格は消費者にとってもありがたいサービスですね。
折笠さん:この中には、ガーゼやオーガニックコットンなど、肌触りのいいタオルもあるのでお得だと思います。大和でお店をはじめた当時からの取引先から仕入れているからこそできているサービスなので、これは「Lavic」の強みになっていると思います。
――ところで、折笠さんは「タオルソムリエ」の資格をお持ちなんだとか。
折笠さん:ワインソムリエのタオル版、というとイメージしやすいかもしれません。資格を取るためには、タオルの素材や性質から、タオルができるまでの工程、タオルにまつわる歴史まで学びます。タオルの業界に入るからには、タオルが好きだけじゃなくて、説得力が欲しかったんです。勉強は大変でしたけど(笑)、受かったときは本当に嬉しかったですね。
――タオルを選ぶときって、どんなものを選べばいいかすごく迷うので、いろいろ聞きたくなっちゃいます。
折笠さん:うちでタオルを買ってくれるお客さまの多くは大切な人へのプレゼントとして選ばれている方が多くて。中には、赤ちゃんやアトピーを持っている方にプレゼントしたいけど、何を選べばいいかわからないというご相談の方もいらっしゃいます。そのときに、ソムリエの知識を使って、素材ごと、製法ごとの特徴をお伝えしながら、一緒にタオルを選んでいます。
――ソムリエが選んでくれると、安心感がありますね。
折笠さん:説明に説得力をもたせるだけじゃなくて、そのタオルの魅力を最大限に伝えることができるのがソムリエの魅力だと思うんです。赤ちゃんが生まれたときにいちばん最初に触れるのって、取り上げるときに使うタオルですよね。はじめて触れるものですし、それから毎日使うものだからこそ、「どのタオルを使うか」を考えるきっかけになる場所になるといいな、と思っています。
――このお店にいると、もっとタオルのことが知りたくなります。
折笠さん:そう言ってもらえると嬉しいですね。今はインターネットで何でも買える時代になって、タオルも簡単に買える時代になりました。でも、タオルって実際に触ってみないと厚みや肌触りはわからないですし、商品のレビューだけでは気づけない、そのタオルにまつわるお話もたくさんあると思っていて。それをタオルに触れてもらいながら伝えたいと思ったのも、「Lavic」というお店を残した理由のひとつなんです。


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お客さまの喜ぶ顔がみたい。
折笠さんが考えた、アイデア商品。
――これからの「Lavic」を引っぱっていく折笠さんが、新しくはじめたこともあると聞きました。
折笠さん:プレゼントとして、「フラワーギフト」というのを作りはじめたんです。これは、タオルでお花を作って、ブーケやバスケットにするものです。タオルをそのまま売るのではなくて、自分のアイデアをかたちにして、お客さまに喜んでもらいたくてはじめました。
――タオルのブーケははじめて見ました。これなら贈り物にぴったりですね。
折笠さん:お祝い事などでお花を贈ることは多いと思いますが、「生花ではなくタオルで表現できたら面白いんじゃないか」と考えたんです。以前、病室には生花を持ち込めないことが多いと聞いたことがありました。「タオルフラワー」なら枯れる心配がありませんし、飾った後はタオルとしてお使いただけるのでぴったりだと思ったんです。また、タオルフラワーの他にも、タオルをクマの形にした「タオルベア(ベアフラワー)」も可愛いと人気を集めています。
――どちらも可愛いです。
折笠さん:「ベアギフト」は他にもやっているお店はあるんですけど、あらかじめ決まったタオルで作られているものが多いんです。でも、うちは素材や色も自由にお選びいただけます。これも「Lavic」ならではかもしれませんね。最近は、自分の推しの色で作りに来てくださる方も多いんですよ。「タオルフラワー」も「ベアフラワー」もオンラインでも販売しているので、県外の方のご注文もいただいています。
――オンラインストアの中には「タオルソムリエギフト」というものもありますが、これはいったい……?
折笠さん:色や値段、素材などのリクエストから、おまかせでギフトをご用意するものです。実はこれは、対面で僕がやっていることのオンライン版なんですよ。本当はお店に来ていただけるのがいちばんいいのですが、新潟県内でも遠くてなかなか足を運べない方もいると思うので。時間や距離がネックになっている方にもお届けしたくて、このサービスもはじめました。


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いろんな人にお店を知ってもらって、
「会いに来た」と言われるように。
――この場所に移転してから一年、手応えはいかがでしょう。
折笠さん:この場所はだいぶ奥まっているのでなかなか見つけてもらえないことが多いので、SNSを通じてもっといろんな人にこのお店を知ってもらいたいなと思っています。うちはありがたいことに、一度来ていただいたことのあるお客様のリピート率が高いので、気になっている方はぜひ一度お越しいただけたら嬉しいですね。
――折笠さんの明るいキャラクターも、リピートする理由のひとつかもしれませんね。
折笠さん:その理由でみなさんにリピートしてもらえるように、頑張りたいですね(笑)。僕、人と話すのが本当に好きで、人と話したいからお店を残したくらいなんです。お客さまと対面で話して「このタオル良かった」って言ってもらえるのが嬉しくて。これからは「会いに来た」って言ってもらえるような人を増やしていけるように、僕も進化していきますよ。
――これからが楽しみです。最後に、これからの目標を教えてください。
折笠さん:お店を続けて、「タオルといえば『Lavic』だよね」って言ってもらえるようにしていくのが目標です。何万枚もあるタオルの中から、厳選したタオルだけを販売しているので、いいタオルしかないと自信を持って言えます。まずはぜひ一度、お店に来てもらえたら嬉しいですね。

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